2020/4/27

「誰か、日本人をもっと誉めてくれないか」〜私たちは頑張っている   政治・社会・文化


 日本全体でこんなに頑張っているのに、
 なぜだれも誉めてくれないのか?
 数字だってかなりいいものが出ているじゃないか。
 なぜ、評価しない。
 危機感をあおるだけでなく、少しくらい誉めたっていいじゃないか、
 口はタダだ。

というお話。
クリックすると元のサイズで表示します
(「青空とこいのぼり」フォトACより)

【誰も誉めない】
 緊急事態宣言から3回目の日曜日を終え、3回目の週明けです。
 私自身は3年前からずっと自粛生活みたいなもので、賑わいのある所には出かけていませんから世間がどんな様子かはテレビで見るのがせいぜい、実態についてはよくわかりません。
 ただし先週話題になった戸越銀座や湘南海岸も、この土日は人通りもすっかり絶え、東京の娘によると周囲は自粛疲れよりも自粛慣れの気持ちが強いみたいで、今はむしろ落ち着いた雰囲気になっているようです。

 一方、政府や地方公共団体はそれどころではなく、来るべき大型連休に向けて戦々恐々、あちこちの駐車場や公園を封鎖し、チューリップやユリの首を切り、旅館や飲食店を閉じてまったくの臨戦態勢。おかげで今のところ感染爆発は避けられているという面もあると思うのですが、それにしても誰も現状について中間報告とか評価とかをしてくれないのはなぜなでしょう?

「あんなに渋滞していた湘南から県外車がほとんど見られなくなった、戸越銀座も空きずきしている、素晴らしい!」
という人はひとりもいません。


【それなりに、ものすごく立派にやっているじゃないか】
 私は元教師で、教師というのは誉めるのが仕事です。
 いいことがあったら必ず誉める、少しでも成長したら誉めてやらねばならない、成果が出なくても努力は誉める、そういうことが骨の髄までしみ込んでいますから、今回のコロナ事態に関しても公的な人々やマスコミがきちんと評価して誉めてくれないのが大いに不満なのです。

 例えばNHKもニュースに「東京都の感染確認 12日連続で100人超」とか書いて(26日朝)、もちろんそれは間違っていないのですが、一時は200人を越えた1日あたりの新規感染者数が連続8日間100人台で推移し、しかもそのうち6日間は140人以下を続けている、そのことを前向きに評価する見方があってもいいように思うのです。
(昨日夕方、ようやく「東京都 新たに72人感染確認 13日ぶり100人下回る 新型コロナ」が出ましたが、別に誉めていない。「もうしばらく様子を見ないと何とも言えない」「ほんとうに下がったと言えるのは重症患者のベッドが空くようになってから」等々)

 感染拡大というのはいったん始まればネズミ算的に広がって行っても不思議がないものです。
 実際イタリアでは感染者が5000人を越えた日から1万人を越えるまでにわずか3日、それが2万人に達するのに4日、3万人まで3日、4万人2日、5万人2日といったありさまでした。世界に冠たる厳格な国家ドイツでさえ、5000人が1万人になるのに3日、1万人が2万人になるのにたった2日しかかからなかったのです。
 それが日本の場合5000人が1万人になるのに9日間、そして1万人を越えた日からさらに9日たつというのに、感染者はまだ13000人台です。

 いや日本の場合はPCR検査が少ないからそうなっているだけで、実際には数倍の感染者がいるはずだという話はずっと続いていますが、例えばイタリアで1万人越えから9日目(今日の日本)は感染者4万1000人あまり、死者3400人余です。

 これが実際だと考えて我が国に当てはめると、検査を受けずに市中を歩き回っている感染者が、数字として出ている1万3000人の2倍以上の2万8000人、報告されていない死者、つまり路上や家屋内で死んでいる人が3000人以上もいる計算になります。いくら何でもそんな恐ろしいことはないでしょう。


【感染は沈静化に向かっている?】
 毎日の新たな感染者の報告を見ても、4月11日に719人という記録を作ってから16日間、これを一度も更新していません。それどころか、全体としては減っているようにも見えます。
クリックすると元のサイズで表示します
(NHK「特設サイト 新型コロナウイルス」(4月26日更新)より)

 このグラフには面白いリズムがあって、小池東京都知事もおっしゃっていましたが、月曜日になるといつもいったん下がるのです。土日と検査機関に休みを取るところがあり、その少ない結果が月曜日に反映するからかもしれません。
 直近で言えば、3月30日、4月6日、13日、20日がそれにあたります。

 その月曜日を最小値として、火曜日水曜日と新たな感染報告が増えて行き、土曜日がその週の最大値となる、それが毎週の傾向でした。
 グラフで見ると、3月21日は三連休の狭間でしたので例外になりましたが、3月28日、4月4日、11日、17日ですべて週の最大値を更新しています。ところが先週土曜日(25日)の報告数は、先週の最大値ではなく、月曜日を除く全週日での最小値となったのです。
 また先週一週間だけを切り取ってみると、ここ二カ月余りで初めて、週末に向けて感染報告が下がっています。
 ここ、誉めどころでしょ?

 週のまとまりで見ても、3月22日に始まる週(あの『気の緩みの3連休』直後)から、29日の週、4月4日の週へと感染は明らかに拡大してその最後の土曜日(11日)に1日719人という記録を作るのですが、先々週(12日に始まる週)は週の半ば以降1日あたりの感染者数があまり増えず、全体としては11日を頂点として山を下り始めた感があります。
 そして先週はさらに一段下がった(ように見える)。


【日本、頑張れ!】
 もちろん医療関係者や統計学者に言わせれば「意味ある数字ではない」ということになるのかもしれません。また諸外国の様子を見ても、感染者が増えるのは一気ですが二ケタ乃至一ケタに戻すのは容易ではありません。だからと言ってこの事実に口を閉ざしていることもないでしょう。

 ここは一番、こう言えばいいのです。

 みんな! よく頑張った!
 2週続けて、ガン、ガン、と下がってきた感じだよね。特に先週の土曜日は、土曜日としては今までになく低い数字だ。もしかしたらピークは越えつつあるのかもしれない。
 今週も頑張ってさらに数字を一段下げよう。そして大型連休の週も我慢して頑張れば、そこに光が見えてくるかもしれない。

 日本国民よ、今日までよく頑張った。そしてよくここまで来た。
 あと一息だ、一息で規制の一部は解除できる。
 そして世界に、自由主義でも、政府が国民を監視しなくても、団結すればパンデミックは抑えられることを証明できるのだ。
 だから頑張れ、今少し頑張れ!

 たったそれだけのことが、なぜ言えないのか?
 口はタダでしょ?


にほんブログ村
人気ブログランキング
6



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ