2020/2/29

「新型コロナ:子どもはペストのネズミ、マラリアのハマダラカかもしれない」  政治・社会・文化


 学校を休校にすることにどれほどの意味があるのか、
 ――そう考える人たちがいる。
 しかし新型コロナでは子どもは極めて危険かもしれない。
 学童保育は特に危険だが、
 何とか工夫してやっていくしかないだろう。

という話。
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(「きょとんとするねずみ」フォトACより)

【当たったが意味のない予言】
 先生方、何が起こるか分かりません。急いで準備を始めましょう。
(中略)
“子どもたちが明後日から4月まで登校できない”くらいの非常時まで想定して、個人の持ち物も少しずつ持ち帰らせましょう。

と書いたのは一昨日(木曜日)のことでした。それが翌日、つまり昨日28日(金曜日)、全国規模で同時にはじまるとは夢にも思いませんでした。みごと予言的中なのですが、“前日の的中”なんてさっぱり意味がないこともよくわかりました。

 急な発表のために戸惑う人も少なかったのですが、中には科学的根拠もないのに全国一斉の休校とはいかがなものかといった意見もあって、それも医師の中から出てきたことにはびっくりしました。
 学校を閉じれば感染症の広がりが押さえられるということに科学的根拠がないなんて、考えてもみなかったからです。


【やはり学校を閉じれば感染症は広がらないと思う】
 実際に、インフルエンザやノロウイルスなどでは、
1 ほとんどの場合、家庭に最初に持ち込むのは子どもだし、
2 学校内で発症者の多いクラスを学級閉鎖にすると、他のクラスには広がりにくい(気がする)し、
3 学校に来てしばらく様子を見てもらえばわかると思うが、休み時間の子どもたちなんて年がら年中じゃれ合っていて、顔は近づける、つばは飛ばす、マスクなんていつの間にかなくしてしまうし、つけていてもいい加減。走りすぎてゼイゼイ・ゲホゲホ、激しく咳き込んでもすぐに立ち直ってまた走り出す。
――感染を抑えるという意味ではこんな危険な存在はありません。

 大人だって満員電車に乗るし会社にも行くと言いますが、こちらはまったく抑制が効いています。
 満員電車の中で大声でしゃべっている人なんてめったにいないでしょ? 激しく咳き込むような人は、(いないわけではありませんが)今の時期、よほどの無神経でなければ電車に乗り続けることはできません。
 日本の社会は握手やハグの習慣もありませんから、企業活動を続けても濃厚接触の機会は欧米よりは少ないですし、時期が時期ですから会議の回数や時間もぐんと減らされるはずです。取引相手に迷惑はかけられませんから、特に今は社内の衛生環境に気を遣ってくれるでしょう。
 しかし子どもはそんなことを考えません。先生たちがいくら苦労したって、せっかく作った防御壁をどんどん壊してしまうのが子どもです。


【子どもはペストのネズミ、マラリアのハマダラカかもしれない】
“新型コロナの場合、子どもは重症化しないからそこまで神経質になる必要はないだろう”という意見もあります。実際に世界で3000人近くも死んでいるというのに、本来は弱いはずの子どもの死亡例は1件も報告されていません。それどころか“子どもの感染者が出た”というだけでニュースになる有様です。しかし子どもだけ避けて通るウイルスなんてあるのでしょうか?

 “重症化しない”というのは“発症しにくい”というのと同じで、中国でもたくさんの子どもが感染しているが発症しないから検査されない、検査されないから数字として上がってこない、そういうことではないのでしょうか?

 そうだとすると大変なことです。
 ウイルスや病原菌を持ちながら自らは発症せず感染させるだけということになれば、それはペストのネズミ、マラリアのハマダラカ、デング熱のネッタイシマカ・ヒトスジシマカと同じということだからです。

 そうだとしたら休校にしなくても学校にはほとんど影響ない。子どもたちは誰も発熱せず咳もせず、元気に日常を送る。しかし毎日新型コロナウイルスを家庭に運搬し続ける。
 今回の全国一斉休校は安倍総理も「子どもの命を守る!」とか言っていますが、実際の目論見は社会全体を守ることにあるように思うのです。


【学童保育も保育園も、規模の大きなものはいざとなったら閉める】
 “学校は休みにするが保育園や学童保育には引き続き子どもを受け入れるように望む”という政府の方針を聞いた瞬間、私は心から震えあがりました。退職後、学童保育の現場で2年ほど勤めた経験があったからです。
 大規模な児童館で、学校の教室ほどの部屋2室に同程度の体育室を併設し、そこで280名もの児童を預かっていたのです。大雑把な見積もりで300平米に280人、一人当たり平均で1uほどしかありません。
 どちらを向いても濃厚接触。

 これが夏ならば半数は屋外に出せますが、今の時期だと大半は部屋の中です。 そこで8時間。いったん新型コロナが入れば、たった一日で全員に感染させることも簡単です。インフルエンザやノロウイルスなら「感染または感染が疑われるお子さんの入館はご遠慮ください」と言えるのですが、新型コロナは症状が出ない場合がある、特に子どもは。
 そうなると学童保育は陸上のダイヤモンド・プリンセスです。

【それでも何とかしていくしかない】
 これに関してある県の知事が、“学校施設を使ってできるだけ分散して預かる”というアイデアを出していました。これはいい考えだと思います。
 自治体によって異なりますが、学童保育が預かるのは1年生から2年生、あるいは4年生まででしかも全員が来るわけではありませんから学童保育の子どもをバラバラにして、1教室10人以下程度で管理すればなとかなるかもしれません。
 ただし近隣で感染者が出たら、すぐにも閉じるべきでしょう。

 あるいはもっと現実的に、社会の最低の機能を守るために特定の職業のお子さんだけを預かるという方法も考えられます。
 具体的に言えば医師・看護師・消防士・警察官・介護士。これらは命に直結する仕事ですから最優先で職場に行ってもらいます。保育園や学童保育を開けたままにするなら当然、保育士や学童保育職員、さらに考えて行けば虐待問題等から手の離せない児童相談所職員など、いくつか追加される職業も出てくるでしょう。
 きわめて不公平だと感じる人もいるかもしれませんが、社会と命を守るためには仕方ないと言えます。
 とりあえず一カ月、みんなで耐えていくしかないでしょう。

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2020/2/28

「更新しました」  教育・学校・教師




「キース・アウト」

ひっそりと、神戸・教員いじめ事件の処分が降りた。




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2020/2/28

「明日はうるう年のうるう日」〜ちょっとしたウンチク  歴史・歳時・記念日


 明日は2月29日、うるう年のうるう日です。
 どうして4年にいっぺん2月が29日間になるのか、
 この日生まれた有名人にはどんな人がいるのか、
 その人たちは年齢をどう数えるのか、
 トリビア!
という話。
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(「2020年の2月」フォトACより)

【うるう年・うるう日】
 明日はうるう日、4年にいっぺんの2月29日です。
 なぜそういうことになるのかというと、地球が太陽の周囲を一周する日数が365日ではなく365.2422日だからです。端数である0.2422日を4回繰り返すと0.9688日でほぼ1日になるため、4年に1回、1年を366日とするわけです。

 ただし正確には“0.9688日”なのに“1日”増やしてしまうため、いずれ誤差がたまって日が余ってしまいます。そこで100年に1回ずつ、うるう年を端折るようにします。しかしうまくいかないもので、400年もたつとまた日が余ってしまい、仕方ないので400年目はうるう年を端折らないことにします。
 これは現在ルール化されていて、次のように説明されます。
「西暦の年が100で割りきれ、かつ400では割りきれない年はうるう日を入れない」

 具体的に言えば、西暦2100年、2200年、2300年にはうるう年がなく、2400年にはある、ということです。もう過ぎてしまいましたが、近いところでは西暦2000年は100でも400でも割り切れるため、うるう年は普通にあったのです。

 しかしそうした暦のずれは、なぜ2月に修正されるのでしょう?
 それは古代ローマ暦で、現在、英語でMarchと表記される月が1年の最初の月だったからです。したがってFebruaryが最終月。だからここで帳尻合わせをするのです。
 この部分は私の最も得意なトリビアなのですが、「昔は3月が1月だった」ではしっくりこないので、英語嫌いの私もしかたなく英語で説明しています。


【うるう日が誕生日】
 うるう日が誕生日の有名人には次のような人がいます。

 ジョアキーノ・ロッシーニ、作曲家(1792年−1868年)
 ルイス・スウィフト、天文学者(1820年−1913年)
 マキノ雅弘、映画監督(1908年−1993年)
 バルテュス、画家 (1908年−2001年)
 ダイナ・ショア、歌手(1916年−1994年)
 兼高かおる、ジャーナリスト(1928年−2019年)
 原田芳雄、俳優(1940年−2011年)
 赤川次郎、推理作家(1948年−)
 峰竜太、タレント、俳優(1952年−)
 飯島直子、女優(1968年−)
 吉岡聖恵、ミュージシャン(いきものがかり)(1984年−)

「いきものがかり」の吉岡さんはよく「私は誕生日を8回しかやってないからまだ8歳だァ(今年は9歳)」とか言っていましたが、この人たちの年齢はどうなっているのでしょう?

 実は日本の法律では、人は生まれた時間に関わらず、前日の午後12時に年齢をひとつ重ねることになっているため、うるう年であろうとなかろうと、2月29日生まれの人は2月28日の午後12時をもってひとつ年を取ってしまうのです。したがって吉岡さんも、順調に年を重ねて、今夜12時をもって36歳になられます。

 また、さまざまな資格や手続きの中で、例えば誕生日を基準として有効期間や更新期間が定められている場合は2月28日を仮の誕生日として考えることになっています。これを“みなし誕生日”と言います。
 法律上はそういうことになっていますが、“みなし誕生日”は一般用語であって、「私は3月1日をみなし誕生日として誕生会を開いています」という言い方も正しいといえます。

 いろいろ面倒くさいようですが、本当の誕生日が4年に1回しか来ないというのも、ちょっとカッコウいいような気もします。


【うるう年・うるう日の行事】
 4年に1回の近代オリンピック(夏季)、アメリカ大統領選挙はうるう年に行われますが、さしたる意味はないようです。ただ、「今年はうるう年だ」と思った瞬間にオリンピックと大統領選挙が思い浮かぶのはけっこう便利なので、覚えておくといいでしょう。

 うるう日は特別な1日なので、何か素晴らしい行事でもあるのではないかと思って調べたのですが、これが意外とない。
 ニンニクの日・・・「にん(2)に(2)く(9)」の語呂合せ。
 富士急の日・・・「ふ(2)じ(2)きゅう(9)」の語呂合せ。富士急行が2003年に制定。
 たったこれだけです。4年にいっぺんの記念日というのも悪くはありませんが――。

「かつてイギリスでは、4年間のうちでこの日にだけ、女性から男性へのプロポーズが伝統的に公認され、男性はそれを断ることはできないとされていた」
という記事がありました。
 何かさまざまな悲喜劇が思い浮かびそうです。
 (モテ男は大変だな)

 もっともその時代に私が独身で生きていたとしても、平穏な一日が送れたのはまず間違いありません。
 

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2020/2/27

「更新しました」  教育・学校・教師




「キース・アウト」

全国の公立小中学校・高校が休校になり、しかし、もしかしたらそれでも子どもを預かってもらえるのかもしれない。




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2020/2/27

「日本もいよいよ腹をくくらなければ」〜学校が、これからすること、やらなくてはならないこと  教育・学校・教師


 お隣の韓国が大変なことになっている。
 日本もいよいよ腹をくくらなければならない時期かもしれない。
 先生方、
 何が起こってもいいように、
 頭の中の模擬演習くらい、準備万端、早めに済ませておこう。

という話。
クリックすると元のサイズで表示します
(「韓国 ソウル 盤浦漢江公園からの夜景」フォトAC より)

【韓国が大変】
 新型コロナウイルスについて、お隣の韓国が大変なことになっています。
 昨日16時の時点で感染者1261人、死亡者は12人。感染者数はクルーズ船を含む日本を抜いて中国に次ぐ2位、死亡者はイランの14人に次いで3位で、その数は増える一方です。

 アメリカの疾病予防センターは韓国に対する旅行警報を中国と同じ第三段階に引き上げ、フランスも旅行警報を第三段階の「旅行自制」に引き上げています。さらにウイルス発生源の中国までもが韓国からの入国者を14日間の隔離にしてしまいました。各国が韓国に対して厳しい態度で接しようとしています。

 戦後最悪と言われる日韓関係で嫌な思いをしていた人の中には、“いい気味だ”くらいの気持ちの人もいるかもしれませんがそういうわけにはいきません。「村八分」でも火事と葬式は別なのです。ウイルス感染も対岸の火事と放っておくことはできません。

 韓国もこの1〜2週間が勝負だといいます。日本にできることがあれば協力を惜しむべきではありませんし、少なくともなんとか風向きが変わるよう、祈ることくらいはしてもいいと思います。
「ともに頑張ろう!、韓国!


【日本の発表には作為がある?】
 ところで、韓国で感染者がうなぎ上りに数を増しているのに、日本ではあまり増加していないのは、どうやら日本がうまくやっているのではなく、何かの作為があるのではないかと疑う向きが、内外ともに多いようです。数字を誤魔化しているというより、そもそも検査すべき人を検査していないのではないかという疑いです。

 実は、これは半分あっているようなのです。検査の実数自体が少ない。
 昨日までの日本の感染者は864人ほどですが、潜在的にはその10倍もいるのではないかと疑う専門家さえいます。
 なぜ少ないかというと、昨日お話しした「病院をクルーズ船にしてはいけない」という理由以外に、「やり始めたらきりがない」ということもるようです。
 日本ではあちこちにルートが辿り切れない感染者が出ていますから、本気で調べようとしたら1市町村全部とか1都道府県すべてを検査しないとはっきりしたことは分かってきません。しかしそれは非現実的です。

 その点で韓国には感染源のはっきりした大きな感染集団(クラスター)があって、濃厚接触者も具体的に把握できているようなのです。ですから資源を集中的に投入できる。
 韓国で検査実数が多く、感染者数もうなぎ上りになるのはそのためです。

 日本の場合はどこに感染者が潜んでいるか分かりませんから、検査資源を出し惜しみして、その都度小さな感染者集団を発見して、モグラ叩きのように資源を投入していくしかありません。逆に言えば、まだまだ囲い込みの機会が残されているとも言えます。
*なお、「新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました」(2020.02.26 BuzzFeed)というとても分かりやすい記事がありましたので、参考のためにリンクをつけておきます。


【学校が、これからすること、できること、やらなくてはならないこと】
 昨日になって「Perfume」や「EXILE」のコンサートが急遽中止になったり、プロ野球のオープン戦やバレーボールのVリーグが無観客試合を決定したりと、大きなイベントやコンサートが次々に延期になったり中止になったり無観客になったりしています。

 北海道では道教委が全道1600に及ぶ小中学校の休校を要請すると決めましたから、この動きはほかにも伝播するでしょう。古い体質の世界ですからどこかが始めてくれると2番手以降の動きはむしろ速いのです。

 先生方、何が起こるか分かりません。急いで準備を始めましょう。
 突然2週間分の授業がなくなってもいいように、未履修部分をできるだけ減らしておくか、家庭学習で消化できるよう計画くらいは作っておきましょう。
 突然、さっさと卒業させてしまうという方針が出ても困らないように、通知票や指導要録の基礎資料や下書きの準備も始めておきましょう。
“子どもたちが明後日から4月まで登校できない”くらいの非常時まで想定して、個人の持ち物も少しずつ持ち帰らせましょう。

 どうということはありません。例年やっていることの前倒しです。


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2020/2/26

「可能性のない正義は、無意味な悪より始末が悪い」〜病院をダイヤモンド・プリンセスにしてはならない  政治・社会・文化


 とにかく政府のやることには何でも反対したいマスコミは、
 熱のある人が病院で診てもらえない不安を煽り立てる。
 不安はや不満は視聴率を取りやすいからだ。
 しかし誰が考えても正しいことは、政府がやっても正しいのだ。
 たまには政府の後押しをしてみろ!

という話。
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(「コンサートで熱狂するファン」フォトACより)

【病院をダイヤモンド・プリンセスにしてはならない】
 38度の熱のある人に“4日間医者に行かず自宅で待て”というのは、一部の人にとっては“死ね”というのと同じです。真面目な日本人のことですから、おそらく待ったがために亡くなる人は出て来ます。しかしニュースでも繰り返し言っているように、現状で、その数は極めて少ないと考えられています。なぜなら日本人の99.99%以上は新型コロナウイルスに感染していませんし、インフルエンザの流行も抑えられているからです。

 それよりも恐ろしいのは、熱があって心配な人が病院に押し寄せ、日本中の病院がダイヤモンド・プリンセスと同じ状況になってしまうことです。
 これも改めて書くのも恥ずかしいほど当たり前のことです。

 思い起こせば新型コロナ騒動の初期、ニュースに映し出される武漢の病院はデパートの歳末大売り出し並みの混雑状況でした。重症患者らしい点滴をされている患者の近くで、肩を押しあって順番を待つ人たちがひしめいていている。
 今から思えばあの中には新型コロナと無関係の人も大勢いたのかもしれません。それなのに何時間も重症患者の近くに立って、わざわざ感染の憂き目にあったのです。

 現段階で感染者と確定したところで何か特別な治療をしてくれるわけでもない(薬があるわけでもないから)。そもそも検査薬が不足して調べてももらえないかもしれない。さらに感染者だとしても隔離してくれる施設もない。そんな状態で病院に行くのは愚の骨頂だと――これもまったく言わずもがなのことです。

 以上のことはすべて常識であって、まるで知識があるかのように書くことすら恥ずかしいことですが、書かずにおられないのは、
“それにも関わらず、マスメディアが病院から遠ざけられた人々の側に立って、診てもらえない不安や不満を煽り立てているから”
です。
 ものすごく不安な状況で「帰国者・接触者相談センター」に連絡したが規定に会わないと取り合えってもらえなかった、医者が検体を送ろうとしても拒否された等々――。
 そうしたVTRをさんざん流しておいてから、スタジオの専門家にマイクを向けて“それでも家で待機するのは必要なこと”みたいな話をしてもらっても、視聴者の気持ちには入って行きません。
 残るのは国民の気持ちに寄り添わない政府への不信感だけです。なぜそんな報道をするのでしょう?


【私は官僚を信じる。彼らが日本人だから】
 マスコミの仕事の大切なひとつが、政府の仕事のいちいちをチェックすることだというのは知っています。しかしそれは是々非々でしょう?
 なんでも反対、とりあえず文句を言って潰しておいてから考えましょう、では話にならない。

 文教政策については年がら年中ブー垂れている私ですが、文科省を非難するのは少しで学校側に有利な政策を引き出そうとするものであって、決して文部官僚がバカだとか、仕事をしていないと思っているわけではありません。

 私は日本の政府、特に官僚を強く信頼しています。根拠は、彼らのほとんどが日本人だからです。

 もちろん民間企業だって個人営業主だって、日本人が運営している限りは基本的に信頼できると思っています。
 さまざまに失敗や過誤はあるにしても、彼らは真面目で誠実で、ひとを騙そうとか少しでも楽をして儲けようとか狡賢いこととかを考えない人たちです。彼らのつくる製品やサービスは信頼できますし、取引に嘘はありません。
 私は生まれてこのかた、一度もお釣りに渡された紙幣がニセ札ではないかと疑って透かして見たこともありませんし、たいていの場合、小銭は数えないまま財布に入れます。それで騙される例はまずないからです。
 これまでの人生で一度だけ泥棒(スリ)に遭ったことがありますが、それはローマの地下鉄内のことでした。

 それほど信頼できる日本人の中で、公務員だけが常に私利私欲の人間を採用し続けていると考えること自体が愚かです。彼らの大部分は無私無欲人たちで、国家・国民のためにメチャクチャ働いています。
 そのことはたまに事件になるエリート官僚の自宅を見てもわかります。
 私の家より小さいのですよ。
 もちろん都会だということはありますが、それでも真面目によく働くサラリーマンと同程度です。官僚だから子弟を有名大学に入れられた、などという話もつとに聞きません。天下りが問題だといいますが、だったら再就職をどうすればいいのでしょう?
 日本の公務員は、どの国の公務員に比べても遜色なく優秀で誠実だ、それでいいはずです。


【可能性のない正義は、無意味な悪より始末が悪い】
 確かに、ウイルスの蔓延するクルーズ船に3600人もの人間を14日間も留め置いたことは人間的な仕業とは言えません。しかし他に方法があったかと言えば、どう考えてもあれ以外の道がありませんでした。
 マスメディアは繰り返し、「陰性の乗客は早く降ろすべきだ」と言い続けていましたが、14日たってじっさいに下船し始めると、「公共交通機関で自宅に帰すとは何事か」といった海外メディアに易々と乗ってしまいます。だったら最初から、“国内の他の病人・けが人を後回しにしてでも、のべ3600台分の救急車を用意して自宅に(それが北海道でも)搬送すべきだ”と言うべきだったのです。

 実現の可能性のない正義は、無意味な悪より始末が悪い。

 今は不安に耐えて、ひとりひとりが頑張るときです。
 大相撲の春場所だって各種コンサートだって、スポーツイベントだって、片っ端中止にしてしまえばいい。わずかな収入を得るために感染爆発の元凶の汚名を被ることもないでしょう。
 この際、学校も必要なら迷わず休校にして、学習を積み残したままでも進級・卒業させてしまえばいい。この期に及んで未履修がナンチャラとか言い出す愚か者の話など、聞く必要はありません。


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