2019/10/16

「洪水はまた来る」〜21世紀は「洪水と台風の時代」だった  教育・学校・教師


 日本にとって21世紀は「洪水と台風の時代」なのかもしれない
 調べると明らかに2004年(平成16)あたりから
 毎年のように深刻な洪水被害が起こっている
 今回のような巨大台風も 昨年のような北海道に届く台風も
 今後は繰り返し訪れるに違いない
 防災のマニュアルの見直しを!

という話。
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(「千曲川」PhotoACより)


【洪水・台風が増えた気がする】
 東日本大震災の被災地を巡ってきた話についてはずいぶんたくさん書き、台風19号については昨日書いたので災害については一休みしようと思ったのですが、19号被害は三日たってもずるずると拡大し続け、終わりが見えてきません。
 それどころか一昨日深夜には、河川からの新たな溢水さえ起こっています。

 考えてみると今回60年も昔の狩野川台風が引き合いに出されたように、私が子どものころはとんでもなく大きな被害をもたらす台風がいくつもきました。
 それが、防波堤や護岸の整備が進んだことや台風の進路予測の精度が高まったためか、年々被害は小さくなって台風が来てもそれほど恐れなくて済む年月が長く続いたのです。台風・洪水恐るるに足らずといった感じでした。
 ところがふと気づくと、ここ数年、大規模な洪水被害や台風被害はずいぶん多くなった印象があります。


【洪水・台風被害は実際に増えている】
 私の印象は単純な思い込みではなかったようで、国立情報学研究所の北本朝展准教授が運営するサイト「デジタル台風」「死者・行方不明者が多い台風」にはこんな記述があります。

 死者・行方不明者が多い台風
 第1位に登場する伊勢湾台風は、紀伊半島沿岸と伊勢湾沿岸の高潮被害による死者が多くを占めています。第2位の洞爺丸台風は、青函連絡船などの船舶の沈没による死者が多くを占めています。第3位の狩野川台風は、伊豆地方を中心とした大雨による浸水や土砂災害による死者が多くなっています。1970年代の最大は197617号の169人、1980年代の最大は198210号の95人、1990年代の最大は199119号の62人と順調に減少していましたが、200423号による死者が98人に達したことで、長期的な減少傾向には疑問符がつき始めました。


 思い起こせば昨年は岡山・広島・愛媛を襲った台風がらみの「平成30年7月豪雨」、その前年は「平成29年7月九州北部豪雨」、平成27年に鬼怒川が氾濫した「平成27年関東・東北豪雨」。
「平成26年8月豪雨」は広島中心。平成24年は「7月九州北部豪雨」。平成23年には和歌山・奈良・三重の各県をずたずたにした「台風12号による豪雨」と「平成23年7月新潟・福島豪雨」――そんなふうに毎年のように大きな洪水・台風被害が続いています。

 さらにWikipediaの「集中豪雨」の一覧表を見てみると、台風の絡まないものも含めて、洪水災害は平成10年(1998年)の高知豪雨あたりから増え始め、平成16年(2004年)からはほぼ確実に毎年、歴史に残るような大洪水が日本のどこかで起こっているのです。
 ということは来年以降も起こるということです。


【防災マニュアルの見直しを】
 昨日は大川小学校の裁判がもたらしたものとして、「校長は、県のハザードマップに書いてあっても鵜呑みにしてはいけない、地域の住民が大丈夫と言っても信じてはいけない、必ず調べて最高水準の避難計画を立て、周知徹底、訓練をせよ」といったお話をしましたが、大洪水は毎年、日本のどこかで確実に起こるという観点から、防災マニュアルはもう一度見直ししておく必要があるのかも知れません。

 県のハザードマップも鵜呑みにしてはいけないという判決文の趣旨を反映すると、震度7でも崩壊しないはずのダムが決壊し、耐震工事の終わったばかりの校舎が地震で壊れることも考えろということになります。免震ダンパー不正のことを考えると、確かに耐震構造とて信用できないのかもしれません。

 疑ったらきりがありませんが、少なくとも年間降水量の3割〜4割が一気に降ったと言われる今回の台風と同じものが、今後も二度三度と襲ってくることは十分に考えられます。洪水の規模を考えると、5km離れた河川の氾濫にも備えなければならないことは確実なようです。
 

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