2019/8/31

「清掃の時間の、子どもがおしゃべりをする権利を保障しろという愚かな提言について」  メディア


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 子どもたちが掃除や給食の時間にダラダラおしゃべりして過ごしていては、時間がいくらあっても足りないという本音は分かります。
 でもそんな理由で、ただでさえ少ない子どもたち同士のコミュニケーションの機会を学校が奪ってしまってもいいのでしょうか。

――って
 これから教員になろうという人たちに言うべき話か?

 子どもがおしゃべりに夢中になって清掃をしなければ
 放課後 担任が残ってやり直しをするだけだ

というお話。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 更新しました。

「キース・アウト」

         
2019.08.31
なぜ「無言」で清掃・給食なのか?―「対話」より「無言」を重視する教育のおかしさ

               [Yahoo! Japanニュース 8月29日
              
               
 PC版 →http://www5a.biglobe.ne.jp/~superT/kiethout2019/kieth1908b.htm#i4

 スマホ版→https://kieth-out.hatenablog.jp/entry/2019/08/31/151820




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2019/8/30

「韓国は傷ついている」〜日韓問題を斜めから見る3観点B  政治・社会・文化


 文政権発足以来
 ずっと続いてきたあの「いやあな」感じ
 今回の日韓葛藤を機に
 その様相がはっきり見えてきた
 それは自尊心の問題なのだ
というお話。
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(「韓国、国旗」phtoAC より )

【文在寅、安倍政権を相手とせず】
 昨日、朴槿恵前大統領のいわゆる「国政ろう断」事件、韓国最高裁で“贈収賄について認めなかった高裁の判断に誤りがある”として差し戻しになりました。サムスンの李在鎔(イ・ジェヨン)副会長について言えば、懲役2年6カ月・執行猶予4年が取り消されることになります。
 昨日、即日収監になるかもしれないと書いたのは私の勇み足で、韓国最高裁も日本と同じように下級審に差し戻して判断を変えさせるようです。副会長は第一審で懲役5年でしたから、差し戻し審では実刑になるかもしれません。サムスン電子はそのとき、耐えられるでしょうか?

 同じ昨日、文大統領は閣議で日本に対して、
「過去を記憶して省察することには終わりがない。一度反省をしたので反省が終わったとか、一度合意したので過去として過ぎ去ったとして終えられるものではない」
と宣言しました。
 何回反省しても、何度合意しても、永遠に追及し続けるぞという意味で、もはや外交はしないといっているのと同じです。

 朴槿恵前大統領も「加害者と被害者の関係は1000年たっても変わらない」とおっしゃいましたから考え方は同じなのでしょう。
 その情念の激しさには恐れ入るばかりです。


【ホワイト国除外はそこまで大変なことだったのか】
 そもそもホワイト国除外というのも、別の表現をすれば単なる優遇除外です。
「キミを特別あつかいするのはやめるよ」
と言ったら土砂降りのごとく罵詈雑言が降ってきたわけで、日本としてはとりあえず面食らうばかりです。

 こちらとしては、
「だってキミはボクに、あんなに酷いことを言ったりやったりしたじゃない。だからひとまず普通の関係に戻そう」
といった感じなのですが、
「それを言うなら昔、ボクのことをあんなに酷くイジメていたことをどう考えるんだ」
「いや、そんなの何年も前の話でしょ?」
ということになります。

 国どうしのことを子どものケンカになぞらえるのもいかがとは思いますが、やっていることは似たようなものでしょう。

 しかしなぜこのようになってしまったのか?


【自尊心の問題】
 それについてはGSOMIA破棄の際、青瓦台の国家安保室の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)第二次長が次のように説明しています。
「大統領は8月15日の光復節の祝辞で、日本へ対話の手をさしのべましたが、日本は何ら反応を見せず、感謝の言葉すらありませんでした。無視を続け、我々の国家的自尊心を傷つけるという外交的非礼を犯しました」

 この時期、青瓦台関係者から「国家利益ということは名分も重要で実利も重要だが、国民の自尊感を守るのも重要だ」という発言も出てきたといいます(2019.08.23 中央日報)

 国益も大事だが、それよりも大切なのは自尊心だというのです。ちょっと理解しがたい話です。
 ただ、そう思って振り返ると思い当たるふしもあります。

 例えば今年1月、文大統領は新年の記者会見で、
「韓日間には不幸な歴史があった。私はこれについて日本政府がもう少し謙虚な姿勢を持つべきだと思う」
と言って私たちを驚かせました。若者流の言い方をすれば、
「どんだけ上から目線なんだ?」
という感じです。しかし考えてみるとそれは文政権誕生以来、私たちがずっと感じてきたあの「いやな感じ」と同質ものです。

 和解・癒し財団の解散の際も、徴用工問題においても、あるいはその前のレーダー照射事件の場合でも、青瓦台には日本に対しては真面目に対応しない、誠実に応えることはしないという一貫した空気がありました。
 一時期「ジャパン・パッシング」という言葉がささやかれたように、よく言っても「日本、怖るるに足らず」、悪く言えば「日本、ものともせず」と言った感じです。

 もう日本は無視してもいい――そうした過剰な自尊心はどこから生まれてくるのでしょうか?


【韓国は日本の遥か高みにある】
 もともと儒教国というのはそういうものだという考え方があります。
 儒教の重要な理念として「秩序」があり、それはしばしば序列として表現される。その世界で中心となって華咲くのが中国(中華)、その最も忠実な弟子が韓(半島)、日本は二番弟子ではなく、東の蛮族(東夷)です。
 韓半島はかつて東夷(日本)に占領された時期があり、それが韓国のトラウマになっている。
 しかし光復節以来、原状は回復された(だから韓国は日本の上位に復権している)という考え方です。それに従えば、日本は2500年に渡って韓国の足下にひれ伏すべき国です。

 昨今の韓国の経済発展が過剰な自尊心をつくりあげた、という見方もあります。特に平成日本の「失われた20年」は韓国が飛躍的に発展した20年間に重なりますから、どうしても自信過剰になります。
 現在の韓国の主力商品である半導体・造船・鉄鋼・自動車は、いずれも過去に日本が覇権を握りかけた製品です。

 さらに「韓国は(日本と違って)歴史上一度も他国を攻めたり占領したりしたことがない」という道徳的優位が広く宣伝され定着したからという見方もあります。それについては今年1月、このブログで詳しく考察しました。
2019/1/18「たぐい稀なる道徳の国」〜日本と韓国B

 いずれにしろ韓国は――少なくとも文政権は自身を、精神的に日本の遥か高みにあると考えているようなのです。
 その鼻を、日本は水道の蛇口を閉めるようにいとも簡単にひねってしまったのです。一種の下克上ですから驚くのも当たり前、怒るのも当たり前なのです。
 そこに今回の葛藤の根本原因があります。
 韓国は傷ついている――。

*文章が長くなりすぎる傾向があるので何回かに分けて書いてきました。しかしそんなふうに時間を取っているうちに大統領側近のスキャンダルで、韓国の政界には大激震が走っています。
 土日と二日間、ブログを閉じている間に、今日の記述がとんでもなく古い陳腐なものになってしまうか分からない――そんな緊張感があります。
 そのことに心して、じっくり韓国を観察していきましょう。



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2019/8/29

「無口な人々に注目する」〜日韓問題を斜めから見る3観点A  政治・社会・文化


 最近変わってきたが
 ニュースを見ていると
 韓国が反日一色に染まっているかのように見えたときがある
 しかし考えてみよう 文政権は誰が見ても急ぎ過ぎなのだ
 だからそこに合わない人も出てくる

というお話。
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(「韓国の海、シルミド」phtoAC より )


【李在鎔(イ・ジェヨン)は何を見ているのか】
 今日、韓国では朴槿恵前大統領、友人の崔順実被告、そしてサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長を巡る贈収賄事件の、最高裁判決が出されます。

 今、特にここでは李在鎔副会長についてお話したいのですが、李被告が裁判で問われているのは崔被告を通して行った朴被告への贈賄、横領、財産国外逃避など5つの容疑で、一審では懲役5年、二審では懲役2年6カ月・執行猶予4年(求刑は懲役12年)を言い渡され、明日、最終審を迎えるわけです。判決次第では即日収監となるかもしれません。

 李在鎔副会長と言えば先月、日本が3品目輸出規制を発表した際、文在寅大統領の招きを放り出して日本を訪れ、レジストなどの規制対象をかき集めようとしたハンサム・ボーイですから、羽田での颯爽とした姿を覚えている人も多いと思います。

 サムソン・グループ創始者の直系の孫で、ソウル大学を卒業後、慶応大学修士課程、ハーバード・ビジネススクール博士課程を修了した英才。実質的なサムスンの経営トップです。
 物腰の柔らかい穏やかな人柄で、公正ながらも親切、多少まじめ過ぎるきらいもあるみたいですが、丁寧で近寄り易い人物だと評されています。

 子どものころから帝王学を学び、何不自由なく育ってきた人ですが、この3年間は苦労の連続でした。
 上記の裁判はもちろんですか、副会長が逮捕されたことでサムスンの未来戦略室や所長団会議が廃止され、グループは実質的解体に追い込まれました。今年に入ってからは米中対立による対中輸出の大幅減、文政権の最低賃金引き上げ政策及び企業増税による経費の大幅上昇、あるいは政府の経済無策によるウォン安などで、今年上半期の収益が55%〜60%も減ってしまったのです(前年比)。
 それに重ねて今回の日本による3品目輸出制限・輸出優遇除外。
 これも文政権の外交無策によるもの。呼ばれて青瓦台に出ていけば、「世界中にネットワークを持って日本にも支社や出張所があるというのに、今回の日本の処置が予想できなかったのか」と逆に怒られる始末。
 これでは踏んだり蹴ったりです。

 物腰の柔らかい穏やかな人柄だそうですからオクビにも出しませんが、私だったらハラワタが煮えくり返って体内でモツ鍋ができてしまいます。
 サムスンに限らず、他の財閥経営者にしても同じでしょう。文政権下の2年余りは何もいいことがありませんでした。

 絶大な権力を持つ韓国大統領の下では黙っているしかありません。しかし一朝ことが起こった時、彼らはすべての権力と財力をつかって政権に歯向かうのではないかと、私は思っています。
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【将軍は語らない】
 相変わらず金正恩委員長は口が汚く、自分を慕ってくれる文大統領にも容赦なく「バカ」だの「怖気づいた犬」だの「図々しいヤツ」だの、愚弄するに暇がありません。 
 何を委員長は怒っているのか――。

 ひとつには韓国が韓米合同演習をやめないこと、アメリカの最新鋭機F35の導入を始めとする軍備増強に余念のないこと。文政権になってから国防費は朴槿恵時代をはるかに上回っています。
 委員長の、
「片方で和平を唱えながら、他方で着々と軍備を増強するとはどういうことなのだ」
というのは筋の通った話です。

 ほんとうにどうしてこんなふうに右手と左手で違ったことをしているのか。わたしはそこで、文大統領が軍に気を遣っているのではないかと疑うのです。

 もちろん韓国の軍人にとっても文大統領の進める南北融和に文句はありません。朝鮮戦争終結宣言が出され、北緯38度の休戦ラインが普通の国境になって、ゆくゆくはEU諸国のように自由に行き来できる見えない国境となる、それはほんとうにすばらしい夢です。
 しかしそれだけでいいのでしょうか?

 私が韓国の軍人だったらそう簡単に南北融和を喜ぶわけにはいきません。なぜならまだ謝ってもらってないからです。
 朝鮮戦争は北が南を侵略した一方的な戦いです。何の落ち度もない韓国が攻められて、20万人の軍人と133万人の無辜の民間人が殺されたのです。その件について一言の詫びも賠償ももらってない。

 いやいや同じ民族がひとつになるのだから、そんな昔のことには目を瞑ろう。
――それもいいかもしれません。65年以上も前のことは水に流してもいい。

 しかし2010年の天安沈没事件で犠牲になった46名の兵士と延坪島砲撃事件で亡くなった2人については、今も息遣いが聞こえるほど近くに思い出せるのです。それについては真摯に謝ってもらわなくてはいけない。
 それを抜きに南北融和などありえない――私ならそう考えます。同じ軍隊の飯を食って苦楽をともにした友人が、不意打ちを食らって無残に死んだのです。それを忘れて北と手を結ぶなら、それはもう人間ではありません。

 現在の文政権はすべての葛藤に目を瞑り、南北融和を図ろうとしています。文民統制の下で今は軍も何も言いませんが、一朝ことが起こったら、ここにも言わねばならないことがたくさんあるはずです。


【政権基盤は、案外もろいのかもしれない】
 遠く海を隔てた日本から、しかもメディアを通して見ているのですから、当然、韓国国内の微妙な空気まで読み取ることはできません。しかし財閥や軍の人々が、文大統領に素直に従っているわけでないことは容易に想像できます。
 政権もその反目に気づいていないわけではない。

 そう考えると、落ちたとはいえ50%近い支持率を誇る文大統領の、政権基盤も案外あやういものなのかもしれません。


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2019/8/28

「情報の穴を埋める」〜日韓問題を斜めから見る3観点  政治・社会・文化


 日韓葛藤は 底だと思っていた部分が割れて 二番底も割れ
 この先どこまで険悪になっていくか分からなくなってきた

 テレビの情報番組やネットニュースにいくら触れても
 闇はますます深まるばかり

 こんなとき私たちがしなくてはならないのは
 ニュースとして聞こえてこない部分を 自ら埋めていくことだ
というお話。

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(「崇礼門(南大門)」phtoACより )

【日韓問題が難しい】
 学校に合わせてブログの夏休みを取っていたこの4週間、私が何に集中し、何に興味を持って過ごしていたかというと、大方の日本人がそうであるようにそれは日韓問題でした。

 毎日のようにニュースで扱われ、日々変化があり、変化に従って繰り返し“最悪”という修飾が陳腐になっていく――そこで感じるのは(誤解を恐れずに言えば)ダイナミックでスリリングで、まさに歴史の証言者となる場所のすぐそばにいる臨場感です。

 毎日が日曜日な私は日々かなりの量のネット記事を読み、テレビの情報番組にも目を通しています。しかし困ったことに、読めば読むほど、観れば観るほど、事態が分からなくなってきます。

 思いつくままに列挙すれば、例えばそれは、
「たかがホワイト国を外されたくらいで、なぜ韓国の人たちはあれほどまでに怒っているのか」
ということだったり、
「そもそも韓国の輸出管理に不備があるとかいうけど、それは何なのか。日本政府がはっきり言わないのはなぜなのか。韓国は何を直せばよかったのか」
とか、
「日本が『これは貿易管理の問題で徴用工問題とは関係ない』といっているのだから、韓国は乗っかって『根拠を示せ、善処する』と言い続ければよかったのに、なんで『報復だ』『報復だ』と問題を複雑にしてしまったのか」
「そもそも日本は『禁輸ではない』と言っているのだから、きちんとした手続きをすれば規制品が入ってくるかどうか見極めればいいのに、どうして事前にこれほど大騒ぎをしなくてはならないのか」
「GSOMIAがなくなっても、日本はほんとうに困らないのか。北朝鮮とアメリカが戦闘状態に入って、日本にミサイルがバンバン飛んできても大丈夫なのか」
とか、疑問はいくらでも浮かんできます。

 しかしここにきてようやくわかってきたのは、私のようなかなり熱心なウォッチャーをしても、集められる情報はあまりにも少ないということです。特に韓国側のことはさっぱり分からない。


【韓国の情報が入って来ない】
 私が収集できる韓国の情報源は、
 @ウェブ版を含む日本の新聞および雑誌。
 Aニュース・報道番組を中心とする日本のテレビ番組。
 Bネット上で読める韓国の新聞。
 以上です。

 この中でBについては革新系の「ハンギョレ」、保守系の「朝鮮日報」「中央日報」「東亜日報」「聯合ニュース」の5紙(いずれも日本語版)。
 毎日確実に目を通していますから見方によってはけっこうな量ということもできます。5紙も読めばたいていのことは分かる――そう考えたくもなります。しかしまったく違います。

 日本語版の5紙はいずれも日本人の読者を予定していますから、すでにフィルターがかかっているのです。記事のタイトルを変えたり表現をいじったり――それどころかそもそも日本人には必要ない天気予報や台風情報、イベント情報などはかけらもなく、交通事故や殺人事件・火災といったものはかなり特殊でないと記事として上ってきません(それなのにやはり需要があるのでしょう、韓流芸能界のニュースを取るのはいたって簡単です)。

 つまりいくら韓国紙とはいえ、日本語版を見ている限りで、必要な情報はまったく足りないのです。

 例えば今日、韓国の朝刊各紙の一面を飾っているのは、間違いなく文大統領の側近のスキャンダルに司直の手が入ったという記事です。日本では韓国のホワイト国除外が今日から実施されるというのに、です。韓国国民の本日の主たる関心は、私たちとはまったく別のところにあります。

 しかしその韓国国民の最大の関心事――文大統領の側近で次期法務部長官として指名されているチョ・グクとかいう人のスキャンダ――は、先週土曜日の現地朝刊で、前日発表された「GSOMIA破棄」よりも大きく扱われていたことで、ようやく日本でも報道する価値ある大問題だと気づかされたものです。それまで日本のメディアはほとんど扱っってきませんでした。

 あるいはこれとは別に、最近、急に扱われるようになったものとして、反文政権デモも上げられます。
 これは8月15日の光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)に数十万人規模で行われたの機に注目されるようになり、先週土曜日に行われた自由韓国党の集会にも数万人が集まってGSOMIA破棄を批判したことで一躍き脚光を浴びるようになりましたが、文政権反対デモ自体は昨日今日始まったものではありません。(私の知る限りでは)すでに三月にはすでに大きく盛り上がっていたのです。しかしそれは日本のメディアでは報道されない。


【韓国も日本で起こっていることを知らない】
 同様に韓国の人たちも日本を知らない。
 慰安婦合意の破棄がどれほど日本人を怒らせたか、その実像が伝わらない。徴用工問題で韓国最高裁の判決が出て以降、繰り返し請求したにもかかわらず8カ月に渡って待たされ、ようやく出てきた解決案が、かつて韓国政府ですら一蹴したお粗末なものだったという苛立ち、それも伝わっていません。
 なぜか。

 いうまでもなくそれも、韓国の人たちが国内メディアを通してしか日本を知ることができないからです。

 今回の輸出規制にしても、日本としては、議長国だったG20が無事終わるのを待って、ようやく下ろしたのが3品目輸出優遇除外の鉄槌なのです。しかし韓国にはそうは見えない。

 G20が終わった翌日、電撃的な第3回米朝会談で和平の機運が一気に高まった翌日、まるですべてをぶち壊すように背後から突いた卑怯な一手が、日本の輸出優遇除外だったのです。だから怒る。


【情報の穴を埋める】

 私たちはマスメディアを通して現状を知るしか方法がありません。しかしそのメディアが、バランスの良い、先を見越した報道をしないとしたら――その空白は私たちが埋めるしかありません。
 もちろん直接取材という訳にはいきませんから、手持ちの情報を使うだけです。

 ジグソーパズルの欠けたピースを類推するように、現在手元にあるピースをよく吟味し、空白にあるはずのものを思い浮かべ、あるいはそこにあってはならないもののきちんと計算に入れて、全体像をつかむのです。

 日韓葛藤をどう解決するかは、東アジアの未来を全く違ったものにしてしまうかもしれません。
 その未来を担う子どもたちのために、私たちのできることが何なのかも、見越しておかなくてはならないでしょう。


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