2019/5/22

「世間知の学習 2」〜引っ越し編  知識


 息子のアキュラが突然九州へ転勤
 学生時代から住み慣れた東京のアパートを去ることになった
 知識があればアタフタせずに済んだのに
 経験がないばかりにたいへんなことになる
 特にリサイクル家電と粗大ごみの始末が・・・

というお話。
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【アキュラ、東京を離れる】
 息子のアキュラが突然の九州転勤で、学生時代から慣れ親しんだアパートを引き払うことになりました。土日を挟んでたった5日で任地に向かわなくてはなりません。

 私のところは父も弟も、私も妻も娘も公務員という一家ですので、民間企業のやることには慣れていません。
 おまけにアキュラはおっとりというよりは素っトボケたところのある子ですから気が気ではなく、娘に言わせれば“相当に過保護”な話ですが手伝いに行くことにしました(シーナは私を過保護だと非難しますが、その過保護の恩恵を誰よりも受けているのがシーナだと思うのですが・・・)。

 その引っ越しの過程で学んだこと。


【遠隔地への引っ越しは料金がハンパじゃない】
 学生時代から住んでいるアパートはワンルームのトイレバス付。キッチンも申し訳程度のものです。
 転居先にはベッドも冷蔵庫も洗濯機もあるそうなのでそれらはすべて廃棄。布団はほとんど“腐っている”状態なのでこれも廃棄。
 スノーボードやガスストーブ、そしてなぜか持っている製麺機(ラーメンからうどんまで何でも作れる)は必要なさそうなので実家へ移送。
 結局、引っ越し先へもっていくのは机といす、三つの衣装ケース、こまごまとしたものを3個の大型段ボールに。テレビ1台、コンピュータモニター3台、といった感じでベッドなどがない分、普通の学生よりも少ないくらいです。

 シーナが都内で引っ越ししたときの荷物はざっと5〜6倍の分量でかかった費用が6万円弱。そのことを参考に、いかに遠いとはいえ4〜5万円というところかなと思って見積もってもらったらなんと18万円弱!
 いくら会社持ちとはいえ、それはないと思ってあと2社に見積もってもらったところ、大小同異でどうやらそれが相場らしいのです。

 高速料金だけでもかなりかかるというのが引っ越し業者の説明です。日時を問わないなら帰りのトラックを空荷しないで済む日を選ぶので、それだとずいぶん安くなるという話もありましたがそういう訳にもいきません。
 支払いは会社だと言わなければもっと安くなったのかもしれませんが、だいぶ驚き、そして納得しました。


【リサイクル家電は厄介】
 荷物も整理して引っ越し業者も決まってヤレヤレなのですが、残る問題はリサイクル家電と粗大ごみです。このうちリサイクル家電には決まった手順があります。

 家電リサイクル法の対象となる「家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)」は処分料を払って引き取ってもらうものです。
 同種の新しい製品を購入する場合は購入業者に、廃棄だけの場合は買った店に持ち込むのが原則ですが、アキュラのように購入した店舗が遠隔地にあったり、そもそも買った店が分からない(友だちから譲ってもらったりした)場合は郵便局で専用の「家電リサイクル券」をもらい、必要事項を記入して料金を払った上で製品に添付して処理場に持ち込むことになります。
 もちろん民間の回収業者に代行してもらえば済むことですが、自分でできることは自分でしましょう。私はケチなのです。

 ただ、それにしても慣れない東京で、日曜日にやっている郵便局を探し、必要な手続きをして車で処理場に運ぶのは気の重いことす・・・と思い悩んでいるうちにふと気づいたのは、「郵便局は全国区」ということです。もしかしたら同じ用紙が地元にもあるんじゃないかと。

 そこで慌てて近くの易郵便局で話を聞くと目の前にあり、ここで支払って東京で使っても構わないということでした。言われてみれば当たり前で、国法によって行われることが地方限定であるはずがありません。

 これで問題解決! と思ったらそこに躓きの石があり、リサイクル製品はメーカー・サイズごとに処分料が異なり、それが分からないと支払額が決まらない。今や私は田舎、アキュラは九州で、すぐに確認することができません。

 しかし私は運の強い人間です。
 アキュラに連絡すると何と数年前、購入する際にさまざまな商品を比較するためメーカーやサイズの張られた写真を撮ってあったのです。スマートフォン内ですから、写真はすぐに発見されます。これで一件落着。

 もっとも予め家電リサイクルについて知っていれば、ちょっとメモするだけでこんなにやきもきする必要はなかったのですが。


【粗大ごみの処分は数万円から無料まで、方法が複数ある】
 残るはベッド、布団、カーペットといった普通の粗大ゴミです。

 ネットで調べると「無料回収業者」がいくらでも出てくるのですが、これが実に胡散臭くて手を出すのが怖い。
 先に書いたようにリサイクル家電は廃棄すること自体に数千円のお金がかかるのです。それを無料回収というのはどう考えても筋が通りません。

 さんざん迷って第六感で良心的な感じの一社を選び電話をすると、
「リサイクル家電でも何でもここ5年以内のものが1点でもあれば、他は5点まで無料で回収します」
という話。これはよく分かる。

 業者はその新しい家電を例えば3万円で売って、残りの粗大ごみは正規に処分したり不法投棄すれば、その差額が収入となる。 “売れるリサイクル家電がなければすべての処理料金を払ってもらった上で自分の収入も上乗せして請求すればいい‘ そうやり方なのです。どちらにしても業者の手間賃は払うことになります。
 そうなるとやはり自分でやった方がいい、自分でできることなら何も業者を使う必要はない、ケチな私はそう考えます。

 調べると粗大ごみ廃棄の方法は二つ。

 ひとつは「粗大ごみ処分券」というものを指定業者のところで購入し、それを品目ごとに張って回収日にアパートの前に出す方法。
 もうひとつは直接、処理業者のところに持ち組む方法

 しかし前者は、例えば料金800円のものには300円券2枚と200円券1枚を張るといったふうに面倒くさいことこの上ない。しかも回収日に合わなければ出せない。
 アキュラは引っ越しの土日にしか来られませんから無理でしょう。私が週日に行ってやるということもありますが、それだと私の交通費だけで業者に払う分は出てしまいます。

 その点で後者だと、慣れない東京を車で走る気の重さはありますが処分そのものは無料となりますからその方がいいのかもしれない、そう思ってどこに持ち込めばよいのかを調べると、なんと、処理工場はアキュラのアパートから数分のところにあったのです。

 私は自分の運の強さに思わずガッツポーズをしたりします。
 なんだ超正解の答えが最初から目の前にあったじゃないか!

 しかしこれが実は大きな問題の発端になったのです。

                         (この稿、続く)


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