2017/6/1

「6月1日の話」  教育・学校・教師

      〜1円玉の蘊蓄

 6月になりました。衣替えです。
 このブログ(元は私の勤務校で発行していたもの)では毎月朔日は「○月になりました」といった題で、wikipediaなどを参考に月名の由来だとか英語名の意味だとか、あるいは主な行事を列挙してところどころで蘊蓄を垂れ、一日分の記事とするのが常でした。
例えばこんなふうです(2010/6/1 6月になりました

 読んでくれた先生にその気があれば、そのまま教室に持って行って子どもに話し、新しい月が始まったことを強く意識させてもらいたいという想いがあってのことです。子どもの意欲はすぐに萎えてしまいますから、常に新鮮な気持ちにするよう、さまざまに工夫しなければならないのです。

 しかしブログを調べて驚いたことに、他の月はそこそこ毎年書いているに、「6月になりました」だけはいま見た通り、2010年まで遡らないと記録がないのです(1月と8月もありませんが、それは長期休業中のため)。
 過去6年間一度も書いてない、6月はそのくらいつまらない月なのです。祝日もなければこれといった行事もない。
 もちろん「沖縄慰霊の日」(23日)は重要ですが、その次というとやたらじみ〜〜な「父の日」(第3日曜日)。これでは書く気になりません。
 ところが書くことに困って6月1日に絞って調べると、これが“なんでこんなに記念日が揃っているの?”と言いたくなるほどいろいろがあるのです。


【6月1日の記念日】「今日は何の日??カレンダー」より)
 気象記念日(気象庁)、
 電波の日(郵政省1951)、
 人権擁護委員の日(法務省他1981)
 写真の日(日本写真協会1951)、
 国際放送記念日、
 真珠の日(日本真珠振興会)、
 万国郵便連合加盟記念日、
 麦茶の日(全国麦茶工業協 同組合1986)、
 ねじの日(日本ねじ工業協会1976)、
 梅の日(梅研究会1987)、
 ガムの日(日本チューインガム協会1994)、
 氷の日(日本冷凍事業協会)
 バッジの日(徽章工学協会1993)、
他に、あゆ解禁、衣替え、生糸年度始め、薪能。男女雇用機会均等月間(労働省)、まちづくり月間(建設省,都道府県,市町村)も始まります。

 また今日は
「鹿ヶ谷事件」(1177)の日であり、日本初の写真撮影(モデルは薩摩藩主・島津斉彬)が行われた日(のちに間違いと分かったのですが、「写真の日」は6月1日で継続)、東京気象台が設立(1875)されて東京で初めて天気予報(1884)が出された日です(だから「気象記念日」。この日が「バッジの日」であるのは「徽章の日」のダジャレ)。
 東京天文台設置(1888)され、八幡製鉄所が操業を開始(1897)し、日比谷公園が開園し (1903)とまだまだたくさんあるのですが、その中で私が心惹かれたのは「一円硬貨発行(1951)」という一文でした。
 私とほぼ誕生日が一緒なのです・・・!!


【一円玉の話】
 実は「今日は何の日??カレンダー」はけっこう誤りが多く、文中の「梅の日」は正しくは「梅肉エキスの日」、「ガムの日」は「チューインガムの日」が正しい名前です。また「一円硬貨発行」は1951年ではなく1955年のことでした。つまり私より若い。
 別の言い方をすると私が生まれたころ、「1円」はまだ紙幣でけっこうな金額だった(らしい)、ということです。(どんだけ古いんだ? 私は!)
 1955年の大卒国家公務員の初任給は8700円。現在は17万6700円ですからおよそ20倍。案外大したことはありません。1円札は今で言えば20円札になります。やはり硬貨にする必要はあったのですね。

 1円玉の素敵なところは純アルミで半径1cm、重さ1gというところです。
 子どもに「アルミニウム」がどんな金属か教えるのに簡単に示せますし、直径2cmは(覚えておけば)小さなものを大雑把に計測するときに役立ちます。
 1gを実感するのは厄介です。しかし1円玉を10個持たせて「これが10gだよ」と言ってやれば何かの折に使えるかもしれません。
 これで厚さが1mmだとさらに便利なのですがそこまではうまく行きません。厚さは1.5mmだそうですから「10枚重ねて15mm」です。

 なお、1円玉の製造単価は2〜3円。アルミ地金の相場によってずいぶん違っているみたいです。
 1円玉の表(普通は裏だと思われている方)のデザインは「若木」、ただし特定の植物の若木という訳ではなさそうです。
 
 1円玉の需要は年々下がり、3%の消費税が始まった時に突然高まったものの5%になるとまた衰退。8%消費税でまた高まるかと思ったら意外と伸びず、これからは電子マネーの時代ですからさらに必要性はなくなっていくのかもしれません。

 現在は一般流通のための一円硬貨は製造されておらず、「硬貨セット」(ミントセットというらしい)のためのものがつくられるだけのようです。2016年の実績で年間57万4000枚。57万4000円分です。寂しい限りです。
 しかしデノミネーションでもない限り、私の生きている時代にはなくなることはないと思います。仲良くしていきたいですね(1万円札も)。

 
*他に6月1日としては、幸徳秋水が大逆罪容疑で逮捕(1910)、荻野式避妊法の発表(1924)、スーパーマンがこの日創刊の雑誌でデビュー(1938)、日本国有鉄道・日本専売公社の発足(1949)、JIS(日本工業規格)の基本となる工業標準化法公布(1949)、人権擁護委員会法が施行(1949)、郵政省・電気通信省・地方自治庁・総理府等各設置(1949)、電波法・放送法施行(1950)、大阪で初のワンマンカーの運転(1951)、三菱重工業発足(1964)、若葉マーク登場(1972)、東京地方で天気予報が「確率予報」に (1980)、男女雇用機会均等法公布(1985)、上野動物園のパンダ「ホアンホアン」人工受精で出産。12月に「トントン(童童)」と命名(1986)などが出ていました。

 6月1日生まれの有名人としてはグリンカ(作曲家1804)、佐多稲子(作家1904)、福地泡介(漫画家1937)、千代の富士貢(元力士1955)、ナンシー・ロペス(プロゴルファー 1957)、山下泰裕(元柔道選手1957)、坂上忍(俳優1967)など。
マリリン・モンロー(女優1926)も今日が誕生日で、そこからアメリカでは「マリリン・モンローの日」となっているみたいです。
 

 
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