2013/7/4

「悪筆退散」  教育・学校・教師


 私はおそらく教員の中でも最も早くコンピュータを買い、ワープロ専用機を購入した一人です。別にITスキルを自慢したいのではありません。とんでもない悪筆で、自分の文字は一字たりとも世間にさらしたくないという情熱がハンパではなかったのです。昔はまだ「先生と言えば字が上手いもの」という先入観が世間一般に残っていましたので、悪筆は私の中で極秘事項でした。

 そうは言っても初期のコンピュータ(8ビット)は漢字がうまく表現できませんでしたし、印刷機の性能も8ビットの文字をきちんと映し出すには性能が今一つでした。ワープロ専用機の印字はまだましでしたが、私が購入した最新鋭機でも液晶画面は40字×5行しかなく、また罫線を無視してどんどん書いてしまうので、頭の中のレイアウトを常に対照しなければならない厄介ものでした。自分の字を一字も出さないと言ってもけっこう大変だったのです。

 そんなに苦労するなら書写の練習をすればよさそうなものですが、字を練習している時間より悪筆を続けている時間の方が圧倒的に長いのでさっぱりうまく行かない、そんな気がしていました。

 しかし最近、この年になって、また少し、字の練習をしてみようという気にもなっています。若いころの悪筆は許せても、老人の子どもっぽい字はやはり恥ずかしいですから。

 先週の「世界一受けたい授業」の中に、「字の達人 武田双雲が伝授 字のヘタな人が3週間で輝き文字に!」というコーナーがありましたので紹介しておきます。

(1)まず手の動きの矯正をする。
クリックすると元のサイズで表示します 500円玉を人差し指の付け根の関節の上に乗せ、それが落ちないようにしながら字を書く練習をする。500円玉が落ちるような人は手首や指先・肘などに余計な力が入っているのだそうで、硬貨が落ちないように練習することで力が抜け、きれいな直線や曲線が書けるようになるのだそうです。

(2)「トン・イチ・スー」と言いながら書く。
 基本的に字のヘタな人は雑で丁寧さを欠いているのだそうです。そこで一画一画、トンで始点を決め、イチでひとつ呼吸を置き、ねらいを定めてスーと線を引くのです。ペンの止まるところでは必ず呼吸を置き、ねらいを決め直します。

(3)「行雲流水」を繰り返し書くこと。
 これは有名な禅語らしいのですが、今回初めて知りました。昔「永字八法」というのがあって(今もあるか)、基本的な「はね」や「とめ」「はらい」などはこの一字で学べると教わりましたが「行雲流水」はさらに多くの基本が学べそうです。

 しかし、要するに、丁寧に書けということですね。しばらくこれでがんばってみます。




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