2011/4/1

よろしくお願いします  教育・学校・教師


 新しく6人の先生方を迎えて、いよいよ平成23年度が始まります。
 平成23年度(2011年度)は、もしかしたらとんでもない年になるかもしれません。

 いうまでもなく東北関東大震災の復興はそのとば口にさえついておらず、原子力政策の見直しは恒常的な電力不足を引き起こすかもしれません。失われた20年からようやく光明の見えてきた日本経済が再び沈んでしまうかもしれないのです。工業も不安なら輸出農業も観光も心配です。
 今回のことで日本人は大いに名を高めましたが日本政府の評判はがた落ちです。今後の国際政治を考えるととても不安です。

 問題は日本一国に留まりません。昨年の暮れから始まったイスラム国での民主化の流れは、リビアで内戦を引き起こし、さらに周辺の国々に飛び火しようとしています。
 東アジアではかねてより北朝鮮が「強盛大国の大門を開く」と言っていた 2012年がいよいよ来年に迫っています。
 アメリカは衰退しロシアはもたもたし、日の出の勢いの中国も足元が固まらない。EUにアメリカの代わりができないことは言うまでもありません。

 私は今後の日本がどうなっていくかよく分かりません。大きな衰退への第一歩を踏み出してしまったのか、新たな飛躍への第一歩を進めたのか、いずれにしろ今までと同じ歩調というわけには行かないのは確かだという気がしています。

 今回のことで私は自分の仕事に対するスタンスがやや変わりました。それは個人の幸福や自己実現のためではなく、世の中の役に立つ人間を本気で育てようということです。
 例えば今、東北・東関東で役に立つのは土木・通信・電気ガスといった復興のための技術と、他人のために働こうとする意志を持った人たちです。医療・給食・運送の人たちにも活躍の場があります。

 秋葉原事件のときの現場写真にもとても印象深いものがありました。それは被害者の顔に顔を寄せ人工呼吸をする男性と心臓マッサージをする女性、傍らに座るもう一人の女性、その向こうの3人の男性という写真です。向こう側にいる3人の男性は(被害者の友人なのでしょうか)切ない顔をして天を仰いでいます。それに引き換え手前の3人は、黙々と冷静に医療活動を続けています。

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 私も何の技能もない人間で、苦しむ人が最も助けを必要としているときに何もできない人間です。ただし幸いなことに、人を助ける人材を育てることができる立場にはいます。

 気持ちのよい、素直な子どもを育てたいと思って来ました。しかし今はその上に、強く、戦える子を育てなければならないと思っています。



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