2010/7/7



 今夜は七夕(たなばた)です。先日もちょっとお話したように、これはいくつかの行事が混ざって現在の形になったものです。そのそれぞれについて簡単にまとめました。

(1)五節句

 中国に発生した陰陽五行説は万物の成り立ちや事象を説明しようというものです。この説で、奇数は陽、偶数は陰と分類されるわけですが、奇数(陽)と奇数(陽)が合算されると偶数(陰)なることから、3月3日のように奇数が重なる日には避邪(ひじゃ)の行事が行われました。

 1ケタの月のうち1月1日(元日)を別格としてこの日の変わりに1月7日(人日:じんじつ)を置き、以後3月3日(上巳:じょうし)、5月5日(端午:たんご)、7月7日(七夕:しちせき)、9月9日(重陽:ちょうよう)の五つを並べて五節句といいます。中国の暦法上季節の変わり目を表すものですが、日本ではそれぞれ「七草の節句」「桃の節句」「菖蒲の節句」「たなばた」「菊の節句」と呼んでいます。


(2)織姫と彦星

「織姫は天帝の娘で、はた織のじょうずな働き者の娘でした。夏彦もまた働き者であったため天帝は二人の結婚を認め、ふたりはめでたく夫婦となりました。しかし夫婦生活があまりにも楽しいので、やがて織姫ははたを織らなくなり夏彦も牛を追わなくなってしまいました。このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離してしまったのです。年に1度、7月7日だけ、天帝は二人が会うことをゆるし、天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれると会うことができるのです。

 ただし7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができません。この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれますが、これは織姫と夏彦が流す涙といわれています」

(織姫星はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル。それぞれ天の川を挟んで反対側にあるふたつの一等星です)


(3)乞巧奠(きっこうでん)

 手芸の神様とされる天上で機を織る織女に、針仕事や習字、詩歌などが上達するようにと願って星をながめ、供え物などをする中国の行事です。


(4)棚織津女(たなばたつめ)

 古来日本では旧暦7月15日に水の神が天下るとされていました。この日、それぞれの村では穢れを知らない少女を選び、川や海、池のほとりに置いた棚構えのある機屋(はたや)で、神聖な織物を織らせます。そしてそれを神に捧げ、少女を一晩神に仕えさせることで、村の災厄を祓ったのです。これが棚織津女といわれる風習です。旧暦7月15日の行事ですので、盆行事の一部と考えられています。


 調べてみると、いろいろ面白いことが出てきます。



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