2009/10/20

インフルエンザA〜B  教育・学校・教師


A今回の新型インフルエンザ対策には、これまでの季節性とは異なるいくつかの点があります。そのひとつは、インフルエンザによる欠席者が10%を超えたら自動的に学級閉鎖、学年閉鎖または休校という点です。

 これまでの感染症の場合、一応目安として20%という数字があがっていましたが、これはあくまでも目安であって、20%を超えても全体が終息に向かっている状況なら学校長の判断で閉鎖にしなくてもよかったのです。

 今回のように、状況がどうであれ10%を越えたら自動的に閉鎖というのは、判断をしなくていい分、校長先生の負担の少ない便利な基準ともいえますが、たとえば30人のクラスが三つある90人学年だと、1クラスから9人の患者が出ると自動的に学年閉鎖になって、ひとりの患者もいない2クラスも同時に休まなければならないという妙なことになってきます。さらに学年閉鎖が解かれたあとで、元気だった別のクラスから9人の患者が出ると、他のクラスはまた休まなくてはなりません。下手をすると、同一学年が総計で3週間も休まなければならない事態が出てきてしまうのです。

B今後考えておかねばならない問題のひとつは、かなり多くの灰色患者が出てくるだろう、ということです。

 インフルエンザの初期では、簡易検査の結果プラスにならない場合が少なくありません。そうした場合、現段階ではほとんどの患者が再検査を受け、その結果で白黒をつけることになります。ところが今後病院が混んでくると、再検査事態が省略されタミフルやリレンザを処方されてそれで終わってしまう例が大量に出てくるはずです。その中にはもちろん、インフルエンザでない場合もあります。

 この灰色インフルの児童をどうカウントするか、その数え方で学級閉鎖や学年閉鎖が実施されたりされなかったり微妙になる事態が出てくるのです。

 Aの学年閉鎖が3週間にも及ぶかもしれないということと考え合わせると、非常に悩ましい問題となる可能性のある事実です。

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