2009/10/1

私の深イイ話  教育・学校・教師


「人生が変わる1分間の深イイ話」という番組が流行っているそうですが、私の深イイ話のひとつは、10年近く前、当時大学生だった甥っ子が、進路について語った次の一言です。

「オレ、自分のできることの中に、やりたいことがないんだよね」


 私自身も高校・大学と、自分が何をやりたいのか、ほんとうに就きたい仕事は何なのかずいぶん悩んできましたから、この言葉はとても新鮮でした。
 
 ああ、そうなんだ、あの頃の自分の悩みは結局はそういうことだったんだと、数十年の間にさらに厚くなった目のウロコが、音を立ててドサッと地に落ちる感じでした。

 今の石川遼のようにゴルフに才能があったら、小栗旬と同じような魅力と魔力に恵まれていたら、あるいは田中将大のように野球がうまかったり、かつてのホリエモンのように株を自由に動かす力があったら、進路なんて何の問題もない。場合によれば、ゴルフが好きか俳優になりたいかどうかということだって、問題にならないのです。

 じかし現実の自分ができそうなことをざっと見ると、そこには思わずやりたくなるような仕事が何もない。

 やりたいこと、ほんとうに就きたい仕事がないわけではなく、 悩ましいのは、何の取り得も、才能も、力もない、という実力不足そのものなのです。

「オレ、自分のできることの中に、やりたいことがないんだよね」
 この言葉を思い出すたびに、やはり子どもには力をつけて上げなければと思います。

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