2009/8/26

最初の顔が組織の顔  教育・学校・教師

 昨日の講演会で「最初に出会う顔が組織の顔」というお話がありました。

 例えばある会社を訪問して、最初に出会った人の対応がすばらしければ、その会社は「すばらしい会社」という印象からスタートできます。ところが逆の場合、最初の悪印象を修正するのは大変な時間と労力がいったりします。

 そうした危険を避けるため、少し大きな企業や組織になると必ずと言っていいほどよく訓練された受付嬢がいて、丁寧に案内してくれたりします。建物もそうなっていて、間違っても野暮な社員がそのあたりで妙な対応をしないよう、安全な構造になっています。

 ところが学校はそうではありません。玄関にお客さんが現れたとき、たまたまそこを通りかかった先生が声をかけられ対応するといった場合も少なくなく、そのときの先生の対応が、学校の顔になってしまうのです。

 丁寧に扱っていただき客が恐縮するようであれば、かえって学校は対等以上の付き合いができます。ところが偶然その場に変な先生がいて、「校長先生はいらっしゃいますか?」「知りません」などと答えると、交渉のスタート位置がぐんと向こう側に行ってしまいます。ましてや「自分で見てきてください」などと答えられた日には、殴りたくもなろうというものです

 私たちは接待の基礎といったものを学んで教員になったわけではありませんし、対応の仕方ひとつで収入が変化するような世界に住んでいませんから、ついつい接遇は疎かになりがちです。中には信念に燃えて、卑屈と疑われそうな対応はすまいと思っておられる先生もいます。

 しかしいまや時代が違います。教員の対応が悪いという瑣末なことが、あとあとさまざまな面倒を引き起こし、学校全体としてエネルギー・ロスとなることが少なくないのです。そんなことがしたくて教員になったわけではないのですが、愛想笑いのひとつもできないと、学校の世界もわたっていけない時代になっているのです。

 笑ってみましょう。はい! チーズ!



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