2008/10/31

子どもを守る  教育・学校・教師


 札幌で8年間母親に軟禁されていた女性が発見され、学校が不登校として処理していたとして非難されています。

 小学校3年生から登校日数が減り、4、5年の登校日数は50日前後、6年で1日、中学も1年の時に2日間登校しただけで2年時からは全く登校しなくなったという経過は典型的な不登校児のパターンで、「小中学校の担任教諭が月数回の割合で自宅訪問したというが、母親に断られて様子を確認することはできなかった」という事実とあわせると、これを保護者による軟禁と捉えることは不可能だったように思います。

 しかしだからと言って、学校は無関係、責任はないとは私も思わないのです。

 現代の日本にあって、組織的に教育をできるのは学校を置いて他にありません。諸外国のように、キリスト教会やイスラム指導者、あるいは社会主義国における「党」といったものが教育の一端を担ってくれるわけでもありません。そうである以上、日本の学校は、子どものすべての面に手を伸ばし、その教育に責任を持たねばならないのかも知れません。

 今私が考えていることの一つは、
親の手から子どもをどう守るか
という問題です。
 昨日、そういうことを本気で思わされるようなことがありました。


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2008/10/30

文書の体裁  教育・学校・教師


 係の仕事をしているうちに、さまざまな形で校長名の書類を作成しなければならない場合があります。そんなとき、文章のレイアウトをどうするのか分かっていないとさまざまに気を遣うことになります。そこで、簡単にまとめておくことにしました。

 さて、正式な文書の最初の行に来るのは発信記番号です。これは「20○○○第32号」といったふうに書く、その役所・学校から出る書類の通し番号ですが、普通の私たちが作る文章には先ず書きません。それでも校長先生レベルの文書には入れますし、国や県から降りてくる文には必ずありますから、今度回覧文書が回ってきたら注意して見てみるといいでしょう。

@特別の文書はそうですが、普通の文書の1行目は日付です。これは平成○○年からきちんと書いて、「右寄せ」で文面の右に飛ばします。

A2行目には宛名を書き、左に残します。敬称については、昔は、役職名には「殿」だとかいろいろルールがありましたが、現在では「様」で統一されています。宛名が複数にわたる場合は、左に並べます。

B3行目に「○○市立○○小学校長」、4行目には校長名「○○ ○○」が入ります。このとき、校長名の少なくとも最後の文字は「○○小学校長」の「長」の字より右に突き出ていなければなりません。
 また、差出人の名は、「右寄せ」で右端に飛ばすようなことはしません。スペース・キーを使うなどして右に移動させ、校長名の最後の文字が上の「年月日」の「月」の字と同じ位置になるようにするのです。
 これには理由があります。

 正式な文書では校長名に後ろに職印(角印)を押すのですが、闇雲に押していいものではなく、名前の最後の文字の半分をつぶすように押すのです。そして職印の右の縦線は、文書全体の右端に揃わなくてはいけません。「月」の下に名前の最後の文字が来るようにするのはそのためです。

D一行空けて表題を書き中央揃えにします。表題の字数にもよりますが、地の文が10・5ポイントの場合、表題は16ポイントくらいがよさそうです。

E一行空けて、本文に入ります。

F日時や場所を並べる場合は、本文から2行空けて「記」と書き、中央揃えにします。

G一行空けて数字を掲げ日時を入れていきますが、最近は数字の後ろに「、」などを入れないのが普通になっています。

H「拝啓」に「敬具」がつくように、「記」には「以上」がつきますが、最近はこれも省略されます。

I最後に右下に四角で囲んで、学校名、直接の担当者名、電話、ファックス番号を入れます(必要に応じて住所やE-mailアドレスも)。

 これで終わりです。
 いくつか同じような文を書くとすぐに慣れますが、時候の挨拶などは、結構いつまでも難しいものですね。

 なお、文科省から来た文書の一部を載せておきます。印が大きいので、名前はさらに左に置かれています。

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ついでに、文のレイアウトも載せておきますので見てください。

l.docyoushiki.doc


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2008/10/29

10月29日  教育・学校・教師


 今日、10月29日は井伊直弼の誕生日だそうです。

問題「桜田門外の変で殺されたのは井伊直弼。では殺したのは誰?」
答え「悪い直弼」
というのは、社会科教師の冗談の定番ですが、この井伊直弼という人、調べてみれば見るほど面白い人です。

 あらゆる学問や芸術に没頭し、儒学、国学、曹洞宗の禅、書、絵、歌、茶の湯、能楽。能面作りに励んでいたかと思うと、狂言の戯曲まで書き、さらに武芸も剣術・居合・槍術・弓術・ 砲術・柔術と片端手を出し、ついには居合で新流派まで開いているのです。時代が時代でなければ、一大教養人として名を残していた人です。

 現代ではこういう人はなかなか出てきません。学問も芸術も武芸も、時間的に膨大な余裕が必要だからです。しかし教員生活をずっと続けてきた以上、一人くらいいはそういた人間を育ててみたいものです。


 さて、その井伊直弼が1860年(安政7年)桜田門外であっさり殺されてしまうのは、当日、季節はずれの雪が降っており、家来たちが刀に油紙を巻き、さらに柄に袋をかけて十分に防湿処置をしていたためとされています。襲われた瞬間に落ち着いて刀を抜き、応戦できたのは一人だけだったといわれています。

 1703年(元禄15年)の赤穂浪士の討ち入りも、1936年(昭和11年)の二・二六事件も雪の中でした。
 日本の歴史に残るテロルはすべて雪の中で行われます。

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2008/10/28

地デジ対応・・・・・せず!  教育・学校・教師


 2011年、地上アナログ放送停止とともに、校内のテレビがすべて受信できなくなります。常識的に考えると、それまでに校内のテレビ全24台を地デジ対応テレビに代えるか、地デジ・チューナーを買い揃えるしかないのですが、予算がないのでしません。

で、どうなるかと言うと、三つの対応策をとります。
@しばしば天気予報や地震速報、台風の進路予報などをチェックしなければならない職員室のテレビは、最優先で地デジ対応のものに切り換える。
A視聴覚室に1台、大型地デジ対応テレビを入れ、必要なクラスはそこに行って見ることとする。
B放送室に1台、地デジ・チューナーを入れ、学校の全テレビと繋げる。
・したがって教室でテレビを見る場合、チャンネルの変更は放送室までいって行う。
・同じ時間帯に他のクラスで異なるテレビ番組を見ることはできない。
・テレビのチャンネルを変えたいときは、他のクラスが見ていないことを確認してから行う。そうでないと、見ていたクラスは途中で番組が変わってしまう。

 50年以上前ですが、学校は地域の文化センターでした。
 西洋画の画集、大量の文学全集、見たこともない運動用具や体育器具、オルガン、ピアノ、石炭 ストーブ・・・・・・
 学校に行けば村で一番進んだものがあり、学校は一段格上の存在でした。そしてそこで働く教師も、何となくありがたく思える存在でした。


 テレビは地上アナログ、コンピュータはWindows2000、資料室の世界地図にはソビエト連邦が生きている・・・・・・学校が低く見られるのもしかたないのかもしれません。


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2008/10/27

本日は・・・  教育・学校・教師



振り替え休業です。




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2008/10/25

他宗派の人々  教育・学校・教師


『3種類の日本教―日本人が気づいていない自分の属性 』(講談社+α新書 393-1C) (単行本) 島田 裕巳 (著)

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』 (光文社新書) (新書) 山田 真哉 (著)
の2冊を平行して読んでいます。

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 私たち以外の世界の人々、特に自営業の人たちの生活と理念について知りたいと思ったからです。前者は日本人を教員公務員系、サラリーマン系、自営系の三種に分けて考察したものであり、後者は商売の不思議を科学的に解き明かしたものです。

 私は三代続いたサラリーマンの、しかも二代目の公務員ですから、自営の世界がまったく分かりません。

 例えば、数少ない(教員以外の)知り合いにひとりのガラス屋さんがいて、一日中小さな店で高価なガラス製品を売っているのですが、いつ行っても客のいる様子がなく、日長のんびりと暮らしているのです。私は、なぜ彼が生活して行けるのかわかりません。

 またサラリーマンの友人と、酒の席で給食費未納の話をした際、私が「どうせ払うものなら月々きちんと払えばいいのに」と言ったら「お前、バカか? どうせ払うものだから払わないんだろ。自分の口座に入れておけば利子だってつくんだから・・・」と言われたことがあります。なるほどと思うと同時に、私にはまったくない発想に驚いたものです。

 私たちが相手にしている保護者は、ほとんどが私たちと異なる世界で、異なる理念のもとに暮らしています。同じ日本人だと油断していると、痛い目に会います。かといって異星人と付き合っているわけでもありません。

 さて、今日は自由参観日・地域交流教室です。他愛ない話でもしながら、相手の理念や感じ方を注意深く観察してみるのもいいかもしれません。






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