2007/10/26

ペルソナ  教育・学校・教師


 ペルソナ(Persona)は、芝居で使う仮面のことを言います。ラテン語で、原義は「人」。パーソナリティはこれを語源としています。つまり、パーソナリティ(個性・人柄)というのは「仮面」のことであり、生の、本音の自分のあり方ではありません。

 およそ本音だけで話し合える関係というものは、成熟した人間関係ではありません。家庭にあっても子は子として、親は親としての態度や表現を要求されます。
 私たちは親として、子として、配偶者として、社会人として、男性として、女性として、上司として、部下として、とさまざまなペルソナを持たねばなりませんし、実際に持っています。
 また、同じ「社会人としてのペルソナ」についても、その場その場で、いくつもの仮面を必要とします。たとえば、教員として公共の場で発言を求められた場合、教員というペルソナの中から、そのときの気持ちや考え方に元も近いものを探し出して、それを顔にあて、話をするのです。

 全校集会で発言を求められた子どもは、子どもとしてものを語ろうとしてはいけません。児童としてどう発言したらよいのかというペルソナにしたがって話さなければなりません。そのとき、1枚しか仮面がないとしたら、その子の表現力は恐ろしく貧しいものとなります。

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