2005/4/7

「シャープ・ペンシルはなぜだめなのか」  教育・学校・教師


  昨日の朝、職員室でシャープペンシルが話題になりました。クラスや学年でシャープペンシルについては禁止しているところが多いようです。

 もう20年近く前ですが、「丸文字」と呼ばれる文字が大流行したとき、『変体少女文字の研究』という優れた著書が出ました。それによると「丸文字」の原因は結局、シャープペンシルとボールペンではないか、ということです。

 実際にやってみると分かるのですが、万年筆で字を書くときはペンをかなり寝せる事ができます。鉛筆も可能です。しかしシャープペンシルとボールペンは軸を垂直に立てないと芯が折れやすかったりインクが出なかったりします。それが何かというと、字を書く際の指の動きが極端に減り、むしろ手首で字を書くといった感じになるということなのです。手首で字を書く事がペン先の動きを大雑把なものにします(毛筆も軸を垂直に立てますが、肘も机から離して動かしますので、問題がありません)。

 また、万年筆の時代はペン先を「上から」見て、運びを確認すればよかったのですが、シャープペンとボールペンの場合は「下から」もしくは「横から」しかペン先を見ることができません。したがって、机に突っ伏して横から覗き込むようにして書く子や紙の方を傾けて見やすいようにしてしまう子が現れます。姿勢や視力の上でも問題があります。

 「どうしてシャープペンはいけないの?」という質問には、そんなふうに答えておくとよいでしょう。
 
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