まだ書いていなかったが、ウィルコムのPHS端末W-ZERO3の最新型、Advanced W-ZERO3[es]を買っている。
Advanced W-ZERO3[es]は、先代W-ZERO3[es]から1年ぶりに出た正常進化型で、
軽量
小型
薄くなった
CPUパワーアップ
メモリ増
Windows Mobile 5.0→6.0
液晶ディスプレイ640×480→800×480
などなど。かなり使い心地が良くなった。
このブログでは、自転車で走りに出たとき、雨域の最新のレーダー画像を見て行動を判断していることをよく書いている。あれはwebブラウザで気象庁や東京アメッシュのサイトを見ている。
今回、Advanced [es]へと切り替えるにあたって、新しく見つけた素晴しいアプリケーションがこちら。
WZero3DeAmedas
http://uchukamen.com/Software/WZero3DeAmedas/Default.htm
気象庁の防災気象情報サイトにある、雨域のレーダー画像を始めとする各種の画像・テキスト情報のみを抜き出してダウンロードし、表示でき、さらには画像の拡大・縮小・スクロールが自由自在。
webブラウザでリンクを辿って該当ページを表示させるのに比べると、見たい画像をかなりすばやく閲覧できる。素晴しい!
今日は今日とて昼前に起き出し、このアプリで気温AmeDasをチェックすると、東京はすでに33℃に達している。自転車で出る気を失くす(笑)。
さて、東京地方で雨域のレーダー画像をチェックしている人に、ちょっとした知識を。
この地方の雨域レーダー画像といえば、気象庁のほかに、東京都下水道局が運営している
東京アメッシュがある。東京アメッシュと
気象庁のレーダー・降水ナウキャストが表示する雨域が、結構異なっていることがある。
私がこれに気づいたのは、東京アメッシュでは東京都東村山市の北側、埼玉県所沢市付近にあったかなり強烈な雨域が、気象庁レーダー・降水ナウキャストでは全く表示されてなかったことがあったから。
そこで各々の観測用レーダーを調べてみた。
東京アメッシュは稲城市と港区の2ケ所に観測用レーダーがあり、さらに周辺3局のレーダーの観測データを統合表示している。
東京アメッシュ観測システム
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/ja/amesh/system.html
港レーダー
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/kanko/newst/162/n162_2.htm
稲城レーダー
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/syorijyo/04_04.htm
ところが、気象庁は東京周辺に関しては千葉県柏市にしかない。北は仙台、西は静岡御前崎まで間隔が空いている。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/radar/kaisetsu.html
柏レーダーは、実は実家が近いのでよく知っている。柏市にある
気象大学校内のタワー上に設置してある。このレーダーの西側には、埼玉県の都市部が広がっており、それなりにブラインドがありそうだ。所沢付近の低高度の雨域が捉えられないのもむべなるかな。
気象庁の関東エリアのレーダーは、富士山レーダーが閉鎖・撤去されて、ローカルなレーダー雨量に関しては細かいところに手が届かなくなったのは残念だ。まあ、元々が伊勢湾台風後に台風接近の観測を主目的に設置されたレーダーであって、最近では衛星データで台風接近はこと足りるようになってきた。富士山レーダーの運用コストにギブアップしたんだろうと思う。
以上、自転車で走るときには、気象庁と東京アメッシュの両方を見て、慎重な判断が必要、というわけである。

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