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2019/7/10


昨晩、無事に帰国しました。

踊るような22日間。あれやこれやを巡り、沢山の人と話し、ユニークなアクセサリーの買付をする。脚が熱を持つほど歩き、美味しいものを見つけ、美しいものに目が奪われる。時に滞在先のアパートで一日を過ごすことでさえも、夢の中のよう。

大好きな街へ通い続けて16年。
ニューヨークに居ながら、帰国後の出展や納品の打ち合わせを重ねる様を振り返り、スーベニールをはじめた時に思った
「ニューヨークに通うことを仕事にできたらいいな」
という、旅を仕事にするような、仕事を言い訳に旅をするような憧れの暮らしが、いま、手の中にあることを改めて実感し、心よりありがたいと思う。

帰国翌日は、疲れがフワフワと残ったまま、素材仕分けと事務作業三昧。時差ボケのような、まだ夢の中にいるような不思議な気分だ。
もうじきやってくるであろうカードの請求額に、一気に目が醒めることも知らずに。。

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2019/7/6

The New York Public Library   ニューヨーク日記’19

【ニューヨーク公共図書館】

マンハッタンのど真ん中に、ニューヨークの図書館がある。
現在映画が関西で公開中なのを機に、現物を見に行ってきた(映画は帰ってから観たいなあ)。 ・
画像は外観のみです。ていうか、館内撮影は憚れるほどの静けさ。ここは本当にニューヨーク?と首を傾げたくなるほどの静寂。

時折聞こえる、ページを繰る音。検索機に打ち込むキーボード、コピー機のフラッシュの音。それだけだ。

海外の本屋とか図書館とか行くたびに、もっともっと外国語が理解できたらな、と感じる。
たとえば英語、たとえば中国語を理解できると、その言語で書かれた書物の数だけ世界を覗ける。翻訳機ではニュアンスが異なることも多いから、できることなら自分の中で噛み砕いた言葉を栄養にしたい。読み書きが不得手な私、勉強あるのみだ。

Knowledge is power(知識は力である)
この図書館のあらゆるシーンで見かけた言葉だ。

日本でも度々感じることだけど、ニューヨークにおいては、「ほんとそれな」と思う。
言葉の話をしたけれど、ここにあるのは語学力云々を越えて、多数の民族や文化を理解するための知識、社会や暮らしや感性の仕組み、先人の知恵。

過去と未来を本から得て、自分が何者であるかを知ること、そしてこのサバイバルシティーで生き抜くことの答えが見つかる気がする。

映画が伝えたいこととは多分違うけれど、人類の叡智(えいち)が詰まったこの場所に来られて、ほんとうに良かった。

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2019/7/4

Cooper Hewitt Smithsonian Design Museum  ニューヨーク日記’19

【愛しのクーパーヒューイット】

MoMA(近代美術館)もメトロポリタンもグッゲンハイムも素敵だけど、スーベニール的ぶっちぎりなのはここ、クーパーヒューイット国立デザイン美術館(Cooper Hewitt Smithsonian Design Museum)。
他は行かずとも、ここだけは必ず行く。何なら毎週行くほど好きだ。

デザインに特化した作品の数々。デザインが作られる過程や、商業ベースに乗る経緯をユニークに展開している。

館内は基本的に撮影可。作品をカメラに残す来館者の横で、壁をしきりに眺めているのは私だ。

そう、作品の素晴らしさはもとより、130年前に建てられたという実際の邸宅をまるごと活用しているという当ミュージアム。壁や天井に緻密に彫られた紋様が垂涎レベルで、私がこの美術館を好きな理由の半分以上を占めている(変態)。 ・

建物自体も趣があり、また庭も機会があれば見ていただきたい。この日は夕立があったので出られなかったが、普段は来館者や近隣住民のために邸宅のガーデンが解放されているのだ。
ほんとうに贅沢な空間。ユニークなスツール(椅子)がバラバラと置かれ、本でも読んでいると1日があっという間に過ぎてしまうこと請け合いである。

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2019/7/2

I met a Liberian artist Gigi  ニューヨーク日記’19

毎回寄る大好きなマーケットへ。
アンティーク品の出展者が約半分、ハンドクラフトが約半分の珍しいスタイルだ。私も何度か参加したことがある。

今回、マーケットで出会ったのはジジ。

Liberia人なのよという彼女。流暢な発音がなかなか聞き取れず、リビア?レバノン?ボリビア?とどんどんと遠くに返す私。
「違う違う、アフリカの西の端にあって、首都はモンロビアで〜」
と連想ゲームのようにしてようやく意思疎通ができた(笑)

リベリアは、日本の三分の一くらいの国土におよそ400万人が暮らす国。
内戦を含め、様々な歴史に沿ったであろう彼女は底抜けに明るく、眼にしみるようなアフリカンファブリックがとても良く似合っていた。

マッシュルーム柄のバッグを購入。モチーフ、色使い、柄の配置がドンピシャだった。

素敵なバッグがリベリアからニューヨークへ、やがては日本へ。
人種のるつぼと言われるこの街ならではの出会いと楽しみかたである。


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2019/7/1


【SOUP SPOT閉店】

私が世界一美味しいスープ屋さんと豪語して、ニューヨークに行ったり来たりする友人知人に宣伝しまくって送り込み、勿論私自身も毎年通い毎年しつこいくらいブログに書き連ねていたあのテイクアウトスープ専門店「スープスポット」が、

閉店した。

「最近家賃がべらぼうに上がったんだよベイビー」
とそういえば嘆いていたオーナー。
「そんなこと言わずに、毎年通うからまたここのスープが飲みたいよ。またスペイン語も教えてよ」

年間に頑張っても数える程しか通えない客の願いなぞ虚しく、ついに閉店。

それにしてもマンハッタンの一等地で25年間、決して大きいお店じゃなかったけれど。
でも本当に美味しくて、幸せが詰まっていた。お昼時にはビジネスマンが鈴なりになって並んでいた。

きっとどこかで復活するだろう。
いつか再度、あの素晴らしいロブスタービスキュイと、クラムチャウダーを飲むのだ。
さよなら、また会おうね!


2019/6/30


国連本部へ行ってきた。
職員でなくとも、事前の予約や手続きを踏めば入れる国連内部。
アメリカでありながら、厳密にはアメリカ国内でないという、特殊なエリアである。

会議中でなかったので、議場も見ることができました。撮影も可能。
世界各国の問題を取り扱う、議場の迫力はさすが。壁面から迫る抽象画は、人によってはアメーバに、人によってはピザに見えたり。つまり、正解などないのだ、自分の意見を絶対だと思うのはやめなさい、という意味合いもあるらしい。

パネル展示コーナーでは、現在世界が抱える問題も提起。
たとえば、日本などのいわゆる先進国では少子化が取り上げられることが多いけれど、ご存知の通り世界レベルでみるとそれとは比べものにならないレベルの人口爆発が起こっている。
これは飢餓や紛争が(以前と比較して)落ち着いてきたことによるものだけれど、人口が増えることで起きる問題も確実にある。身近なところでは食料問題やゴミ問題がそれだ。

目先の数字に追われるのではなく、持続可能な開発目標を、ということで最近よく話題になるのがSDGs(Sustainable Development Goals)。
このあたりは私はまだまだ勉強中だけれど、世界規模で目指す目標は果てしない。狭い社会や思考ではなく、多角的な視点でこれからを共存できるように学びたいと思う。

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2019/6/23

当たり屋に絡まれた話  ニューヨーク日記’19



16:00過ぎ、通りを歩いていたときのこと。
向こうから歩いてくるおっさんを視認。どこにでもいる感じの黒人男性。手に大きなアイスカフェラテのカップを持っていた。

それほど狭い通りではなかったのに、やたら不自然に接近。道でも聞かれるかと想像した私とすれ違った瞬間、私のトートバッグにほんの少し手が触れて、そのジャンボサイズのカフェラテを豪快に落とした。

当然辺りにぶちまけられるカフェラテ。怒るメンズ。
「どうしてくれる!さっきそこで買ったばかりのカフェラテ!弁償として$30(約3300円)払え!」

うっかり払えそうな不当な金額を提示されることで、これは当たり屋だと認識。

カフェラテが30ドルもするかよと思いつつ、5ドルで買ったでしょと言えば5ドル請求されるのがオチ。それよりも、落とされた衝撃でベタベタになった私のサンダルが気になる。おっさんが濡れているのは手だけだし。

「30ドルでなければ20ドルで許してやる」謎のディスカウント。
「15でもいいぞ」ちゃうねん、おっさん。

私がカバンをガサゴソし出したのを見て、財布が出るかと思ったのだろう。ほんのり表情が緩んだのを見逃さなかった。


取り出したウエットティッシュでサンダルを拭いた。彼にも一枚あげた。ポカンとしながら受け取り手を拭くメンズ。

「オーケー、10ドルで話をつけよう。ここまでだ。」
「あのね、貴方が盛大に落としたカフェラテで、私の本革サンダルがベタベタなんよ。これは新婚旅行で大枚はたいて買ったものなの。私だってウルトラ弁償してほしいけど、今日はいいことがあったから、あなたを許します。」 ・


「あーあ、お前に絡んだのが間違いだったよ」
みたいな捨て台詞で去るおっさん。


騙されずに済んだのはいいけど、後から湧き上がるモヤモヤ感。そしてベタベタ感。
何事も勉強とはいえ、オリエンタル女ひとりと思って目をつけられていたなら余計に腹立たしい。

いいこと(買いたかったシロップが見つかった)のはいいが、このシロップを見るたび当たり屋を思い出すんだろうなあ〜。 以上、ちょっとだけニューヨークぼやきでした。

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2019/6/23

Renegade craft market   ニューヨーク日記’19

今日はクラフトマーケットへ。
年に何度か開催しているらしく、ちょうど夏期はこの週末二日間でした。

ファッション、アクセサリー、イラストレーション、家具、食品などが200店舗以上もひしめく中で、素敵なブースをいくつか発見。

購入したものはこちら。全て食品系なのが食い意地モロ出しですがお気になさらず(笑)

@産地こだわりのチョコレート(4種類の売れ行きは奇跡的に25%づつなんですって!)) A自家製キャラメルソース(神的美味しさでほっぺた旅に出る。何に使おうか夢が広がる)

B飲むタバスコ(って言われたがまさにそれ。ビネガーとスパイスたっぷりのオーガニックドリンク)

価格はいずれも8〜10ドルです。
日本的感覚だと、チョコレートに1,000円って奥さん!となるのですが、本当に美味しかったのと、このニューヨークのために節約したお金。味わって食べようと思います(o^^o)

Thank you for the wonderful time! After I’ll go back to my country Japan, I eat them with my family and friends!

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2019/6/22

Queens industrial hotel  ニューヨーク日記’19

滞在していたアパートのメンテナンス的な事情により、3泊ほどホテルに泊まります。

ニューヨークから離れて小旅行に出かける案もあったけど、その小旅行予算を使って、このたびは違うエリアにある憧れの某ホテルへ。

予算ギリギリだったため一番狭い部屋ですが、それでも充分な幸福感。ヴィンテージ家具をふんだんに使った、センスのいい内装。天井も高く、圧迫感を全く感じないのも嬉しい。

周辺環境はあらゆる意味で無骨なエリアなため、夜中などひとりでボヤボヤ歩いてはいけませんが、色々と持ち込んだので、そのぶんホテル自体を満喫したいと思います。

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2019/6/20

記憶のスイッチ  ニューヨーク日記’19

時差ボケも手伝って、早朝3時起床。
たまった本を何となく読み、明るくなるのを待って街に出る。歩く。そこに纏う匂いを嗅ぐ。
ああ、戻ってきたな、と思う。

匂いのパワーは凄い。各地に特有のそれはあるだろうが、ニューヨークの匂いも独特だ。洗剤と古い金属とお惣菜の香りを足して洗ったような感じだといつも表現するが、まさにそうなのだ。

匂いや香りは、私たちのスイッチだ。
例えるなら昔愛用していた化粧品や整髪料、バッグ、ブランケット、実家のドアを開けたとき。
人もそう、そして街もそう。

特定の香りに包まれることで、記憶のスイッチが押され、その場所に戻ってくる。物理的な移動で身体が、嗅覚によって心が帰省するのだ。人間って面白い。

年々酷くなる時差ボケと戦いながら、嗅覚と記憶と野生の勘で、私は今年も街を泳ぐのだ。

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2019/6/19

ニューヨーク到着  ニューヨーク日記’19

ニューヨークに、着きました。
現在はアパートでゆっくりと荷ほどき中。

空港の入国手続きでは、ガタイのいいヒスパニック系審査官が担当。パスポートを渡すと
「去年もこの時期にお前はニューヨークに来ただろう、オレは知っているぞヌハハハ」

と言われ、
それはパスポートに押された去年の入国スタンプを見ているからでは。。?と思いつつオーイエ言ってると 「去年の審査官はイケメンじゃなかったか?なぜならそれはオレだからだヌハハハ」

つまり、去年と今年のパスポートチェックの人が偶然にも同一人物だったのです。 「来年も(このイケメンに)会えるといいね、グッドラック!」 と言われたよパトラッシュ。。

まだまだ旅は始まったばかり。グッドラック!

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2019/6/18


ニューヨークに行く前は毎年、これまでの旅の記録と記憶を振り返る。

掲載した手帳画像は2008年のもの。1週間おきに何種類かの宿を渡り歩くのがマイブームだった。
殴り書きで綴られた宿情報には、T/C(トラベラーズチェック)と書かれていて、色々と時代を感じるなあ。。 荷物が多くなってからはドミトリーやユースホステルを利用することはなくなったが、そこで出会った人やモノは、確かにユニークで、今でも繋がっていることにただ驚く。

若くて体力のあったあの頃。
今は今で幸せだけど、行くぜやるぜと上を見て走っていた当時の私に、あれから10年も旅ができると教えてあげたいと思った。

I'll take a flight to United States in tomorrow. It’s 16th(!!) New York for me.

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