2016/7/16
振り向けばニューヨーク ニューヨーク日記’16



「エネルギーに溢れた街だ」
はじめてニューヨークに来た時から、そう思っていた。
ブレックファーストミーティングを全力で行うビジネスマン、その名の通り金切り声を上げながら縦横無尽に走りまくる地下鉄。眉間にシワを寄せながら「次!!」とアゴで仕切るドラッグストアのお姉様。かと思えば何の前触れもなく布教してくる僧侶。
特にマンハッタンにいえることだが、街全体がワーワーと忙しくて、笑ったり泣いたり怒ったり叫んだりしているうちに一日が過ぎてしまう。そんな感じだ。
そのため、スーべニールのニューヨーク滞在中におけるエネルギー消費量は半端なく、帰国時には心身共に鍛えられ、変な筋肉がついてしまうという謎のトレーニングシティーである。
そんなに疲れるのにまた戻って来たいと思えるのは、この街で知り合う人々がなんだかんだいって底抜けに明るくて、ハッピーで、ユニークだからだろうか。
「今日を楽しまなきゃ一生後悔するわよ」という、至上楽園主義の精神。(良い意味で)後先考えず全力疾走する人生。そこに流れるものは何なのか。
それは、自分を愛し、他人の個性を認める文化だからかもしれない。
母国も見た目も言語も宗教も考え方も何もかも違う、これだけ個性に溢れた人々と暮らしていると、世間体とか、皆がこうしてるからとか、嫌われるかもしれないとか、変に思われないかしらとか、そんなことがほんとうにちっぽけに思えてしまう。
その感覚を思い出した時に、ああ、ニューヨークにいるんだ、メルティンポット(人種のるつぼ)なんだと実感する。
日本にいると、ニューヨークの良いところと悪いところが見えた。
ニューヨークにいると、日本の良いところと悪いところが見えた。
そのいずれもを咀嚼すると、これでいいんだ、と落ち着いた。
こんなにやかましくて賑やかで訳の分からん街なのになぜか、そう、落ち着いたんだ。

昨晩、無事に帰国しました。
毎年のことですが、帰国直後はフワフワして、長い夢を見ていたような感覚。
日本の列車の正確さに、座席のソファーのような座り心地にいちいち驚き、お店の店員さんの丁寧な接客具合に土下座しそうになる。私、来週からちゃんと接客できるかしら。。
溢れる素材は部屋の半分を占拠し、床が抜けるのも時間の問題。これから仕分けの旅がはじまります。
そうそう、今回はブローチが豊作です。来週水曜からの難波高島屋出展にお持ちする予定です。
大きいもの、小さいもの、美しいもの、怪しいもの、色々あります。
そして何より恐ろしいのがカードの請求書。
帰国後まる1日経ってもまだフワフワ夢心地だけれど、どうかこの請求のあたりは永遠に夢であって欲しいと願います。
何はともあれ、戻ってきました。
これからまた、ゆっくりと、スーべニールの1年間がはじまります。
2016/7/10
郵便局 ニューヨーク日記’16
ニューヨークで好きな場所のひとつに、郵便局がある。
特に好きなのはミッドタウン32丁目8番街にあるココ。
美術館みたいな外観。

ドラマが生まれそうな内装。

国際便は、6リットル分くらいの箱ひとつが約9,000円で送れます。

窓口に並び中

郵便局帰りには世界一美味しいスープ屋さん soupspotへ。幸せ〜☆

ちょっと通りを離れると、怪しさ極まるポスト。
色々と極端過ぎて未だにドキドキする。

2016/7/8
持ち帰るアート ニューヨーク日記’16
ニューヨークにいるとき、私は絵を買って帰ることが多い。
作家本人から直接買うこともあれば、オープンギャラリーで色々と選ばせてもらうことも。
今年の絵は、ブルックリンエリアBedford Aveの路上にて、作家と「何やこの猛暑は」と百万回くらい言い合いながら購入した、とてもニューヨークらしい絵。

厚手の画用紙に色彩を飛ばし、シルクスクリーンで仕上げた逸品だ。
暑さ弾けて、什器がいちいちホットなのもいかにも路上らしい。
もともとはTシャツに絵を描いて売っていたというが、今はこのスタイルに落ち着いたとのこと。
ニューヨークらしい構図はもちろんのこと、独自のセンスでアレンジしたものもあり、彼の絵はギャラリーまたはwebsite経由で閲覧、購入可能です。
BobbyhillARTで検索できます☆


2016/7/7
The Ink Pad ニューヨーク日記’16
大好きな仕入先のひとつ。
「The Ink Pad」
毎回お世話になるアンナ(左)とリズ(右)

その名の通り、スタンプ屋さんなのですが、様々なコラージュ用素材も取り扱っており、私がこの近年ここで仕入れているのはこのミニミニコンパスパーツ。

今年はアンナ店長に相談して、私がニューヨークに来たときに受け取れるように納期を調整してもらいました。ありがとう!
コンパスリングは、コラージュリングの中で一番人気。
長い間品切れしていたのですが、ようやく復活できそうです☆どうぞお楽しみに!


2016/7/5
ニューヨーク画像と、そこにある日本 ニューヨーク日記’16
色々と不安になるポスト

大好き!ジョンマスターズオーガニック!

あらゆる地下鉄にあったポスター

おや。。コレは。。(6ドル)

折り紙教室発見!

うふ♡

滞在も残すところ約一週間となりました。
ようやく仕入れもひと段落しそうで、あとはミュージカルとかセントラルパークとか美術館とか、ニューヨークっぽいこと(!?)をできる時間が持てそうです。
滞在先のアパートに溢れる資材は現時点で約80kg。
そろそろ郵送分の仕分けをしなくては。。(遠い目)
こんなのも仕入れたよ〜☆

2016/7/4
街角のアート ニューヨーク日記’16
このナウでヤングな彼女が座っているのは。。

リサイクル素材で仕立てたアートチェア(座り心地ゴワゴワでした笑)

ちょっと待て、何かあったぞ。。

何故、靴が、ソコに。。

貴方はどこから来ましたか?

とてもニューヨークらしい広告

小さなホームセンター。その発想はなかったわ。。

大好き!フラットアイアンビル!

2016/6/29
アンティークマーケット ニューヨーク日記’16
通い続ける、アンティークマーケットをご紹介。
ここから掘り起こさせてもらうのです。

お洒落家具(ライト)。いつも迷って、いつも諦める。

シガレットケース。葉巻の香りが残ります。

時計パーツ(ムーブメント)をいただきました。ありがとう!

まだまだ旅は続きます☆
2016/6/25
ニューヨーク到着 ニューヨーク日記’16
毎年、暮らすように通うようになったニューヨーク。
スーベニールのたくさんの種を見つけ、日本で育て、また送り出す生活。
13年目のニューヨーク。乗継便含むすべてのフライトで窓際席を予約した。
相変わらず窓枠にヤモリのように張り付いて、アメリカ大陸を横断した。
夕刻到着便でアパートにチェックインしたあとはすぐに就寝。
翌日は壮大な時差ボケでバチーと朝4時に目覚めながら、早速週末の蚤の市めぐりがスタートする。
今回は円高傾向なので(というか去年の円安がひどすぎた^^;)いつもよりも沢山見つけられるかもしれないなとニヤニヤする。
あらゆるマーケットを巡り、肩に食い込むリュックサックの重みに収穫を喜ぼう。
はじまったばかりの滞在。
地下鉄とバスとタクシーを乗り継ぎ、甘ったるい鉄のようなニューヨーク特有な香りにくるまれながら、どこまでも行こう。

2016/6/24
すきなものは ニューヨーク日記’16
2016/6/17
ニューヨーク行き決定 ニューヨーク日記’16
「今年も行けるのだろうか」
スーベニールとして活動して13年目。
一年半前に結婚して、単位が2人になったことで、旅を仕事にするというこの自由極まりない生き方がいつまで通用するのだろう、とドキドキもそれなりにしていたのだけれども。
どうやらその心配は私とその周りだけだったらしく。
「(ニューヨークに毎年行くのは)絵美さんのライフスタイルだから」
といってびっくりするほど快く送り出してくれる夫。
作業台を散らかり放題にして制作をし事務仕事をする様。
やれ出張だ打ち合わせだと全国を相変わらずウロウロと動き回る様。
「ちょっとはペースダウンするかと思った」
と言う友人や作家仲間や私の(!)予想を裏切り、全力でスーベニールの仕事をさせてもらっています。
本当にありがとう。

2016年6月24日(金)〜7月15日(金)
13年目、13回目のニューヨーク行きが決定しました。