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2019/10/3

マイストーリー  日々のこと

「マイストーリー」ミシェルオバマ

どうしても読みたかった本。

はじめて出会ったのはニューヨークだった。
「Becoming」という題でストランドブックストア(ニューヨークの有名書店)で平積みになっていたのを手に取り、パラパラと頁を繰り、そのボリュームに「私の英語力だとこれは睡眠導入剤になるな」と判断。後ろ髪を引かれながら諦めて置いた本だ。

その後今月上旬に偶然立ち寄った本屋で、日本語訳が発行されたばかりだと知り迷わずレジに向かった。
大阪高島屋出展の行き帰りの電車で、休憩時間に、出展終了後も時間を見つけては読み進め、ようやく二週間かけて読破した。

オバマ元大統領の奥さん、という立ち位置は周知なものの、彼女個人のことを私は何も知らなかった。
幼少時代の家庭環境、学生時代のボーイフレンド、弁護士時代のこと、バラク氏と出会ってから、プロポーズ、そして結婚、出産、選挙戦へ。
いわゆる、ファーストレディに「なるまでの」くだりが全体の7割を占める。

ひとりの女性の自伝が、累計1,000万部を突破したのは「元大統領の奥さんが書いた本」というのが理由のひとつだろう。しかし彼女自身の魅力に惹かれて手に取った層も確実にいるはずだ。

教育(特に、今まで軽視されていた女子や有色人種、移民などのマイノリティに対するもの)が世界を変えると信じ、実践してきたこと。
「口煩い大柄の黒人女性」と共和党支持者から非難されることへの気持ちの整理方法。
夫が大統領になってからの、家族の日常を守るためにしたこと、マスコミやシークレットサービスへの距離。

どれもが縁遠いように思えて、実は我々にも身近なことなのだ。それが感じられるのは、労働者階級出身のどこにでもいる女性だと何度も自己紹介していたことと、迫害された日常をリアルに表現する力、加えて彼女が自分を俯瞰して見ることができたからだろう。

579ページにおよぶ大作は、読み終えた時の達成感がひとしおだった。

オバマ夫妻の指針として、私の好きな言葉がある。 ・

‘When they go low, we go high’ ・
(低俗な相手に絡まれたら)相手と同じところまで落ちるのではなく、私たちは誇り高く上がろう。

黒人という属性のために生まれながらに被差別の運命となった彼らが、学びと信念によって合衆国初の黒人大統領およびファーストレディとなった、その全てが詰まっている。

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2019/7/12

日米経済比較考察  日々のこと

帰国して感じることは、日本は本当に安全な街で、店員さんが素晴らしい接客で、物価が安いということ。

そう。ニューヨークは物価が高い。
地価がうなぎ登りだから仕方ない面もあるけれど、それにしてもありえない上昇率。缶ジュース一本、サンドイッチひとつに日本の倍はする価格設定。ちょっとカフェでランチでもしようかとミートソースパスタと食後のコーヒーを頼んだら、1人で軽く3000円は飛んでいくという恐ろしい街なのだ。

もちろん行きたくて行き、納得した上で支払っているのだが、色々と考えさせられることもある。

たとえばここ近年で、訪日客がとても増えた。
これまでの欧米のみならず、アジアからの方々も日本に来て、大量のお金を落としてくれる。それは我々にとってとても有難いことだけれども、もしかして、日本そのものに魅力を感じている層に加えて、(自分の国が発展することによって相対的に日本が)安く過ごせる国だからということで訪日する人も多くなってきたのではないかと仮定してみる。

それが良いか悪いかはまた別問題だし、国内の物価上昇をむやみに追い求めるのは危険だけれども、なにやらが、ゆっくりと変わりつつあるのを、うまく説明できない体感として実感した。

帰国後の八百屋で夏野菜を選びながら、ふと考えたことを並べてみた。
今日は茄子と牛肉のオイスター炒めにしよう。


2019/6/27

Vintage brooches   日々のこと

仕入先としてお世話になっているスティーブンのところへ。

コネチカット州からニューヨークに通う彼はさすらいのヴィンテージジュエリーベンダー。
やあやあ今年も来たね元気かいと迎えてくれる、白髪髭が見事なおじいちゃんでもある。

スーベニールが扱うブローチ、鍵、チケット、切手などは、近年はほぼ固定の人からそれぞれ購入することが多い。
ただベンダーの高齢化や、地価が高騰しているので、仕入価格が上がったり出展場所が少なくなっているのもやや感じる。スーベニール側も今後の方向性を柔軟に考えないとな、とも思う。

ニューヨーク滞在1周目が終了。経過は順調である。
たくさんのブローチと素材を仕分けして、今週末に備えよう。

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2019/6/27

The vintage apartment in newyork  日々のこと

3泊の臨時ホテル暮らしを終えて、アパートに戻ってきた。
ようやく買い出しに行けるわ、と近くにある大きなスーパーへ。色々と食材を調達して、これからの過ごし方を考えましょうそうしましょう。

セルフレジに初めて挑戦。日本でさえやったことがないのに出来るかしら、と超絶挙動不審になりながらバーコードスキャン。しかし次第におお!これは便利だ!楽しい!と無駄にスキャンしたくなる罠(要注意)

アパートのオーナー(素敵なおばさま)は料理研究家。
フードショー(展示会)などで活躍したり、新しいレシピを生み出したり。現在は執筆のためにも動いているそう。

台所にある、ありとあらゆる種類のスパイス、名のない謎の粉。
「いつのまにか増えちゃった。気になるのがあれば自由に使いこなしていいからね。」
と簡単におっしゃいますが、使いこなせないです先生。。!


下宿のようなアパート暮らし。大好きなこの部屋から、また毎日が始まる。
鳥が巣に色々を集め帰るように、スーベニールも出掛けようと思う。


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2019/5/30

引越完了  日々のこと



無事に引越し完了いたしました。
画像は旧家です。

引越し屋さんに頼む引越しは人生初でしたが、もう段取りが素晴らしいです奥さん!
「こんな技をこの価格で良いんですか」
「この奥の細道をその冷蔵庫が通るとは!」
「資材が劇的重量でマジすみません!」
とただただあらゆることが有難い。

新しい場所は、まだ他人様の家にお邪魔しているような不思議な感覚。「お手洗い借りていいですか」など言いそうになりますね(笑)

資材用コンテナと大量の段ボールに囲まれながらも、ゆっくりと日常と体力を取り戻してゆきましょう。

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2019/5/30

引越し日和  日々のこと



約四年半住んだ我が家。
駅から近く、お隣さんにも恵まれ、好きな間取りで過ごしやすい家でした。近くには日々通い詰めた、素敵なコーヒーショップがありました。

荷造りのほかに、せっかくだからと家具家電も掃除三昧。思いのほか時間と体力を奪われつつも、この機会に頑張ってよかった。。 このたびは建て壊しに伴う退去となりましたが、新しい家に移ることもこれはこれで楽しみ。

転居先は、とても古いけれどとても明るい住まい。
手探りながらも、また少しづつ暮らしを作ってゆきたいと思います。



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2019/5/26

ファイナンシャルプランナー三級  日々のこと

今日は、ファイナンシャルプランナー受験日でした。

以前より気になっていた、FPのこと。
本業に直接役立つ訳でもないし、株や保険業で食べていく予定もない。
国家資格でありながら(特に3級は)合格率も比較的高いので、これに受かることが特段偉いとか凄いとかでもないのも承知だ。というか、むしろ資格はどうでもいい。

それでも学びたいと思ったのは、これからも確実に付き合う、お金との向き合い方を知りたかったからだ。

もうね、これ、義務教育にしたらいいと思う。それほどに濃い情報の数々。
生命、損害保険の仕組みや税、不動産、金融資産運用について知っていること、知らないことは何ですか。
私たちの身近にあるお金の仕組み、法律を効率よく学べる機会です。

久しぶりに机に向かってフワフワしていますが、大人になってからの勉強って楽しいね。
自分たちの資産を守り育てるための、第一歩に。

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2019/5/26

The Big Issue  日々のこと

ビッグイシューを、時々購入する。

気になるテーマがあれば手に取ることが多い。ただし決まった販売員さんからではなく、なるべく色々な方から買うようにしている。

原価も売価も同じ条件で、販売物は一種のみで路上に立つ人々。参考になるのは、その販売戦略である。
戦略というと語弊があるかもしれないが、例えばある人は自家製の小冊子を作り挟み、ある人は自身で企画したイベントの案内を加える。

ただ売るだけではなく、いかに社会と接点を持ち、自己実現をしようかという工夫に満ちた人が時にいる。その目が、申し訳ないほどにまっすぐで、色々と省みる瞬間がある。

歩道橋で、スクランブル交差点の脇で、駅前で。目的地へ急ぐ数多の流れを見ながら、何を思うのだろうか。

今回購入した森特集は、自然との優しい共鳴が心地よい記事でした。
盛夏に向かう折、ご自愛くださいませ。

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2019/5/16

ワンピースに包まれて  日々のこと

「HERS 6月号」

ワンピースが、好きである。
といっても所謂、お嬢様が好む感じのアレではなくて、もっとカジュアルに、布地そのものをを楽しみ纏うようなイメージのものがいい。

最近気になっている雑誌が特集をしていたので、迷わず手に取った。私が好きなマキシ丈が多かったのも購入を後押しするには充分だった。

大人のワンピースって、いいね。
時代と共にひと通りファッションを見てきた人たちが、改めて好きだわー、と戻ってくるような包容力、媚びない清潔感がある。

HERSは恐らく私よりも少し上の世代に向けて創刊された雑誌。
素敵だな、と思える先輩方が、実生活にも誌上にも見られるのはしあわせなことである。

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2019/4/30

平成のおわりに  日々のこと

平成のおわりに。

新元号に変わったら、昭和の時代がずっとずっと遠くに感じられるようで、思いっきり昭和生まれとしてはちょっと複雑な心境なのだけれども(笑)

今日は仕事の合間に吉本ばななさんのエッセイを読んでいた。
小さな幸せが集まると、大きな幸せになるのではなく、それはセーフティーネットになるのだといっていた。

いざというときに、自分を周りをを救う力になる。根拠はなくとも無条件に大丈夫だと思える暖かさを、私はこの30年間でどれだけ集めてこられただろうか。

新しい時代は、ワクワクした小さな期待と希望と、実感があるようなないような不安定さが同居するだろう。

そんな未知の明日にみんなで「えいやっ」と飛び込める、そんな瞬間に立ち会えることが、今の小さな幸せである。

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2019/4/7

「誰もいない場所を探している」庄野雄治  日々のこと

「誰もいない場所を探している」庄野雄治

現在一緒に出展中のトミさんのご友人が、松山市内で古本屋を営んでいると紹介を受け、昨日早速行ってきた。

珈琲も飲めるその古本屋さんの、そこで卸している珈琲屋さんが書いたおはなし(ややこしい)。
このように、人と人が次々と繋がって出会った本もある。おもしろいね。

はじめて知った、徳島のアアルトコーヒー。
自営業として独立するときのこと、運営や街づくりに対する考え、屋号や価格に込められたもの。

コーヒー業界で生計を立てる友人達を思い出し「そうなのかな」と学んだり、同じ自営業者として、身ひとつでこの世界に飛び込んだ日のことを思い出したりする。

本に対する考え方も、とても近い。
「たくさん本を読むのだけれど、内容はすぐに忘れてしまう。右から左に流しているだけのように見えるかもしれないが、知らない間に何かが蓄積されている。何かを得ようと意識的にやっていない分、無意識に残ったものの純度は高い。」

いよてつ高島屋出展4日目。帰阪まであと3日だ。
めまぐるしく過ぎる毎日だけど、小さな発見と驚きで仕事はつくられている。
濾過した先には何やら面白いものが残っている気がしてならない。

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2019/4/1

16年目  日々のこと



2019年4月1日。
本日、スーベニールは16年目を迎えた。

まるで嘘のような誕生の日。
巷が新元号のニュースで持ちきりの中、こっそりとトシを重ねてみた。

思えば、平成の半分をスーベニールとして過ごしてきた。私の中に平成という歴史があったように、スーベニールという小さな歴史も確かに存在して。

これまで世に送り出した数々のアクセサリーが、いずれ更なる永きの時代を経て、遠い将来「平成時代の〜」などとどこからか出土する日が来るのだろうかと妄想を膨らませてみる。

最近の私は、時間があれば本を読んでいる。ジャンルは不問だが目標は1日1冊。
読書って、面白い。そう気付いたのはほんの数年前のこと。夫の影響も大きい。
人に紹介したくなるような本に出会うのはせいぜい10冊に1冊だけれども、その「当たり本」にあるひとさじの一行に、気持ちがどれだけ広がったろうか。

読書家の友人に読んでいる本を尋ねることもある。本の中で別の本を紹介されることもある。そうして新しい世界を覗き、片足を入れ、更なるシナプスがつながる瞬間も好きだ。

こうして自己満足で得た知識も感動も、いずれは私の寿命とともに消滅するのだろう。それもまたよい。
新元号「令和」は万葉集から得られたものだと聞いた。
詠み人も、まさか遠い未来に元号として用いられるとは夢にも思わなかったに違いない。
だから文学は、歴史は、面白い。



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2019/3/31

きれいなシワの作りかた 村田沙耶香  日々のこと

「きれいなシワの作り方」村田沙耶香

芥川賞を受賞した小説「コンビニ人間」をきっかけに知った、村田沙耶香さんのエッセイ集。

華麗なる加齢との向き合い方、物欲、承認欲など人間くさい欲望についての考察。どこか空から俯瞰しているような視点ながら、自身の弱さを半笑いで自虐的に綴っている。

まさに、いま、同じ時代を生きてるよ!と酒を酌み交わしたくなる、アラフォー作家の日常が詰まった一冊である。

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2019/2/21

吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる  日々のこと

「吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる」
吉本ばなな

以前、ごはんについてのエッセイを読んだことに続いて、再びばななさんの世界へやって来た。

友人関係に悩む読者からの相談を、彼女らしい切り口で答えてゆく本。
どこかのグループに属していないと不安になる彼女達に向かって、優しく、語るように綴られている。

私の持論として、友人でも家族でも同僚でも、人間関係を円滑にするための基本は
「(いい意味で)他人に期待をし過ぎないこと」
だと思っている。
数々の葛藤や失敗や学びを通じてようやく得た、お互いが平和にあるための結論である。

年齢や経験を重ねることで気がつくことも多いけれど、この本とはもっと若い頃に出会いたかったなあ。そんな一冊です。

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2019/2/21

広島半日観光  日々のこと

出展が終わり、半日のフリータイム。
さあどこへ向かおう、と調べて俄然興味を持ったのが縮景園(しゅっけいえん)。 日本庭園が好きな私。詳しい知識は何もないけど、ただその空間に身を置くことがほんとうに心地よくて、地元でも旅先でもついつい足を運んでしまう。

広島は原爆投下を受けた街。(縮景園を含め)何もかもなくなった人々が、ここを再度蘇らせようと動いたのは、彼らにとっても確かな心の拠り所となっていたからでしょう。

併設の県立美術館にもお邪魔しました。
初めて存じあげた、菅井汲(すがいくみ)さん。
目が醒めるような色彩で描かれた幾何学的な作品は、どれもこれもがダイナミックなのに繊細で、一気に取り込まれてしまった。

新幹線に、乗りました。
出張と小さな観光の余韻をもとに、大阪へ戻ります(o^^o)

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