2011/7/2
そこにある時間 ニューヨーク日記’11
アパートの窓から、建設中の大きなビルディングが見える。
その建物がWTC跡地に建てられたものだと気づくのに、少し時間がかかった。
なぜなら、そこは今までずっと更地同然だったからだ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
2001年9月11日。
一瞬にして数千もの命を飲み込んだ双子の直方体、ツインタワー。
銀色にそびえ立つ2本の高層ビルと、9月「11」日をかけて、11という数字をツインタワーに見立てるトリビュートセンターのPOPは、アメリカ人ならではの発想だろうか。
現在建設中のこのビルは近い将来、フリーダムタワー(アメリカ独立年にちなんだ1776フィート=約541m)として新しく生まれ変わり、周りにはメモリアルパークが配置されるという。
毎年訪れていた場所。
この跡地をどのようにするか様々な議論がなされており、私は勿論傍観するしかなかったのだが、10年目を前にしてようやく、色々な意味で形が見えて来たのではないだろうか。
ニューヨーカーは強く、そしてたくましい。
そのパワフルさにちょっと待ってと言いたくなることも多々あるけれど、街から、人から、私は確かにたくさんの活力をもらっている。
予定では来年。フリーダムタワーが完成し、マンハッタンにスラリと伸びる強さを見たら、私はまたここに記したいと思う。
トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ
→トラックバックのより詳しい説明へ