青春18切符のライトユーザーな僕ですが、
このblog見てれば解るとおり圧倒的に東京方面に行く回数が多いです。
関西方面には意外と行かないですね。
理由としては、秋葉原の方が日本橋より近いと言う理由がありますが、
もう一つあります。
それは、七年前の四月二十五日。
そう、JR西日本福知山線の脱線事故。
あの日は田舎八戸の職場に勤めていて、
カーラジオから脱線事故の第一報を聞いてました。
アナウンサーが「脱線した列車が線路脇の建物に巻きつくように・・・」と状況を説明していましたが、
「列車が巻きつく、ってどういう事だ?」と思いながら車を運転してました。
で、仕事終わってテレビのニュース見たら、
空撮の映像が映し出されて、アナウンサーが言っていた通り列車が巻きつくような状態で脱線してました。
百七人もの死者と五百六十二名もの負傷者を出す大変痛ましい事故でありましたが、
その後のJR西日本の対応を見ると、誠意が無いとか責任逃れとか、
そんな生易しい言葉では済まない恐怖すら感じます。
厄介な事に、それが企業トップから末端の駅員にすら感じられるのです。
あまり書きたくは無いのですが、JR各社の労働組合というのは旧国鉄の労働組合から続いている所が幾つかありますが、
ぶっちゃけ指定暴力団並みの団体と化している所があったりします。
表沙汰にはなってませんが、血生臭い話とか少なくないですし、
昭和四十年代の日本赤軍あたりの連中と繋がりがあったりとか・・・
何しろ、この列車にはJR西日本の社員が二人乗車していたのですが、
近隣住民や日本スピンドル製造(株)などの沿線に位置する会社の従業員、陸上自衛隊や消防や警察が救援活動している最中に、自分達の仕事を優先したと。
ちなみにJR社内内規では、事故に居合わせた場合救援活動に従事する事と決められていると聞きます。
他にもJR西日本社内で事故当日にボウリング大会開催していたという話もありましたね・・・
こんな事を書いてはいけないのかもしれませんが、
同年十二月二十五日に発生したJR羽越本線脱線事故の場合、
死者五名と負傷者三十二名という痛ましい被害がありましたが、
それでも運転士と車掌は自身が全治数カ月の重傷を負いながらも無線で救援要請したり、
救出作業したといいます。
また、「若い母親と子供が乗っていた」という目撃情報だけで、
沿線の雪かきをして捜索活動してました。
雪を知らない人には理解出来ないかもしれませんが、
冗談抜きで大変な作業です。
結果的には、事故の前に下車した事が判明しましたが、
曖昧な情報ですら誠意を見せたのは同じJRグループとはいえ企業文化の違いなのでしょうか。
残念ながら、遺族との補償は七年経過した現在でも全員解決していないと言われてます。
又、その後のJR西日本が社長名で出したお詫びの文章がJR西日本管区の駅に掲示されてますが、
あまりの誠意の無さに愕然とした記憶があります。
他にも復旧後の福知山線の運転士が出発前とはいえ運転席で携帯電話いじっていたというニュースも聞きましたし、
福知山線ではありませんが、
同じくJR西日本管区内の路線にて出発前に若い運転士が同僚と運転席でダベっていたのを見た事がありました。
JR東海道線の運転士が指差確認と復唱を徹底し確認を怠らずに出発させているのを見ると、
モラルや意識というものに差があると感じてしまいます。
勿論、一日に数えきれない程の運行が有る訳ですが、
人の命を預けている以上、安全徹底は当然の事です。
誰だって金を払って死んだり怪我したくないのですから。
大阪や京都や神戸は嫌いでは無いのですが、
どうしてもJR西日本という会社のイメージは七年経過した今でも悪いままです。

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