Yahoo!ニュースのトピックスで、
「レトロゲーム、後世に“セーブ”「ソフトは文化財」愛好家が協会設立」なんて記事(産経新聞配信)がありましたが、
これだけゲームというものが発展しているのですが、
保存するという動きは残念ながら規模は小さいと言わざるを得ません。
以前、何かの同人誌で「日本のゲームメーカーはパクリばかりで黒歴史だから過去を蔑ろにしている」なんて滅茶苦茶な事を書いていた奴がいましたが、
それは有る意味事実だとしても、当時はゲームにおける著作権が自覚されていなかった事もありますし、
保管する倉庫の問題って意外とバカにならないんですよね。
会計上の問題として、資産として計上すれば税金の対象にもなりますし。
筺体やゲームソフトが備品として原価償却されるならまだしも、
商品として売る事を前提にされちゃ大変ですよ。
何しろ国立国会図書館ですら、
保管場所の問題から収集する出版物の冊数を一冊にすると決めたそうですし。
挙句の果てには「国立マンガ喫茶」なんてこき下ろして廃案になってしまった国立メディア芸術総合センター構想とか。
まあ日本の文化の保護や保存よりも、特定アジア三国の為なら何でもやるのが民主党執行部ですから。
こんな所で愚痴言っても仕方無いので以下略。
映画や音楽は法的に保護されているのに、
ゲームが残されないのは残念ですよ。
勿論ゲームに限った事じゃないんだけど。
エミュレーターも確かに有効かもしれないけど、
それとて限界がある訳で。
さらにエミュレーターで再現できない事は多々あるでしょう。
RF出力でブラウン管に映るドット絵の滲み具合もさることながら、
特殊コントローラーや大型筺体の雰囲気や操作感覚というのは、
やはり実機でないと味わえない訳で。
現行機だって、何年かすれば過去のハードとなる。
時代を形作ったモノの一つであるのだから、
ただ消費しつくして使い捨てにするのは、あまりにも不憫ですよ。
それに僕が常々言っていることなんだけど、
過去を学ばない者には、未来に立ち向かう事が出来ない。
温故知新という言葉があるのだから、
それを体験できる場があれば、と思います。
アーケードの話になるけれど、
今の十代なんてシートが稼働する筺体に乗った事が無いんだから。
それは有る意味不幸じゃないかと思うんですよ。
まあ僕も僕の周りにいる人間も、
それなりにモノとか資料はありますから、
何かしらの形で協力するつもりですよ。
伊達に何十年もゲームファンやってきた訳じゃないんだからさ。

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