やはり三月というのは
帝国データバンクの倒産情報の掲載数が増える時期なんですが、
倒産しなくても事業の撤退・子会社の売却あるいは解散ってのは増える訳で。
そんな中、デジキャラットで有名だったブロッコリーが、
「アニブロゲーマーズ」16店舗と通販サイトを提携先のアニメイトに売却するそうで。
その金額、約2億5000万円。
随分安く買い叩かれたものです。
赤字だから当然ですけど・・・
今後は「コンテンツ&リアルグッズメーカーとして再起を図る」との事で
5年以内の売上高50億円、営業利益率10%を目指すそうですが、
そもそもデジキャラットとギャラクシーエンジェル以外、
何かコンテンツと言えるモノを作ってヒットさせようとしたか?ですよ。
オタ向け商売に限らず、ソフト産業やコンテンツ産業というのは
粗製乱造じゃないかと思える位に、次々とタイトルをリリースしなきゃならない側面がある。
何故なら、何がヒットするか解らないから。
正確に言えば、「費用に対する効果が読めるか」なんだよね。
ただヒットした外れたってのは、そこそこ知ってる奴なら言える。
だけど、予算が幾らで売上目標が幾らという具体的数字を出すのは難しい。
数字イコールお金だからね。
お金は会社の経営、そして従業員の生活に直結するものだから。
ましてやメーカーが自信持って発売しても市場が応えてくれるかと言えば、
それは往々にして無い。
失敗作は忘れ去られるだけだからさ。
残酷だけど。
六年前の個人株投資ブームの時は、「萌え株」なんてもてはやされたブロッコリーでしたが、
今では五十七円か・・・昨年の二十円台に比べりゃ倍増だな。
取り敢えず、不良在庫にならないような確実に捌けるタイトルを希望します。
それが販売店の望みだと思いますから。

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