久しぶりのプロレス観戦。
ドラゴンゲート八戸大会です。
一年半ぶりの八戸なんで(ちなみに前回は闘龍門として来てました)、
楽しみ半分、ただし最近プロレス疎いんでその部分で不安半分。
知らない人に簡単に説明。
ドラゴンゲートという団体は
ルチャリブレ(メキシコ系プロレス。軽量級中心で「飛んだり跳ねたり」という空中戦が多いのが特徴)が主なスタイルのプロレス団体です。
あと新興団体ということもあって
若手選手登用に積極的、つまり
ゴツくは無いけど筋肉質で若い兄ちゃんが派手に活躍するんで
女性ファンが意外と多いのが特徴だったりします。
レスラーのコスチュームや
試合前のスキャット(お喋り)に力を入れている事もあるので
日本版WWEという部分も少しあります。
ちなみに
選手の離脱や解雇も非常に多いので日本版WWEと勝手に呼んでます。
・・・何か一部間違っているような気がしますが
取り敢えず狩野的初心者説明って事で。
仕事終わってから行ったので
第一試合途中から観戦。
ガソリンスタンドで貰った割引券見せて
3000円のチケット買って二階席へ。
試合結果と感想などを。
第一試合
土井成樹 吉野正人 VS K-ness 戸澤
○吉野(8分23秒 変形腰決め顔面絞め)戸澤●
途中から見たのですが、キャリアが圧倒的に短い戸澤選手が先輩にしごかれているといった感じ。
ドラゴンゲートは闘龍門時代から選手の短期育成には定評だったので、彼も暫くすれば活躍するかと。
第二試合
マイケル岩佐 ダニエル三島
VS
アンソニー・W・森、ストーカー市川
○ダニエル(7分22秒 ブレーンバスター)市川●
出ましたフロリダブラザーズ。
連戦連勝の最強のタッグチームです。
・・・間違っていないのに違和感があるな・・・。
で、問題なのがストーカー市川。
リングアナから「165cm42kg位」とコールされて爆笑。
確かにデビュー以来連戦連敗キャラですけど。
しかも
試合中にマイクで「何でこんなのと組まなきゃならないんですか!・・・先輩ですけど」とアンソニーに言われる始末。
で、ジャンケンしてタッグ組直ししようと話が決まったのですが、
その時「はやくやれー」と幼稚園児位の子供のヤジが。
場内大爆笑。
アンソニーも「いや、試合はじまってるんですけどね」と焦ってました。
試合は言うまでも無くみんなで市っちゃん攻撃。
神田レフリーまでも攻撃してましたが、
下手なレスラーより体格が良かったです。
最後はフロリダブラザーズが放り投げて終了。
試合後は二人でスカパーの営業トークしてました。
「マイケル、メールアドレス登録すると何か特典あるのかい」
「OKダニエル、スカパーのドラゴンゲートの番組予定が判るんだ・・・それ位かな」
・・・おいおい。
第三試合
ドン・フジイ VS 堀口元気
○フジイ(8分52秒 のど輪エルボー)堀口●
突然組まれたシングルマッチ。
これは以前、nWoブームの頃の新日が八戸に来たとき
佐々木健介対天山広吉のシングルマッチが第四試合に組まれた時以来の衝撃です。
セコンドには第一試合に出場した選手が付いてまして
「オイ!!3対3でやってやるぞ!!!」とけし掛けるも
レフリーに静止されて大人しく下がるセコンド達。
「オイ、もう終わりかよ」と自軍セコンドに文句言うフジイさんナイス。
試合中に堀口が劣勢になると
セコンドがエプロン下に潜ったので、凶器攻撃かなと思いきや
メガホン取出してえっちえーじーいー!!と「H・A・G・E」コール。
お客さんもお約束の作法を守ってました。
試合はフジイさんのパワーが炸裂して堀口をマットに叩きつけてフォール。
試合後「次の後楽園でベルトに挑戦します。相撲10年、レスラー8年。合わせて20年のキャリアの集大成となりますので応援宜しくお願いします」と神妙にマイクしてましたが、
18年じゃないのかと言いたい気持ち押えて拍手。
第四試合
斉藤了 ドラゴン・キッド VS CIMA 鷹木信悟
○斉藤(11分48秒 ドラゴンスープレックスホールド)鷹木●
八戸ではドラゴン・キッドの人気が高いです。
前回八戸で試合した時に大善戦して勝利したのが語り草になっているようで
僕もその試合見てましたが、小さい身体で何度もカウント返したりして
盛り上がりました。
近くの子供も「キッドって強ぇーのかよ」「そーだよ」なんて言ってましたし。
ドラゴン・キッドの身体の小ささも目立ってましたが、
それよりもCIMAの肉体の方が凄かったです。
2階席からでも胸や肩の筋肉の盛り上がり方が素晴らしいんですね。
練習と節制の賜物でしょう。
試合はやはりジュニアクラスの試合という事もあって
ストンピングやチョップの説得力というか迫力が少し足りないのが残念。
昔の新日の第一試合で藤田が吉江に放ったチョップの迫力は
流石と思ったものですが今は・・・(以下自主規制)
とはいえ小さい選手は小さいなりに
動きを見せれば良い訳で。
ドラゴンゲートらしいトリッキーな試合してました。
でもBLOOD GENERATIONよりもC-MAXの方がいいよなー。
メインイベント
マグナムTOKYO スペル・シーサー B×Bハルク
VS
望月成晃 横須賀享 新井健一郎
○シーサー(16分41秒 ヨシタニック)新井●
メインイベントです。
PosHEARTSとFinalM2Kの6人タッグです。
このメンバーは闘龍門初期の頃から活躍していたメンバーばかりなんですが、
B×Bハルクって誰?
そしたら三月にデビューしたばっかりの新人ですか!
他団体なら考えられない短期育成です。
しかも身体つきも十分、動きも申し分無いですね。
あとモッチーこと望月成晃の蹴りの音の迫力。
流石は空手出身だけあって回し蹴りが早いし音もドスッ、ドスッと
サンドバック蹴っているような重い音なんですね。
レガースに細工しているなんて悪口言ってる奴もいますが、
生で音を聞けば納得します。
あとマグナムは適度に力を抜いてました(笑)。
腰振りフランケンシュタイナーも腰振っただけ、という感じで。
でも現場責任者として試合以外での仕事の方が
負担増えたから仕方無いかな、と。
あと膝の怪我が慢性化しているかと心配したり。
試合はシーザーがアラケンをフォールしたんですが、
ゴングが鳴った瞬間にゾロゾロと客が帰りだしたんですね。
試合終了が午後9時ちょっと前で、
あと試合会場周辺って車の出入口が一箇所しかないので
渋滞しちゃうんですよ。
だから、みんなで直ぐ帰っちゃうんです。
試合後のマイク。
マグナム「シーサー、お前あれ程勝つな!と言っただろ!」
シーサー「すいません、つい」
マグナム「ほらお前が勝った瞬間にお客さんがサァーっと帰っていっただろ。これじゃまるで昨日の仙台の楽天イーグルスみたいじゃないか」
場内大爆笑。
あと
マグナム「今回DoFixerの兄弟ユニットとしてPosHEARTってユニット作ったんですけど、正直いつまで持つか判りません!次、八戸に来た時は無くなってるかもしれません!!」
慌てて他のメンバーが「そりゃ無いでしょ」なんて言ってました。
あとは
マグナム「そーいえばシーサーは連休忙しいんだって?」
シーサー「ええ。今度プロレスリング・ノアのディファ杯にタイガー・エンペラー選手と組んで出場します。頑張りますので応援宜しくお願いします。」
マグナム「ああ、鈴木鼓太郎ね」
・・・オイオイ。
最後は今シリーズ最終戦博多に向けてダンス練習しているけど、
まだ未完成と言いつつ
しっかり最後まで踊りきったPosHEARTのメンバー。
閉場まで残った人達へのボーナストラックでしたね。
それにしても「ありがとうございましたっ!!」と頭を下げたマグナムが
物凄く男らしくカッコよく見えましたね、今回。
特にドラゴンゲートという新体制になってから
いろいろ大変だったんだろうけど
それをクリアしたからこそカッコ良くなったんだと思った次第。
スカパー入りたいんだけど
家族の反対(特に母親が「面白そうなチャンネルばっかりで自分がハマりそう」という理由で反対してます)あるので
暫くはドラゴンゲートを追いかけられないかもしれないけど、
また見たいですね。
地上波で流せばいいよな、この団体。
少なくともあのライオンマークよりは。

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