吾輩は花粉症だ。花粉のシーズンになるとうんざりする。花粉症などのアレルギー症状は免疫が暴走して正常な細胞を攻撃するためだそうだ。
免疫がなければアレルギー症状は起きないだろう。しかし免疫力がなければ細菌やウイルスに感染すること必定だから免疫力をなくそうという人はいない。免疫が暴走しないような治療をうけたり症状を緩和する治療を受けたりするはずだ。
日本は安全な国だと言われている。これは日本の民度が高いだけではなく警察という免疫がしっかり機能しているからだろう。しかし、ときには免疫が暴走して冤罪というアレルギー症状を発することがある。このときは待ってましたと警察を誹謗する自称識者も少なくないが流石に警察を廃止しろとまでいう阿呆はいない。警察がなかったら無法社会になってしまうことは誰の眼にも明らかだからだ。
兵力は国家の免疫力だ。免疫力のない国家はエイズ国家だ。残念ながら日本はエイズ国家だ。これは大日本帝国の軍事政権が原因だ。免疫力を暴走させ第2次世界対戦に突入してしまった。その罰として占領国は日本の憲法に免疫力を削除する条文を押し付けた。占領が解除され日本が独立国家として歩み出したにも関わらず免疫力を回復しないままだ。免疫力が暴走すればアレルギーが発症するが免疫力がなければ外敵を退治することができない。現に日本の領海に漁業や深海調査をする細菌が侵入してきている。いまのところ痒い痒いで済んでいるが細菌が内蔵まで侵入してくれば肺炎になってコロリといきそうだ。
日本が70年以上戦争がなかったのは免疫力がなかったおかげだと思っている人が少なくない。とんだ勘違いだといいたい。日本は侵入してきた細菌にとって魅力的な栄養がなかったから細菌が入って来なかったのにすぎない。もしも日本のどこかにサウジアラビア並みの油田があったとしたらそれを目当てにあちこちの国から攻め込まれシリア状態になっていただろう。
日本が平和であったのは日本に資源がなかったからだ。ところが最近になって日本領海に魅力的な資源があることがわかってきた。すると、すさかずそこは日本の領海ではない我が国の領海だと言い出すウイルス国が出現し頻繁に領海侵入するようになってきた。
幸い日本には免疫力はないが安保条約という外用薬があるので細菌やウイルスの大量感染は免れているが外用薬が入手困難になると細菌やウイルスががどーっと侵入して来ることは火を見るより明らかだ。
困ったことに武漢コロナのため外用薬を提供する国家が弱体化してきた。しかも日本には外用薬の副作用を喚き立てて外用薬の服用を妨げようとする獅子身中の虫がうようよいる。
外用薬が入手困難になる前に免疫力をつけるように憲法を改正して欲しいものだ。
平和論者は戦争は武力があるから生じる。相手が攻撃してきたら降伏すれば戦争にはならないと宣う。
そんなことはない。A国が攻撃したので降伏してA国に侵略を許した。そこにB国が侵略してきて取り分を争ってA国とB国が戦争を始めた。我国は戦争をしない。戦争を止めてくれと頼んでも相手にされず戦闘が繰り広げられ我国が火の海になる。自国が戦争を避けても自国内で侵略国同士で戦争を繰り広げることが起こり得るのだ。
戦争を防ぐには「あの国を攻撃するのは損だ」と思わせるだけの武力が必要だ。
どこからも攻撃されない武力を持ち、自分からは防御のため以外は攻撃をしないことで平和が保たれる。
力のない人間が喧嘩は止めましょうと言うのが虚しいのと同様に武力のない国が戦争を止めようと言うのは聞き流されるだけだ。
日本が防衛力を持っても大国と戦争すれば勝てないから無駄だと言う意見がある。
防衛力は戦争になったら相手国を潰すほど強い必要はない。戦争をしかけられたら相手に大きな損害を与えることができる程度の防衛力でいい。戦勝した利益よりも戦争したために生じた損失の方が大きければ戦争を仕掛けてこないだろう。
今の日本は憲法に縛られて領土侵入者を武力で排除することができない。侵略されそうになっても安保条約により米国に守ってもらうほかない。
米国にそっぽを向かれたら日本を守れないとなると米国に忖度しなければならなくなる。これが自立国家といえるだろうか。
日本だけでは日本を守ることができない国家、つまり自立できない国家なのだ。
第9条日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
自立するためには自立の足かせとなっている憲法を改正する必要がある。
しかし第9条を廃止すると武力が暴走して戦争をしかけることになるのでないかと心配する人も少なくない。
心配は尤もだ。護身術として格闘技を身につけて強くなると喧嘩をしまくる輩もいる。
また右翼勢力の言動を見ると日本が武力を持ったら諸外国が気に入らない行動をすると短兵急に武力を行使しかねないと心配する人が多いだろう。憲法改正を邪魔しているのは左翼勢力よりも右翼勢力の方が罪深そうだ。
また、東條内閣時代の日本や00現在の中国を見て武力を持つとときの政権が武力を振り回すことになる心配をするのも当然だ。武力の抑止力を法律で指定しても政権与党が過半数を超えていたら法律を改正して抑止力を骨抜きにしてしまう恐れがある。今の安倍政権だと第9条廃止に反対する人が多くなるのは当然だ。
そこで第9条の2項を廃止し例外条項を新設したらどうだろう。
2 前項に関わらず日本国に侵入し退去を要請したにもかかわらず不退去または攻撃した者に対しては武力を行使することができる。
3 日本国外から日本国に攻撃が行われた場合、攻撃を防ぐために攻撃基地に対して武力を行使することができる。
4 国際協力のため海外に派遣された者およびその者に対する協力者を攻撃した者に対しては武力を行使することができる。
このように規定すれば平和国家を侵略するために武力を行使することが防げると思う。
アメリカが弱体化したことを幸いに中国が世界を君臨しようとうごめいて各地でトラブルを巻き起こしている。
1世紀前だったら世界戦争が巻き起こっているはずだ。
しかし今の所はこれだけのトラブルが起こっていても世界戦争には発展しないで済んでいる。
吾輩は世界戦争が勃発しないですんでいるのは核兵器のおかげだと思う。
米中を巻き込んだ世界戦争になれば両国が核兵器を使用するのは必至だ。すると両国とも破滅してしまうことになる。
それを避けて両国とも戦端を開かないのだと思っている。
だから吾輩は核兵器は平和の守り神だと信じている。
核兵器を持っていない国家にとって核兵器保有国家は恐ろしい。特に無法国家が核兵器を持ったら何をされるかわからないから恐怖の極致だ。
核兵器廃絶を叫ぶのは無理からぬことだ。
しかし、核兵器廃絶を国際法にしろというの愚の骨頂だ。
もし国際法で核兵器廃絶が制定されまともな国から核兵器が廃絶された時、無法国家が核兵器を持ったらどうするつもりだろう。
その国に経済制裁をするだけで済むだろうか。経済制裁したら経済制裁した国に核兵器攻撃すると脅されたらどうするのだろう。
無法国家に核兵器攻撃されないためには核兵器で対抗するほかないだろう。
核兵器規制は絶対に必要だ。
しかし規制と廃絶とは違う。
我国は銃刀法により許可なしに拳銃を所持することができないからアメリカのような銃乱射事件が頻発しないで済んでいる。しかし銃廃絶ではない。警官や自衛隊には銃が許可されている。もし銃を廃絶して警官も拳銃を所持できないようになったら治安の維持は望めまい。
核兵器も同様だ。
核兵器の規制は今より厳重に行い、核兵器は国際機関で管理するようにすべきだと思っている。
沖縄戦から75年経過した。
沖縄戦の悲惨さは広島や長崎の悲惨さと勝るとも劣らない。沖縄県民に反米感情が埋め込まれても仕方のことだろう。
しかし日本の軍事政権は20万人の犠牲者を出しながらも戦争を止めようとはしなかった。
吾輩が住んでいた東京も頻繁に空襲に見舞われ、防空壕避難に明け暮れし、5月の大空襲で見事に焼け出されてしまった。我が家は虚弱児だった吾輩が足手まといで隣組一同と一緒に指定の避難場所に逃げそびれ近くの空き地の防空壕に潜り込んだ。避難場所は絨毯爆撃を受け多数の犠牲者が出た。逃げそびれたおかげで命拾いしたようだ。
これだけ攻撃被害を受けても軍事政権は「出てこい♪ニミッツ♪マッカーサー♪出てく〜りゃ♪地獄へ逆落とし♪」本土におびき寄せて全滅させると称して国民に竹槍訓練をさせたりした。
広島と長崎が原爆攻撃を受けなかったら戦争は延々と続き日本は全滅に近かったと思う。
また戦災以外でも食料不足による餓死者や食料の奪い合いによる死者も数多く出ただろう。
吾輩は核兵器こそ戦争阻止に役立っていると思っている。
核兵器が暴走しないよう国際機関はしっかり核兵器管理をして欲しいと願っている。