NHKは毎週日曜BS2で放映されていた囲碁・将棋ジャーナルがが廃止され、代わりにNHK教育で囲碁・将棋フォーカスがされるようになった。
囲碁・将棋ジャーナルは前半30分と後半30分に分けて囲碁と将棋を放映していたが、囲碁・将棋フォーカスは1週間置きに囲碁と将棋を交互に11時45分から12時15分の30分間放映する。隔週だから1週間平均15分だ。囲碁・将棋ジャーナルに比べて半分に縮小されてしまった。
囲碁・将棋フォーカスの第1回は囲碁から始まった。聞き手は
向井3姉妹の長島梢恵初段だ。最初の挨拶では固くなられていたようだが爽やかな笑顔で解説の石田24世本因坊を引き立てる名聞き役だった。
番組の内容は注目棋戦の対局結果とフォーカス・オンと
十段戦第2局の解説だ。これをたったの30分でするのだから石田・こずえの名コンビといえども消化不良にならざるを得ない。
フォーカス・オンでは「プロ棋士を量産する“洪道場”に潜入!」というテーマで
洪道場が紹介された。洪道場は小学生棋士
藤沢里菜初段を送り出した囲碁道場だ。それで初回に取り上げられたのだと思っていたら藤沢里菜初段のことには全く触れられなかった。どうしたんだろう?
囲碁道場の紹介は素晴らしい企画だから今後も続けて欲しい。
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十段戦第2局の解説はたったの15分だ。初手からは無理なので24世本因坊秀芳が歴史に残る好手と絶賛する
37山高ボウシから始まった。
石田24世本因坊秀芳の解説は明快で長島梢恵初段の聞き上手と相俟って勝負どころが非常によくわかった。
しかし15分の時間はあまりにも少ない。今回は1箇所の勝負どころで白がツブレて終わったから辛うじて消化できたが通常の対局は勝負どころが何回も出てくるはずだ。15分の解説では駆け足どころか並べるだけで終わってしまいそうだ。
詳細はテキストに書いてありますとNHKテキスト「囲碁講座」の宣伝でチャンチャンとなりそうで心配だ。

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