2007/6/9

祖母山B登攀  岩登り

<山行報告>
祖母山バットレス・・マルチピッチクライミング

【報 告 者】松井
【日   時】2007年6月9日
【参 加 者】 加藤、山道、黒瀬、福島、宮本、松井

≪コースタイム≫
 九合目小屋(13:00)−祖母山B取付(14:00)
−終了点(15:30/15:45)−祖母山頂(16:30)〜〜九合目小屋泊

≪ 報 告 ≫
 6月10日は恒例の祖母山ボランティア登山の日だ。
前日の9日に小屋番の加藤さんの進めもあり、祖母山バットレスの登攀を試みた。
九合目小屋に集合し、本峰よりも一つ北側にあるピークまで登り、そこから縦走路を外れて、東側に藪を伝い、ルンゼを横切り、本峰直下の取り付き点に到着。
 メンバーは、加藤、山道、黒瀬で1番目のグループ、福島、宮本、松井で2番目のグループに分かれた。
 登攀の準備をして、加藤さんがトップで登っている時、雨がぱらつく。最初のピナクルに到着してから、なかなか降りてこない。かなり時間が経って懸垂下降で降りてこられた。雨も降ったり止んだりで、もう無理かなと片付けようとしたら雨は止んだ。これならなんとか登れそうと思い、松井にリードをさせてもらった。
1ピッチ目;
IV級程度の壁を10mも登るとピナクルになる。ルートはピナクルの向かいの本壁上にある。一旦ピナクルでピッチを切る。セカンド以降はピナクルの5m下のテラスで切ってもらいセルフビレイを取る。リードはこの5mをクライムダウンし、ピナクルから1m離れて向かいあっている本壁に乗り移る。下に行くほど狭くなっており、移りやすいが適当な位置で乗り込む。頂点手前で右にトラバース気味に移動し正面に移って乗り越える。少し先の立ち木でビレイ。宮本、福島を迎えて2ピッチ目へ。
何処から取り付くのかと前方を探すとそこにトラロープが垂れていた。ロープにつかまり(結構きつい)2mくらいの垂壁を登り、左側にトラバースすると、正面に本日のメインである2ピッチ目が見えてきた。
2ピッチ目;
右ルートと左ルートがあるようだが加藤さんが最近開拓された左ルートを迷わず選択。左上にトラバース気味に登って1ピン目。そこから、直上。ボルトの間隔は結構短めに打ってあり、ホールドは細かいがきっちり持てるカチだ。しかし、そのホールドはもろそうでいまいち信用できない。だんだん細かくなって壁が若干かぶり気味になる。かなり腕にくる。的確なホールドを探すのに手間取りテンションをかけたくなるがそこは我慢。なんとか核心部を越えてビレイポイントに到着。グレードはVI+というところか。
福島がセカンドでトライ。一部A0を交えクリア。ビレイ中、南側のガスの中から声がかかる。ガスで20〜30mしか視界が効かないので姿は見えないが縦走組の荒木さんのようだった。障子岳から祖母山への縦走路のはしご場まで来て声を掛けたようだ。福島は核心部を苦戦中。コールに応える余裕はないようだった。

展望があればコシカケ岩やトモエム落とし、尾平と見えるのだろうが想像するしかない。まあ、雨になる可能性は少ないようなので安心。
3番手の宮本はかなり苦戦。かなり腕に来ているようでA0でも先へ稼げない。福島をビレイしていたロープの一部にアブミ状のわっかを作り下へ下ろす。これに乗り込んでなんとか突破できた。

【2ピッチ目をフォローする福島】

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3ピッチ目;
これも2ルートあるようだ。こちらも左手の新しい方へルートを取る。1ピン目は見えているが2ピン目以降は左のコーナーを越えなくては見えないようだ。出だしのあたりは若干苔むしていてスリップが恐い。ここをクリアし、コーナーを越えると真っ直ぐ上に数本のピンが見えてきて、ルートの方向を案内してくれる。ところが最初の1ピン目が陰になってロープの流れが悪くなってきた。結構長いピッチで35〜40m近くあったようだ。最後の方ではロープを引きづるのが重く力づくで登った。山頂のすぐ手前で終了。ピンは11本か?(流れが悪くなるので2〜3本とばした)
宮本と福島を迎えてクライミング終了。宮本さんにとっては初のマルチがこの未踏ルートだとは・・・
厳しいけど良い経験になったかな?
加藤さん、山道さん、黒瀬さんパーティはまだ遅れているようだ。山頂の登山者から声がかかった。数m先が山頂のようだ。山頂まで登って後続を待つも雨がぱらついてきた。3人はまだ時間がかかりそうなので悪いけど先に九合目小屋に向った。

【ルート図】 小屋番の加藤さんのHPより
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