農場から甲斐駒(ヶ岳 標高2967m)を見上げると、黒戸尾根が邪魔をして頂上がちょっと見えるだけだ。
けど、少しずれれば圧倒的な姿で毎日そこにあるから、里の民は毎日見上げて暮らしている。
お彼岸を過ぎると山が色付き始め、それが上からだんだん降りてきて、すっかり色付いた葉が北風に吹き飛ばされると、白州は冬になる。
あっという間に9月も終り。
農場でも陽射しが弱くなり、鶏の羽根が抜け始めた。
春からの陽気で卵を産み続けた鶏も一休み。
「はぁ〜〜いっぱい産んだ。今年はこれでお終いね。」
ただ一人。俺だけがそうはいなかい!と張り切るのだけれど・・
土に還る枯葉や稲ワラといっしょにその気合が地面に吸い込まれていくような。
そんな感じだ。。。
