山裾にある農場だから晴れたり曇ったり風が吹いたり雪が舞ったり。
南アルプスが受け止める空の天気がそのまま降りてくる。
そしてときどきこんな霧に包まれる事がある。
とても静かで、農場が枯葉が落ちた森の香りに包まれる。
何日か前の霧は特に深くて、朝作業する鶏小屋の中まで霧が入り込んでいた。
鶏も森の香りを感じたと思う。
放牧のように鶏を飼いたいと思っているから、うちの鶏小屋はオープンな構造になっている。
風が良く通り抜けるように金網の目は大きいものにして、床は土、周りもブロックではなく金網で外の地面とつながるようにして外のミミズやモグラや微生物といっしょにいる。
そもそもそういう構造の鶏舎だから「特定のウイルスだけ中に入らないようにする」なんていうのは・・・やっぱなかなか難しい。
これまでの防疫は、指定されている病気はワクチンを接種し他は基本的に鶏を健康な状態に育て鶏の免疫機能を高める事を主眼に置いてきた。
今回の鳥インフルエンザは、今までとは違う対応を迫られているんだよね。
名古屋の東山動物園で死亡したコクチョウから鳥インフルエンザの陽性反応が出て、甲府の動物園に移送する予定だったユキヒョウの移動を見合わせているとか。
まだまだ注意が必要ですな。
みなさんも。
楽しい季節ですからインフルエンザなどお気をつけください。
