このところ初めて会ったオーガニック業界の人に立て続けに
「佐藤ファームのたまごのこだわりはなんですか?」って聞かれた。
いや、うちはですね!
ここがこうこうでこうでこうで、で、こうこうこうこう・・・
ほうほう、なるほどなるほど、それはそれは、ほう〜、そうですかぁ・・・・
なんていう答えを待ってらっしゃるんだなぁ・・
そういうやりとりを期待されてるんだなぁ・・
って事はわかるんですけど・・・
まじめに考えれば考えるほど、
誠意を持って回答しようとすればするほど、
「何もないです。」
って答えになっていく。
非常〜〜に大雑把に言うと。
現在の日本の畜産は、日本中のどこで何をどうやっていても、だいたい同じなんだ。
餌は、どこの餌屋さんから買っても、元をたどっていくと全農の穀物商社にとどりつくし、供給されている家畜の品種も原種、原々種、原々々種とさかのぼっていくと海外の種畜の血が混ざっている。
だから、誠意を持って回答しようとすると、いつもとても長くなってしまうのだけれど。
説明すればするほど「うちだけ特別!」な事なんてなくなってしまう。
だから、はじめて話す人で、その人と話していられる時間が限られている場合の説明は、うちの農場の話じゃなくて、どこの農場でも苦労している、基本的な「平飼いでニワトリを飼う事の大変さ。」を話す。
セールストークは大事だけれど、平飼い養鶏の中の小さな違いを伝えるよりも、今はもっと全体の事をみんなで大きく考えたほうがいいと思うんだ。
「平飼いって何?」
「じゃ、平飼いじゃないのってどーいう事よ?どんななの?」
「家畜の餌ってそんなに輸入比率高いの?じゃ、休耕田で何か作ればいいじゃない!?」
なぁんて話をね。み〜んなでしないと事が進まん。
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営業の場面だけじゃなくって、そんな機会を作ろうと思い立った「たまごカフェ」ですが。
埼玉・ふじみ野市の自然食品店「サン・スマイル」さんにご協力をいただきました。
http://www.sunsmile.org/shop.html
1月15日火曜日 午後2時から2時間ぐらい
お申し込みは、サン・スマイルさんまでお願いします。
ワンドリンク、ワンスウィ−ツ付きで会費1,000円です。
へぇ〜そうなんだぁぁぁ〜!
って、おもちゃ箱ひっくりかえしたような一人芝居が出来ればいいんですけどね。
ま、出来ないんですけど。
「たまごカフェ」・・・はぁ〜ドキドキ・・・・・
(今日の夕方 いつもの場所からの八ヶ岳 ピンク色でした。)
