「仏教カフェ」だって。
ちょっと前の新聞に書いてあった。
なんでも都会のビルのスペースでアフター5に高野山のお坊様が仏教の話をしたり座禅を組んだり悩み事を聞いたり。
また、都心にある本願寺派のお寺では開放日設けてお茶をふるまっているそうな。
「仏教の存在が都市部で希薄であることに、若い僧侶が危機意識を持っている。・・・・」なんて解説がされている。
まぁ、仏教はもともと「衆生」といっしょにあるもんだからねぇ。お葬式の時だけ役に立つ「葬式仏教」なんて悪口言われてちゃねぇ。
学生の時、バイトをしていた喫茶店のオーナーが高野山(真言宗 和歌山県)から降りてきたお坊さんだった。
喫茶店だったけど、その店が入ってた建物の地下にあった美術系のイベントスペースのサロン的な役割もあって若手の芸術家でわいわいしてた。
今で言えばカフェってことなんだろう。
そこの店のすみっこでオーナーがときどき店に来る若い人と話しこんでいた。
にこにこしながら、つるつる頭さすりながら、おだやかに、関西弁で、人生相談みたいなことしてたな。
それが俺の「お坊さん」の「原風景」になっている。
俺がわりあい仏教とかお坊さんとかが好きなのは、だからなんだ。
(よかったら以前書いたブログも読んでやってください「お坊様には縁がある」
http://air.ap.teacup.com/satofarm/145.html)
TOKYOのカフェ文化が注目されているなんて記事も以前見かけた。
東京を訪れるたびに新しいカフェがあってそれを楽しみにしている、なんて外国人のコラムがあった。
ホントにTOKYOにはいっぱいカフェがあって、それぞれのカフェはお洒落で楽しい。
カフェ自体が、映画を見たり芝居を観たり、音楽のライブ聴いたりするのと同じように、数十分、小一時間、時には数時間、そこで過ごし、刺激を受けて考え事したり、他で受けた刺激を整理するためにぼうぅっとしたり、ただの休憩場所ではない、ポジティヴな空間になっているように見える。
心を「休ませる」より「育てる」って感じ。
おかげさまで、うちのたまごも何軒かのカフェで使っていただいている。
お菓子やケーキ、パンや食事に使ってもらっている。
カフェの役割についてそんな風に思うから、中には食事やスウィーツを食べながら、その食材に思いを巡らす事が出来るカフェがあってもいいんじゃない?と思う。
プリンに使われているたまごを生産している農場の事を考えて、その農場を吹き抜けていく風を感じてもらえるようなカフェがあってもいいんだと、まぁ、思う。
美味しい食事やスウィーツの背景までお客さんに提供する、控えめだけどポジティヴな、カフェと農場。
そんなのも悪くないでしょ。
というわけで!
「たまごカフェ」開催決まりました。
10月28日 日曜日の午後。
三軒茶屋のカフェカフェさんで たまごカフェ@cafecafe やります。
http://www.cafecafe.info/2012/09/cafecafe-2012-09-07.html
みなさん予定を空けてぜひお越しください。
・・・・・・懲りてない? そうですね。こりずにやります。今度も上手くお話できなかったら、頭丸めることにしましょう。
お待ちしてます。
(画像は農場のそばの田んぼです。電線にツバメが群れてました。そろそろご出発?)
