なかなか春にならないのがこのあたりの気候。
ちょっといらいら? うん、まあそうかも。
でもニワトリたちはごきげんでたまごを産んでくれている。
やっぱ春だ。
今のうちに少しだけ農場を離れてお客様まわりをする。
この季節はそれが出来る。
ぐるぐるTOKYOを回って、その日の夕方は三軒茶屋のカフェ。
ちょっと相談事があって、駅から少し歩いて「cafecafe」さんへ。
http://www.cafecafe.info/
うん、この店も久しぶり。
いつもインターネットでお店の様子を見ているから、そんな感じはしないけど、考えてみれば2年ぶりって事になる。お久しぶりだ。
ドアノブに手をかけて中に入ろうとすると、ガラス越しにもうお店のご夫婦がニコニコ顔で出迎えてくれているのがわかる。
こちらもつられてニコニコしながら入っていく。ふふふ・・
ご挨拶して、打ち合わせをして、一息つくと、窓際の席にいたお客様に紹介して下さる。
「こちら卵のサトーさん。」
このカフェでは卵を使っていただいて、ご希望のお客様には卵の小売りもしてもらっている。
だから、卵のサトーさん。
常連の方で、卵の事もご存知で
「え?!そうなんですか!うわぁ・・」
なんて言ってもらうと、いやちょっと有名人になった気分で勘違いしそうだな、俺。
それでちょっと卵の話なんかして、
「今日はご予約のケーキを取りにこられたんですよ。息子さんの合格祝いの。」
「!そうですか。おめでとうございます!」
「ありがとうございます。そんな日に山梨からわざわざ来たサトーさんに会えるなんて偶然、ラッキーです!」
「こちらこそ、そんなおめでたい日に居合わせるなんてラッキーですよぉー!」
おめでたいケーキの写真を撮らせていただいてお見送りすると、入れ替わるように若い女性が入ってくる。
ご主人とのやり取りから察するとこちらもなじみのお客様の様子。
「こちらサトーさん。今日山梨から。」
「そうなんですか!私は奈良から。」
「奈良?!」
「そうなんですよ。いつも寄ってくださる。」
聞けばたまにお仕事で東京に来るそうで、その時にはここでお茶をするそうな。
「今日たまたま、なんですか?」
「そうですぅ〜。」
なんか、これで俺が若くてイケメンで独身だったら、ちょっとドラマになりそうな偶然の出会いだけど。
若くもないし、おっさんだし、ゴメンネ。
それにしても・・・
へぇ〜・・TOKYOにカフェなんて、それこそ星の数ほどあるのに・・・わざわざ三茶・ここなんだ・・・
「そういえば昨日、山梨のサトーさんのご近所って方が来てくださいましたよ。F さんってご夫婦で。」
「え!そうなんだ。ネットにこの店の事書いたけど、わざわざ来てくれたんだ。ありがたいなぁ。」
「以前、サトーさんのブログ読んでるっていう岐阜の方もいらしてくださいましたよね。」
「ああ、そうそう、そうでした。ホント、ありがたい。」
人が集まるカフェがある。
不思議な気もするけど、そういう俺も、TOKYOにたくさんあるオーガニックカフェの中から、このカフェにふらりと入って、話をしているうちに、卵を届けるようになった。
うん。
不思議だけど、不思議でもない、偶然のようで、そうでもない。
人が集まるカフェがある。
偶然のようで、そうでもない。
(で。何の相談かといいますと。相談事は2つ。1つは4月28日土曜日に銀座で行われる小さなマルシェに私が卵のお店を出す事になっておりまして
http://www.farmaidginza.com/「平飼いたまごのお菓子屋さん」というのがテーマでして、そこでcafecafeさんの焼き菓子を販売させていただけないか?って話。
もう1つは、せっかくこんなお店があるのですから、お店で「卵や鶏の話をしながらお茶会」をやってみようじゃないですか!という話。
どちらもやります。詳細は後日。お楽しみに。)