海外生活の経験がそんなに長いわけじゃないけど。
若いころアメリカやメキシコに住んでいた。
しばらくいて、日本に戻ってきて、少し落ち着いて、スーパーで買い物なんかするようになると気づくことがある。
それがラッピング。
今は少し減ってきたみたいだけど、お店に入ってたいがい最初にある野菜類や果物が、ことごとくラップに包まれていて、すごく違和感があった。
外に出る前はそれが当たり前だったはずなのに、ひどく気になった。
アメリカやメキシコの大きなスーパーマーケットでも野菜は野菜、果物は果物。そのままごろっと売っていて。
それに慣れるとそっちの方が自然だからかな?
何でラップするんだろ?
もちろんそれだけの手間・コストをかけるんだから、鮮度が落ちないとかロスが少なくなるとか、メリットはあるんだろうけど。
バナナなんてピッチピチにくるんであるもんナ。
ふむ。
「日本人プラスチック(日本語で言うところのビニール)好きねー。」って日本に詳しいアメリカ人に言われた事があるぞ。
たしかにプラスチック製品はとても多い。
日本のスーパーで使われているビニール袋をアメリカの日本食材店で使っていて、当時それが珍しがられていた。(アメリカのスーパーで買い物するとついてくるのは紙袋)
そういやプラスチックスなんてバンドが、YMO(イエローマジックオーケストラです、って解説しないともうわかんないよね。)がアメリカで流行った頃いっしょに少し流行った。(プラスチックスなんて名前も日本のバンドであることを強調するためにつけられたはず。)
日本人の国民性?
ふむ。
で、どうも俺は、そのビニールラップが野菜や果物の現実感を奪うように思う。
透明なラップ一枚で、それが作り手も産地も存在しないような無機質なものになってしまうような気がするんだな。
作り手の笑顔や渋い顔や産地の風景や田舎の臭いへの想像力をさえぎってしまう気がする。
畜産物もまた然りで。
プラトレイに乗ってこれまたピチッっとなって量られてる肉から、イメージがふくらむほど、人の頭は出来がよくない。
多分そう。
経済的に理由があって使われている梱包資材が、食材の現実感を奪っている。
というのが俺の感想。
もっとも、そんなこと気にすんのは、ムキになって現場にいる鶏飼いのおっちゃんぐらいなもんか。
うちは量販店と呼ばれるようなところには納めていないから、バラ詰めで送ってお店で包んでもらっている。
そのまま裸で売ってるところ・・新聞紙でくるんで・・送るときに使う業務用紙トレーを切って・・パックをお客さんにリユースしてもらって・・・
などなど。
お店で工夫してもらってるから、こちらの思い入れも伝わるみたいだ。
お店のみなさんのおかげ。もうこれは、完全そうだね。
週末を過ごしたメキシコの首都にあった大きなスーパーのタマゴ売り場。
ここはねぇ・・たまごを自分でビニール袋に入れて量り売りだったんだよね。
だから・・いっつも売り場が・・なんかこう・・ベタベタしてた。
これは・・ちょっと・・話が違うかも・・コメント?・・う〜ん・・しない。
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うちのタマゴは以下のお店で取り扱っていただいています。(順不同 とりあえず今日のところ)
東京
江戸川区西葛西 サンピュア 03−3675−5780
新宿区早稲田 早稲田自然食品センター 03−3202−9611
港区白金台 &MARKET 03−6450−3903
大田区北千束 輪屋 03−6425−9567
世田谷区下馬 cafecafe(カフェ) 03−5432−0456
世田谷区池尻 Umui (カフェ) 080−4208−5525
杉並区高円寺 山森農園やお屋 03−3223−1713
東村山市本町 そら屋 042−392−6385
神奈川
横浜市青葉区 山森農園やお屋藤が丘店 045−974−0141
大和市中央 ヘルスロード 046−262−0020
藤沢市鵠沼海岸 リーフ 0466−34−7344
埼玉
ふじみ野市苗間 サン・スマイル 049−264−1903
愛知
名古屋市天白区 ヘルシーメイト 052−800−3533
岐阜
岐阜市長住町 コスモスふぁーむ 056−262−0390
山梨
北杜市高根町 アウル(レストラン 取次ぎのみ) 0551−47−3685
北杜市長坂町 コマチン・カフェ(取次ぎのみ) 0551−32−6002