梅雨入りまで花の季節。
雑草から木から、いろいろ咲いてにぎやかだ。
その中でいい香りがするのが、フジ。
正式な名前は知らないけれど、山の中あちこちで咲いている。
それが終わるとニセアカシア。
外来のこの木の白い花も、いい香りがする。
この時期、軽トラの窓を全開にして走っていると、この花の香りが飛び込んでくる。
朝、犬の散歩で森の中をうろうろしているといい香りがした。
どの花?と思ってくんくん香りを探したら、ミズキの花だった。
へぇ〜知らなかった。こんなに香る花だったんだ。
この季節になると丸い葉と白い花で目立つようになるこの木の、花の香りがこんなだったなんて知らなかった。
強い香りではないけれど、いい香り。
まぁ、山や里や、自然のものはみんなささやかではかない。
何か、香水のようなちょっと強いものをまとってしまえば、わからなくなってしまう、みたいなね。
早足で歩いていれば、通り過ぎてしまう、みたいなね。
たまごも。
たまごの「おいしい」は、実はささやかではかない。
ずっとわかってるつもりで、ある日ふと気づく、みたいなね。
(中央奥の木がミズキの木。あぁ草刈しなくっちゃ。)