9月下旬、編集者の J さんに誘われて東京・銀座を歩いていた。
ファーム・エイド銀座というイベントを見に行った。
http://farmaid-ginnza.com/main/
銀座のビルの屋上で稲を作ったり、ミツバチを飼ったりして、農業と街の関係について考えてみよう、という試みがあって、そのイベント。
道案内をしてくださったヨシムラさんと会場となっているビルの入口で、銀座の蜂蜜の話になった。
ヨシムラ「ここ(銀座)の生産量が、全国の蜂蜜の0.04パーセントなんですよ!」
J 「へー・・それってすごいんだか、すごくないんだか・・?」
そこへ口をはさむ。
「いや。農産物で数字になるってのはすごいよ。」
実際、例えばうちのたまごなんて、全国の鶏卵の生産量からすれば「ゼロ」に相当する。
「一つは放牧豚のホルモン使った煮込みにサトーさんとこのたまごのっけて、あとはプリンみたいな、ま、デザートですね。」
諏訪の若いイタリアンシェフの松本さんが料理にトンチンカンな僕にわかるように説明しようとしてくれる。
ファーム・エイド銀座の農産物直売ブースに出店してはどうか?というお話をいただいて、参加させていただくことにした。(環境保全型農産物を中心に各地の美味しい物セレクト市場「銀座プチ・マルシェ」)
たまごだけでは何なので、地元のパン屋「クラスティー」の横内さんにうちのたまごのカスタードをたっぷり使ったクリームパンを焼いてもらって持っていくことにした。
諏訪の「ダンロ」の松本さんには「何か暖かい料理を・・」とお願いしたら、銀座までおつきあいしていただけることになった。
その松本さんご夫婦とたまごを仕入れに来てくださったついでに打ち合わせ。農場で当日の打ち合わせと料理の説明をしてもらう。
料理のことがよくわからないので、書いてもらった。
一つは豚のホルモンのトマト煮 温玉のせ「ズッパ フォルテ」。
イタリアの家庭料理なんだそうだ。ピリ辛の煮込み。信州の放牧豚のホルモンだからきっと美味いぞー。ダンロさんは豚肉にこだわってるお店だからね。肉の仕入れも特別なんだ。
で、もうひとつがスイーツ。
表面をカソナードで焦がした濃厚なプリン。って書いてもらってもわからない。カソナード?
ま、ま、ま。どちらも当日が楽しみだからいいや。
そんな数字にもならないような規模の養鶏場に出店の話をいただいた。
聞けば、農場の様子をつづった冊子「たまごブック」を読んだ方が関係者に話をしてくださったそうだ。
・・・なるほど、承知しました。
たくさんのたまごを持って行くことはできません。
だけど農場のまわりの出来事やたまごのはなし、にわとりのはなし、鶏飼いのオヤジの喜怒哀楽は持って行くことが出来そうです。
で、まずは豆本を作ってみた。たまごのパンフレットのようなもんだな。
たまごを食べていただいて、豆本見てもらって、たまごブックを買っていただければ、農業の見え方が、きっと変わってくるはずだ、と自信過剰にそう思う。アハハ。
ともあれ!
11月29日 中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館 10:00〜17:30
銀座プチ・マルシェ 出店しております。
どうぞご来場ください。お待ちしております。