「ゴリラって、3000万(円)ぐらいするんだよね。」
夜、テレビを見ているとお笑い芸人がそう言っていた。
へぇー、そうなんだ。
でもまあ生息域(アフリカ中央部)でずっと紛争がつづいていたから、個体数も激減しているんでしょう。
研究者が紛争の犠牲になったんじゃなかったっけ?ひどい話だ。
「ライオンは40万ぐらい。」
これは何となくわかるような気がする。
ネコみたいなもんだよナ、動物園でライオン見てるとそう思う。
ヒヨコが一羽220円。
赤い玉子を産む種類の産まれたばかりのヒヨコの値段。
これをヒヨコ屋さんである日齢まで育ててもらうと値段があがっていく。
エサ代、手間賃、光熱費、お薬代、リスクに対する諸経費、などなど。
うちは自分で育てるけれど、それを専門にしている養鶏場ももちろんある。
そのオス。これはタダ。
タマゴを産むために品種改良された種類のオスは孵化後、選別されてすぐにビニール袋に入れられて処分される。
ごく一部が動物園の猛獣たちのエサになるだけで、あとはゴミとして処理される。
だからうちでオスをたのむとおまけでついてくる。
何だか、楽しい話じゃなくなっちゃってゴメンナサイ。
でもちょっとだけ憶えておいてください。身近な命のお値段の話。