Q: 「暑そう・・」
(鶏小屋で、にわとりを見て、しみじみ・・ A 様)
A: 羽毛、着て(?)ますもんね。
にわとりは汗をかけませんから、汗で体温を下げることが出来ません。わきをあけて風通すとか、口あけっぱなしで呼吸するとか、水いっぱい飲むとか、ひんやりした土間の砂で砂浴びするとか、そういうことしか体温下げる方法がありません。
水ばっかり飲んでエサもあまり食べなくなります。消化吸収も悪くなります。カラも少し薄く水っぽいたまごになっていきます。あまり暑いとほんの少しですがサイズも小さくなります。
何とか体力の消耗を防ごうと、朝夕の涼しい時間帯にエサをやるようにしたり、屋根に打ち水したり、こまめに水を取り替えたりしてなんとか食べてもらうようにする季節になっています。
エサもカロリーひかえめタンパク質高めビタミン・ミネラル多めのエサでガンバってもらうことになります。
暑いです。皆さまもどうかご自愛くださいませ。
(佐藤ファーム・佐藤ジョージ)
にわとりは暑さに弱いです。暑い盛り、平野部の養鶏場、特に飼育環境のきびしい肉用鶏など熱波のような暑さのとき、まとめて死んでしまうことがあります。
夏バテを予防するため、一般にはビタミン剤、ミネラル剤などをエサに添加して管理します。
添加物を使わないで健康管理をするとなると、草を刈って鶏小屋に入れてやる、水をこまめにかえる、打ち水をする、鶏舎のまわりの草刈りをして風を通りやすくする、土を足してやる、などなど。
どんどん手仕事が増えていきます。
皆様方におかれましても、ビタミン剤・サプリメントもいいですが、ごはんを、おいしく、きちんと、バランスよく、食べてこの夏を乗り切っていただきたいと存じますぞ。
たまごはとっても優良な動物性タンパク質であることを謹んで一言申し添えさせていただきます。