大きな図書館へ行くと、地質図という地図がある。
地表の土を取り除いた、その下の岩石や構造がどうなっているのかを色や柄で表記した地図だ。
ふーん、そうか、ここはこうなっているのか こことここが土の中でこうつながっているのか あの古い神社はああいう岩石の上に建っているのか 造り酒屋やウィスキー工場や名水の里っていわれるところの下は花崗岩が多いんだなぁ などなど、ちょっとした発見がある。
ここ山梨県白州町は九州、四国、紀伊半島をぬけてきた中央構造線が、フォッサマグナ(糸魚川、静岡構造線)にどんとぶつかりぐいっと北側にねじまげられている、そんなあたり。(ずいぶん大雑把な言い方ですけど。)
このあたりの川はどこも花崗岩の砂で白い。白い河原だ。
これから夏にかけてうちのたまごは少し様子が変わる。
中身が水っぽくなる。これはにわとりが体温調節のため水をいっぱい飲むからね。
カラが薄くなる。これは暑さのためエサが食べられなくなり、カラの形成に必要なカルシウムの摂取が難しくなるから。
黄味の色が薄くなる。エサのカロリーを低くするから、トウモロコシの配合を少なくする。黄色成分の摂取が少なくなるから黄味の色も薄くなる。
これらはすべてにわとりの生理現象。
制限給水や、ビタミン剤などの与えないで、にわとりの健康管理をする。
こまめに水を換える。屋根に打ち水をする。砂浴び用の土を足してやる。
どれも要は手間をかけるってことだナ。鶏小屋でうろうろする時間が長くなる。
鶏小屋からすぐのところが名水百選・尾白川(おじらがわ)。
南アルプスに降った雨が流れてくるきれいな川だ。泳げるところがある。
昼間、たまごの選別や出荷の準備をしていると、
ふふふ・・聞こえる聞こえる、カッパの歓声。
短い夏だ。いっぱい泳げ!
当地のカッパは今日から夏休み。暑いです。ご自愛下さい。