相棒は一冊のノートを残した。
表紙には「Song Book」と記されている。分厚い、年季の入ったノートだ。
創作ノートは他に何冊もあるのだが、これは、彼が完成と見なした作品を、そのつど「登録」して行ったものである。
これから、この中のものを、はじめから、ひとつずつ、このブログに投稿して行こう。
ここに一度は記されても、斜線が引かれてボツになっているものもある。これは作者のプライバシーに属するだろうから掲載しない。
また、他の人の作品に彼が曲をつけたものもあり、これはこれで面白いものが多いのだが、詩自体は本人の作品ではないので一応これも除外しておく(作業を進めるうちに考えが変わったら、掲載させていただくかもしれないが)。
末尾に記す数字は、彼自身が記録した(おそらく完成の)日付である。
もとより「歌詞」は唄そのものではないが、彼の作品、生きた証しに違いはない。
「三上ゆうへいソングブック」というカテゴリーでまとめて行きます。

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