先日のライブに古くからの友人が来てくれた。
その知人のお店でライブをやりませんかというお話。
下見と打ち合わせのため、訪れたのは
京都にあるSOBAcafe「さらざん」。
「さらざん」とはフランス語で「そば」のこと。
このお店はフランスのブルターニュ地方の料理である「ガレット」が目玉。
ガレットとは薄く平たく焼いた食べ物の総称らしい。クレープににているが、クレープは小麦粉で作られ、主にデザートととして食べるが、ガレットはそば粉で、そして食事のメニューとしても食べられているもの。
日本ではいわゆる日本そばがとにかく有名だが、世界には色んなそばの食べ方があり、そばの素晴らしさ、面白さを色んな形で伝えて行きたい、その入り口としてガレットを、というすそ野の広い希望がこのお店にはあるという。
店主は重陵加(しげ りょうか)さん。
古い京都の町屋を、色んな人の手を借りながら、基本的には自力で改修してこのお店を実現させた。
店の可能性を広げて行きたい。そこで、ライブ、どうですか。という訳だ。
色んな人の手を借りて、しかし基本的には自力で、というやり方、何かをやろうという勢い、飾らない情熱のようなものに、僕はいつの間にか共感していた。
ガレットをいただきながら(僕はブルターニュにも行ったことがあるのだが、食べていなかった。これ、旨いです!)話はまとまっていった。
何かできる。しかも、ここでしかできない何かが、できるかも知れない。
近いうちに企画は実現しそうだ。
写真は「さらざん」の厨房。小さく映っているのが重さん。(映せなかったが、店内は手作りならではの温かみと味のある空間)。
そしていただいたガレット。ちゃんと映ってくれるといいのだが。


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