花と葉の色のコントラストが素晴らしいもの、今のところ僕にとってのベスト3は菜の花、ザクロ、そしてムクゲだと前に書いた。
ムクゲはその姿に惚れ込んでから、名前を知るまでに時間がかかってしまった花で、名前を知った時にはとても嬉しかったのを覚えている。
あまり話題に上らない、地味な存在という印象があるが、僕には「夏の花」の一つとしてとても重要だ。
公園や道端にさり気なく咲いていることが多いが、大阪〜京都を結ぶ名神高速にけっこうな数が咲いている。
無造作に生えている感じなのだが、もしかしたら誰かが植えてくれたのかもしれない。
うだるような暑さ、潤いの乏しい風景の中で、何度目を洗われたか知れない。
真っ白、薄紫ががったピンク、白い花弁の中心が赤いもの、この三つが代表的だろう。
僕は三つとも大好きだが、三つ目のやつを「乙女のよう」と表現した人がいた。これにはなるほどとうなずいた。
花を知っている人ならば納得していただけると思うのだが。
写真を載せられず、すみません。

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