タバコが切れたのでコンビニへ買いに行く。
他に買うものも無いので直接レジへ。アルバイトらしき女の子がレジに立っている。
「ショートホープを下さい」
「あの、年齢を確認出来るものをお持ちですか?」
いかにもマニュアル通り。カウンターを挟んだ2人の間に何とも不思議な空気が生まれる。しかし、こんなこと聞かれたのは初めてだぞ。
「えっ・・・、年齢をですか?」
「あっ、はい」
この「あっ、はい」の中には「あなたが未成年じゃない事は一目で分かるんだけど、一応ね、マニュアルなのよね」というような微笑が含まれている。
・・・すんなりタバコ売ってくれよ・・・。
仕方がないので免許証を渡す。
女の子は受け取るが、無言ですぐに付き返してくる。30過ぎだと思ったわ、と言わんばかりに。
「300円になります」
・・・なんじゃそりゃ?
せめて「有難う御座います」なり「失礼致しました」ぐらい言えよ。年齢確認がマニュアルなら、その後の対応マニュアルだってあるんだろ?なんでそこだけ中途半端にしちゃうの?
このお兄さん(おじさん)をどう見たって高校生には見えないでしょ?中途半端にやるぐらいなら、臨機応変にやってちょうだい!
いろいろ思ったが「30過ぎ」なので思うだけで口にはしない。
なんともいえない気持ちで300円の買い物を済ます。
6月からは「タスポ」というカードがなければ自動販売機でタバコが買えないという。このカードは、とっても面倒くさい手続きを踏まなければ手に入らない。僕は、このとっても面倒くさい手続きをまだ踏んでいない。6月には、もう間に合わない。
これからコンビニでは毎度、免許証を提示しなければタバコを売ってくれないのだろうか?
普通に買い物出来ないなんて、なんか変だなぁ。
アルバムを聴いた人たちからの感想が届き始めた。すこぶる好評である。嬉しい。

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