ライブにお越し下さった皆様どうもありがとうございました。
終演後は店のマスターと今後のことをじっくり話すこともでき有意義な一日となった。
一昨日(24日)の寒さときたらなかった。体感温度(現場作業員の現場感覚というやつだが)で言えば、今年一番の冷え込みだった。とにかく風が冷たい。その寒風のなか、ゆや〜んゆよ〜んとロープにぶらざがっていたのである。「俺は今大阪で、誰よりも寒い所にいる」と、大阪でロープ作業をしていた清掃員の全員が思っていたはずである。
それが今日の暑さはなんだ。伊丹空港でゴンドラ作業をしていた人間にしか分からないかもしれないから具体的なことを言うと、洗剤をぬったそばから窓ガラスからモヤモヤと湯気がたちのぼり、さっさと拭かないとあっという間にかわいてしまいハイやり直しとなってしまう、そのくらいの暑さであった。
昔、「バナナで釘が打てます(それでもモービルワンは変わらない)」「缶の裏で目玉焼きが作れます(それでもモービルワンは変わらない)」という実に印象的な傑作コマーシャルがあったが、あれに倣って言えば、「窓ガラスで薄〜いクレープが焼けます(それでも収入は変わらない)」、そのくらいの暑さであった。
さて、今日から「三日坊主プログラム」第二弾に入る。
今回も地道に「ホップ(捨てる)」を続けよう。
しかし第一弾の経験を生かした一歩前進バージョンにシフトする。
作業時間を一日15分に制限するのだ。
「継続は力なり」という。あまり時間がかかっていては結局は続かなくなってしまう。そこで15分。しかし馬車馬のごとく働くようではこれも続かなくなるので、15分あれば必ず終わるように一日分のメニューを設定する。
「サルにもできる」では甘かったのだ。「サルが余裕をもってこなすことができる」これが必要な条件だ。
「三日坊主プログラム、その2」
2月26日 筆箱のなかの不要物を捨てる。
2月27日 A4棚(A4サイズの書類がちょうど入るように自分で作った横長の棚)の上の不要物を捨てる。
2月28日 辞書棚(机の横に置きすぐに辞書を取り出せるように自分で作った棚)の上の不要物を捨てる。
虎の巻に面白いことが書いてあった。そうじをする時には呼吸を意識せよというのだ。
なるほど今までの悲しきそうじ体験を振り返ってみても、膨大な作業量をまえに気持ちは焦り顔は曇り、心身ともに疲れきってしまうなか、確かに呼吸が浅くなっていた。そしてタバコに火をつけ、「ま、これくらいにしておくか」と挫折街道まっしぐらだったのだ。
呼吸を意識してそうじする、何だかちょっと深遠ではないか。
きのう相棒が、保育園かなにかを訪問する皇太子様のように僕の部屋を見渡し、ニヤニヤしながら実況中継を書いている横で、僕は必死で掃除機をかけながら「コ〜、ホ〜」と自分の呼吸に集中していたのだ。
これが効果ありだ。持久力が全く違う。
そうじ力上達の奥義のひとつに違いない。

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