阪急交通社が主催した「サロンカーなにわ」のツアーに参加してきた。

岡山から呉線経由で宮島口まで運転された「サロンカーなにわで行く瀬戸内鉄道クルーズ号」。久々の客車列車の旅だ。
********************************************************

乗車したのぞみ7号はJR西日本所属のN700系だ。

久々に美味しい幕の内弁当だった。

ツアーの出発地は関西。東京からのぞみ7号で新大阪までゆき、新大阪で車内を移動してツアー席に座った。

岡山駅で下車。阪急のツアー客は固まって乗車していたのでホームで添乗員の旗の下に集合した。

のぞみ7号は博多に向けて出て行った。この車両はN700系だが、JR西日本の3000番台車だった。

在来線との乗り換え改札は柵を開放して通過した。構内の電光表示板は「団体」と出ていた。

列車は1番線に入線してきた。トレインマークはなし。高架下なのでうす暗い。

電機はEF65の1000番台車。下関の所属だ。

サロンカーは6両編成で、1両減車だ。

客車には円板が付いていた。発電エンジンを回さない回送時に備えたものか。

車内に入るとスリッパにはき替える。が、ほとんどの参加者が靴のままだった。

車両は14系客車からの改造である。

車内は側通路方式の2−1座席配置だった。全車座席の向きが反対で入線してきたので、各自で転換した。

満員ではなかったので足を延ばせたが、シートピッチはとても広い。デッキとの間はステンドグラス風のアクリル板だ。

最後尾の1号車はゆったりした展望席とカウンターがある。

先頭の7号車は半室展望車だ。

福山で弁当積み込みのため停車。間違って全車のドアーが開いて休憩を促す放送まで流れたが、すぐに車内に戻る。

福山を発車すると弁当が配られた。

弁当の中身の懇切丁寧な説明書きが付いていた。

糸崎と聞くと独特の響きがある鉄道の街だ。

かつてC62などがたむろしていた糸崎機関区の面影はほとんどなかった。

三原に着くと「やっさ踊り」の踊り手たちがホームで歓迎の踊りを披露してくれた。

三原からは、新幹線と山陽本線に別れを告げて呉線に入っていった。

三原と呉にある酒造元の清酒の試飲が展望車のカウンターで行われた。

呉線は海岸沿いを走る。大きな造船所が線路際に迫る。この造船所の存在を再認識することが2日目にあった。

単線の呉線ながら快適な走りで、無駄な対向列車の待ち合わせなどはなかった。

海田市で再び山陽本線に合流した。

広島に来たらこれですねえ。EF67の補機が見えた。

広島に着いた。ここで3分の1が添乗員さんの旗の下に下車した。

広島を出ると地元の観光関係者が下車してしまい、カウンターは無人となった。

広島の次の西広島で待避線に入り、普通電車をやり過ごす。

車窓の右には広電宮島線が並走しはじめた。商工センター前の車庫にはたくさんの連接車が。

宮島が見えてきた。終点はもうすぐだ。

車掌さんが使っていた乗務員無線。サロンカーは客室以外は冷房が効かず、蒸し風呂のような暑さだった。

宮島口に着いた。ここで全員が下車。列車は待避線ではなく、下り本線に着いたのですぐに岩国方向へ回送された。

改札口の脇の柵から外へ出た。全国唯一の例となったJR連絡船の表示が貴重だ。

駅のスタッフが横断幕を持って歓迎してくれた。

ひろしま・宝しまレデイーさんから記念品を頂いた。

久々に見る宮島口駅舎。

すぐに上り列車で広島まで戻る。同じことを考えていたツアー客で車内は大混雑。115系3100番台の2扉車だったので途中駅では積み残しも出た。

横川では可部線が合流してきた。配線は興味深い。

0