さる1月28日に特急「開運」号復活運転に使用された京成電鉄3290型(3295〜3298の4連)は、その後4連運行の一般列車で使用されている。元もとの開運号は、3190型4連1本と3290型4連2本をバラして6連2本として座席指定特急として使われていた。開運号から引退した後はクロスシートとWCを撤去し、一般車として運用されていた。3190型は廃車になったが、3290型はVVVF試作車(2M2T)となった3291〜3294編成(ヘッドライトが角型)と、抵抗制御のままの3295〜3298編成が生き残っていた。今回このうちの後者が旧塗装に戻されて記念運転が行なわれたものである。
本日偶々乗車する機会があった。車内の広告は全て過去の開運号の写真を回顧させるポスターに取り替えられていた。ツートンカラーの旧塗装ながら、帯はステンレス帯ではなく貼り帯である。特急時代を彷彿させるものは何も残っていないが、赤一色時代でさえ覚えていない人が多くなる中、ツートンカラーの3290型は新鮮は印象を与えていた。

874列車(金町発→上野行き)高砂駅にて

高砂で運転士の交替(3298〜3295)

車内には開運号時代の写真が掲示してあった

3298号車の運転台付近側面

青砥駅停車中の3290型4連

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