京成電鉄ではスカイライナー以外、車掌の肉声による案内放送が一般的だったが、一般車運用の特急列車でも英語放送を開始した。主要駅発車後、二打点のチャイムに続いて女声による案内放送が流れる。昨日3600系(芝山鉄道所属車)の特急に乗車した際、初めて聞いた。成田空港利用客に備えたものと思うが、やっという感がする。
かつて京成電鉄ではカセットテープによる案内放送を実施していたことがあるが、駅ごとに違う音楽がバックグラウンドミュージックとして流れるものの騒音化した放送となり、機器の陳腐化とともに取りやめになった経緯がある。ライバルのJR総武快速線E217系エアポート快速では、車掌が可搬型の再生装置を持ち歩き、それをマイクを通して流すという原始的方法が採られているが、京成の方式が巧く育つように祈りたい。

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