今年の札幌は12月になっても暖かいですよね。
雪像にとっては寒い方がいいのはもちろんなのですが、前回
の様に制作期間中ずっと吹雪いている様な天候では、作る人
間が参ってしまいます。
ぷよ出没注意!としては過去7回の雪まつりに参加していま
すが、気温に振り回されたのは何といっても2002年の雪まつ
りです。
この年は記録的な暖冬で、制作期間中の昼間は毎日プラスの
気温、高い日は10度近くになる日すらありました。
当然雪像にも影響はありありで、気温の上がる昼間は雪像全
体がやわらかくなってしまい、無理に作業を続けると崩れて
しまう恐れがあります。
そのため、朝から作業を始めて気温が上がってくるお昼頃に
一旦休止、気温が下がる夕方から作業を再開するというスケ
ジュールにせざるをえません。
しかも作業を中断している昼間に、雪像の表面が少しずつ溶
けてしまうので、夕方の作業再開の時にまず行う事は、溶け
てしまった部分の補修でした。
こんな状況ですからスケジュールは遅れまくり、なんとか制
作期間内に雪像は完成出来たものの、雪まつりが始まってか
らも昼間の気温は下がらず、会期中に雪像はみるみるやせ細
ってしまいました。
この異常気象に、実行委員会も補修日以外でも補修する事を
許可しましたが、大通公園はあちこち黒い土が見えてる様な
状態で、補修しようにも継ぎ足す雪がありません。
きれいとまではいかなくてもマシな雪を何とか探し出して補
修し、私達の雪像は会期終了まで維持する事が出来ましたが、
市民雪像の中には会期終了まで形を維持できずに崩れてしま
うものもありました。
こういう経験がありますと、今冬の暖かさにはどうしても不
安になってしまいます。12月は暖かくても1月になったら急
に寒くなった年もありましたから、いらぬ心配かもしれませ
んけどね。
14日の抽選日、仮に暖冬になっても影響が少なくなる場所は
どこだろうと考えて、目に付いたのが9丁目。
市民の広場として雪のすべり台などが作られる9丁目には、
10丁目寄りに木が集まって生えている場所があります。
木の影になる場所であれば、気温が高くなっても他の場所よ
りも影響が少なくなるのではないだろうか?
前置きがものすごく長くなりましたが、2007年の雪まつりで
ぷよ出没注意!が製作する雪像は、9丁目会場の中でも10丁
目寄り、木が多く生えているあたりに配置されます。
この選択が吉と出るかどうかは、1月終わりの雪像製作が始
まる時までわかりません。もちろん吉とならない方がいいに
決まってるのですが・・。

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