悲しい知らせはいつも突然やってきます。
仕事の休憩中にそのかたの訃報を知りました。
まだワタシが駆け出しの頃に、その当時お世話になっていたお店のママに
連れられて行った「英国館」でお目にかかったのが最初でした。
後日、顔を合わすたびによくそのことをおっしゃってましたね。
それからしばらくして、その「英国館」で
ご一緒させていただくようになりましたし、
ワタシのライブにもたまにいらしてくださいましたね。
そのときいただいたお手紙、いまだに持ってますよ。
どんなジャンルの曲でも見事に叩きこなすその裏側には
音のセンスの良さと地道な勉強の積み重ねが見え隠れしていました。
もう一度「Teach Me Tonight」をご一緒したかった。
だって、あんなフィーリングで叩いてくださるプレーヤーに
ワタシ、まだ出会ってないです。
何年か前に現役を退かれてその消息をどなたかに伺ったところ
「小説を書く」とかいうお話をお聞きしたことがありましたが
小説ではなく「伝説」になってしまわれましたね。
もう少ししたら「英国館」の先代社長とベースのマコトさんに
会われるのかしら。
また3人でああでもない、こうでもない、あいつはどうのこうの・・
とお話をされるのでしょうね。
なんだかまだ信じられませんが
「おい、オオコシ、ありがとな」って声が聞こえた気がしました。
宮川さん、ありがとうございました。
初めてお目にかかったときの
あの、はにかんだようなあなたのまなざし、
ワタシは忘れません。