初冬の訪れ、-4°の朝、今シーズン2回目の冷え込み。
収穫をギリギリまで伸ばしている、冬季備蓄用の秋野菜が冷え込む畑で頑張っている。
キャベツも表面には厚く霜が付き、水滴は凍り付いている。
それでも、日中は気温が10°まで上がるので、まだ成長の余地があるかもしれない。
野菜は寒くても生き延びようと、己の糖度をあげる。
白菜もキャベツも、芯の厚い茎部分が水分と共に糖度を溜め、飛び切り旨くなる。
舌先の旨さではなく、これから来る寒い時期に人間の体が耐える為に必要な栄養素が、寒さに耐えている野菜が持っている筈。
そう、寒さに向かう体が喜ぶ味。
旬の野菜は、生薬ではないかと感じるこの頃。
今朝は、霜で真っ白な下仁田ねぎを取って来て、味噌汁と納豆の薬味にした。
辛味が効いてスパイシー。