空梅雨で蒸し暑い軽井沢です。
軽井沢ではいつものこの季節なら朝晩に長袖のシャツは必須でしたが、今年は朝から夜まで半袖で過ごせるこの季節、やはり、温暖化なのでしょうね。
ブログではアップしていませんでしたが、今年もシジュウカラが我が事務所のポストに営巣しました。(
昨年のシジュウカラ)
昨日も親鳥に餌をねだるかよわい「ピーピーピー」との鳴き声が賑やかでした。
いつもその微笑ましい鳴き声、姿、楽しませてもらっていたのですが・・・・
シジュウカラのお陰で、事務所の出入の際に入口横のあるポストを覗くのがこの頃の習慣となっているのですが、先程も覗いてその瞬間に後ろに撥ね退きました。
ポストの中に居たのはかわいい雛でなはかったのです。
もう一度、意を決してポストの中を覗いて確認しましたら、青大将です。
もう、雛の鳴き声は聞こえません。
自然豊かな軽井沢といっても、私の事務所は県道沿いで山の中ではないのですがヘビが雛を襲うなんて、自然の厳しさですね。
今となれば、忙しさにかまけて庭先の草刈りをしなかったことが悔やまれます。
いやいや、悔やんでいる場合ではありません。
事務所の入口のポストの中には青大将が居るのですから。
この青大将のこれからの処遇をどうすべきか?
ネズミの天敵でもあるし、人間が無用に自然に手を掛けないべきか?
事務所の入口ですし間違って事務所の中に入られたら?
そんな事を考えている間にもシジュウカラの親は必死に鳴き続けています。
そう、人間が巣に近づいたときに鳴く警戒を意味する鳴き方で。
躊躇のあったものの私はヘビを殺す事に決めました。
長めの棒を片手にポストの中の青大将を挑発しました。
青大将は向こう気が強く勢い良くポストから飛び出てきました。
「思ったよりデカイ!」
私はその青大将の勢いに押され後退りです。(情けなや・・・)
向こうは自然界の手垂れ、こちらはひ弱な人間、それに腰が引けている、あっという間に青大将の姿を見失いました。
しかし、そこの草がかすかに微振動し続けています。
その先の庭道具を静かに避けてみたら下でとぐろを巻いています。
「デカイ!」
青大将は透かさず草むらへと逃走し始めたところを手に持っていた棒で青大将の頭を数回殴りました。
一撃でよかったのでしょうが、人間心理とでも言いましょうか、「もし外したら」と思えば執拗に青大将の頭を連打していました。怖さの現われでしょう。
死を迎えた青大将は最後の苦しみで全身を捩っています。生命力の強さが災いしているように見えます。
見るのもおぞましい姿です。
ヘビの生殺しだけはしていけないと昔から言われますので、広い場所に引きずり出し(重い!)再度、頭を潰しました。
再度、長さを確認しようと頭の潰れた青大将の元へ行きましたがその状態で草むらまで逃げ込んでおりました。物凄い生命力です。
青大将は1.3mでした。
こんな事があると庭先に出るにも長靴を履いてしまう、頭の上や木の枝を確認してしまいます。
頭の上からヘビが降ってきたら嫌ですからね。
そんなひ弱な私ですが、改めて自然との共存の難しい事を感じました。
取り急ぎ、事務所の廻り、家の周りの草刈にあたろうと思います。